kintyre's Diary 新館

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映画『ビザンチウム』を観て

2013-09-23 18:31:14 | 映画・ホラー,サスペンス,スリラー

13-76.ビザンチウム
■原題:Byzantium
■製作年、国:2013年、アイルランド・イギリス
■上映時間:118分
■料金:1,800円
■観賞日:9月23日、TOHOシネマズシャンテ(日比谷)



□監督:二ール・ジョーダン
◆シアーシャ・ローナン
◆ジェマ・アータートン
◆サム・ライリー
◆ジョニー・リー・ミラー
◆ケイレブ・ランドリー・ジョーンズ
【ストーリー&感想】
 『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』の鬼才ニール・ジョーダン監督が、約20年ぶりにヴァンパイア映画に挑んだヒューマンドラマ。大きな秘密を抱えた少女が、悩んだり傷ついたりしながらも新しい人生の第一歩を踏み出す勇気を、情緒豊かに映し出す。

放浪生活を送る16歳の少女エレノアと8歳年上のクララが、海辺のリゾート地を訪れる。若いウェイターのフランクと知り合ったエレノアは彼に自分に似た孤独を感じ、親近感を抱く。一方、クララは内気な青年ノエルを言葉巧みに丸め込んでいた。
クララは彼が唯一の肉親である母から相続した老朽化したゲストハウス「ビザンチウム」を改装して売春宿に仕立て、ポン引きの男を誘惑する。だが、クララとエレノアの真の姿は、人間の血を吸って生きる吸血鬼の母娘なのだ。
ある日エレノアは、自転車事故を起こしたフランクと再会。けがをした彼の様子をみて、エレノアはフランクが白血病である事を知る。
フランクと心を通わせるにつれ、“自分たちの秘密を知った人間は抹殺する”という掟に良心の呵責を感じたエレノアは、自分の生い立ちを文章に綴る事でフランクに告白する決意をする。フランクは彼女の告白に動揺しながらも、エレノアへの愛を貫こうとするが、それに気づいたクララはフランクの命を狙う。

一方、クララが吸血鬼になるきっかけを作った“同盟”と呼ばれる不老不死の吸血鬼集団が2人に迫っていた……。同盟は女性を認めていないので二人は常に追われていたのだった。

タイトルは「ビザンチウム」であってもトルコが舞台でもなく、これは安宿の名称。この作品の斬新なのは吸血シーン、確かにグロい場面もあるのだが、エレノアは長く伸びた爪を立ててコソッと血を吸う。この申し訳無さそうにはにかんだ様子がアップになるとゾクッとした観客もいただろう、あの表情を作ったシアーシャ・ローナンは上手い。それとは逆にクララは女の武器を最大限に生かして一気に相手の命を奪う、こちらの方が吸血鬼のイメージ?に近いだろう。
この二人が逃避行を続けているのは、実は19世紀初頭、クララはまだ少女だった頃に、悪い男に騙され娼婦に身を堕とすが、ある時、機転で謎の地図を奪い、孤島での儀式を経てヴァンパイアになった。これが今回の全ての伏線になっている。

エレノアが白血病を患っているフランクに恋をしたこと事態が掟破りなのだが、彼女は吸血同盟の掟を破ってまで、フランクに自分の正体を明かしてしまう。そして自身も受けた孤島での儀式を彼に永遠の命を与えるのだった。

このヴァンパイア映画、実に良く出来ていた。ヴィジュアル的にも儀式を受ける孤島でのシーンでは洞窟の横の滝が血の滝となって真っ赤に染まって流れ落ちるという光景。これは非常に印象的だった。色の巧みな使い方、ガブリと噛みつくだけではなく控え目に血を吸ったりする反面クララはエロくグロな吸血鬼だった。
クララを演じたジェマ・アータートンのエロさ、エレノアを演じたシャーシャ・ローナンの困ったような表情とかも良かったが、200年前の話の部分はもう少し膨らませた方が良かったかな?

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2 コメント

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Unknown (ミス・マープル)
2014-11-04 21:51:06
TBありがとうございます。
バンパイアの世界でも男性優位かとびっくり。
やはり圧巻はラスト付近の滝の水が血に変わる時でしたね。あの赤は印象的でした。
200年前と現在をうまく組み合わせた構成もなかなか興味深かったです。
Unknown (kintyre)
2014-11-09 13:36:23
>ミス・マープルさん、返事が遅くなり失礼します。

個人的にヴァンパイア映画は好きです。今回のは
母娘が200年前から放浪しながら、生血を吸い、母は
世界最古の職業で生活費と血を得るという設定は
ユニークでした。それとあの血の滝はストーリーの
細かい部分は忘れてもあの映像はこの作品のハイ
ライトとして記憶されますね。

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