kintyre's Diary 新館

野球(西武ファン)や映画観賞記等を書き綴っています。野球のオフ期には関心の高いニュース等も取り上げています。

映画『50/50 フィフティ・フィフティ』を観て

2011-12-05 14:57:23 | アメリカ映画 2011

11-82.50/50 フィフティ・フィフティ
■原題:50/50
■製作年・国:2011年、アメリカ
■上映時間:110分
■字幕:石田泰子
■料金:1,800円
■鑑賞日:12月4日、TOHOシネマズ渋谷
 


□監督:ジョナサン・レヴィン
□脚本・製作総指揮:ウィル・レイサー
□製作総指揮:ネイサン・カヘイン
□撮影監督:テリー・ステイシー
□美術:アニー・スピッツ
□衣装デザイン:カーラ・ヘットランド
□音楽:マイケル・ジアッキーノ
◆ジョセフ・ゴードン=レヴィット(アダム)
◆セス・ローゲン(カイル)
◆アナ・ケンドリック(キャサリン)
◆ブライス・ダラス・ハワード(レイチェル

◆アンジェリカ・ヒューストン(ダイアン)
◆マット・フルーワー(ミッチ)
◆フィリップ・ベイカー・ホール(アラン)
【この映画について】
ガンで余命わずかと宣告された青年の葛藤(かっとう)と周囲の人々の姿を、笑いと涙を交えてつづるハートフル・ドラマ。コメディー俳優セス・ローゲンの親友で、ガンを克服した脚本家ウィル・ライザーの実話を基に、シリアスになりがちな闘病記を新鋭ジョナサン・レヴィン監督がユーモラスに描き出す。
迫り来る死を意識しながら病魔と闘う主人公を、『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが好演し、彼の親友をセス・ローゲンが演じる。(この項、シネマトゥデイより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
シアトルの公営ラジオ局で働く27歳のアダムは火山の番組を取材中で、信号はきちんと守り、ジョギングが好き(シアトルなので一昔前のマリナーズの野球帽を被っていた)で絵に描いたような律儀な性格だが、ガールフレンドで画家のレイチェルは、アーティストのせいかマイペース。同僚で親友のカイルも女好きでお気楽なタイプだ。
ある日、アダムは腰の痛みが治まらないので検査を受けると、「悪性神経鞘腫 神経線維肉腫」、つまり「ガン」と診断される。酒もタバコもやらないアダムだが、このガンは5年後の生存率が50%、転移後の生存率は10%という過酷な病気だった。

落ち込んでいてもしかたがないと腹をくくったアダムは、医師の指示に従って抗ガン剤治療を受け、さらにセラピストのキャサリンの診察を受けることに。まだ24歳でセラピーの経験が少ない彼女に不安を抱きつつアダムは前向きに病気と闘おうとするが、抗ガン剤治療は思った以上に過酷だった。
そんな中、スキンヘッドにしたアダムはアランやミッチという患者仲間に励まされて病を乗り越えていく。一方、カイルはアダムと一緒に行った本屋で美人店員に声をかけ、まんまとデートの約束をとりつけたところ、そのデート先のギャラリーでレイチェルが他の男とキスする現場を目撃してしまう。これをきっかけにレイチェルは看病疲れを告白、ついにアダムも彼女との別れを決意する。

そんな折、病院にバスで通うアダムをキャサリンが送ってくれ、彼女と話しているとアダムはリラックスしている自分に気づく。しかし、患者仲間のティムが息を引きとり、さすがにアダムも自分の余命をリアルに意識し始めた。さらに彼は医師から、抗ガン剤が効いていない現実を知らされる。大きくなった腫瘍は摘出手術を行わないと、転移の危険があるという。「自分が生きる確率は50/50(フィフティ・フィフティ)。半分の確率に賭けるのもいいじゃないか」と決意を固めたアダムは、愛する両親とカイル、そしてキャサリンに見送られ、手術台に上るのだった……。

最近この手の作品が増えているような気もしますが、やはり27歳という若年で癌を宣告されたらどんなに強靭な精神の持ち主でも「死」を意識するだろう。本作は脚本を書いたウィル・レイサー氏の体験談で、レイサー氏がセス・ローゲンと親交があり、そんな関係で脚本化したそうで、実際にセス・ローゲンもプロデューサーとして名を連ねている。
実話に基づいた作品だが、果たしてどこまでが本当の体験談でどこまでが脚色されたのか判り辛いが、随所に洒落っ気のあるシーンが目立つのでセス・ローゲンのアイデアもかなり盛り込まれている可能性大だ。

主人公のがん患者を演じるジョセフ・ゴードン=レヴィットは「(500日)のサマー」や「メタルヘッド」での怪演が記憶に新しい俳優で、本作では出演が撮影開始前に急遽決まったとのこと。それでも彼の演技の奥深さを感じさせられた。でも、あのバリカンで頭を丸めるシーンは見ていてドキドキしました。
対するセス・ローゲン、「グリーン・ホーネット」では勝手に一人で目立っていて悪評を振りまいていた?が、本作では良い意味で他の出演者とは異なるカラーを出していた。癌発症で落ち込むアダムを天真爛漫な性格そのままに励ます親友の役で、こういう個性が彼の持ち味となりそうだ。
女優陣では癌発症後、浮気現場をカイルに目撃されたレイチェル役のブライス・ダラス・ハワード(ロン・ハワード監督の娘)は浮気がばれる役(男としたら許せないけどね)、研修中の頼りなさそうなセラピストを演じるのはアナ・ケンドリック。アダムから別れを告げられてから、アダムを精神的に支えることになるアナ・ケンドリック、「マイレージ・マイライフ」では嫌な新入社員役を演じていたけど、その美貌はこれからが楽しみな女優さん。でも、車内が滅茶苦茶汚くてアダムに嫌味を言われていたけど、綺麗な女性でもあれでは幻滅だな自分だったら。

ストーリー的には癌治療の辛さ、特に、病院での治療で知り合った高齢者の二人の一人が、急に亡くなったことで落ち込むアダム。最後は、しい治療に挑むことで覚悟を決めるのだが、最後まで身近で励まし続けていたのが冗談ばかり言っているカイルだった。そして、いつもお節介ばかり焼きたがる母だった、そこにこれからはキャサリンがその輪に加わって、メデタシメデタシ。
それにしてもアメリカの医師って、日本のように深刻に(別に私は癌経験者では無いですが)告知しないのですね。

ジャンル:
映画
キーワード
セス・ローゲン レイチェル キャサリン 50/50 アナ・ケンドリック ジョナサン 製作総指揮 グリーン・ホーネット メタルヘッド マイレージ
コメント (2) |  トラックバック (30) |  この記事についてブログを書く
Messenger この記事をはてなブックマークに追加 mixiチェック シェア
« 横浜DeNAベイスタ... | トップ | 柔道金メダリスト... »

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (リバー)
2012-01-15 17:36:35
TB ありがとうございます。

設定は重いが 内容はコメディ色で
楽しく見れましたね

セス・ローゲンがいい味でした!
Unknown (kintyre)
2012-01-15 17:50:45
>リバーさん、こんばんは
ご指摘通り「若くして癌を発症した物語」ときけば重い展開を想像しますが、セス・ローゲンの個性が発揮されていてコメディ色も出ていたのは良かったです。
深刻な場面との調和が取れていたと私は思います。

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。
※文字化け等の原因になりますので、顔文字の利用はお控えください。
下記数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。この数字を読み取っていただくことで自動化されたプログラムによる投稿でないことを確認させていただいております。
数字4桁

30 トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
『東京公園』『インモータルズ -神々の戦い-』『friends もののけ島のナキ』『50/50 フィフテ ィ・フィフティ』 ベスト・オブ・ベ... (映画のブログ)
 ムービープラスとユナイテッド・シネマとau one 映画 が共同で実施しているベスト・オブ・ベスト アワード2011。  その4部門に投票したので、内容を紹介する。  投票に当たっては、例によって当ブログ...
ガンになりまして・・・ (笑う学生の生活)
1日のことですが、映画「50/50」を鑑賞しました。 まだ27歳のアダムはガンと宣告されて 5年後の生存率は50%・・・ いわいる難病モノなのですが 感動、泣きだけではなくて 根底にあるのはユーモア 難病モノでコメディベースというのが なんとも新鮮! ちょっ....
50/50 フィフティ・フィフティ (あーうぃ だにぇっと)
50/50 フィフティ・フィフティ@なかのZERO
『50/50 フィフティ・フィフティ』 (こねたみっくす)
27歳、生存率50%のガン宣告。友だち、家族、仕事、好きなひと…。人生、あきらめるには早すぎる。 実際にガンを克服した脚本家ウィル・ライザーの実体験をもとに描かれたこの作品 ...
50/50 フィフティ・フィフティ (風に吹かれて)
27歳で癌告知 [E:shock] 公式サイト http://5050.asmik-ace.co.jp酒もたばこもやらずに、ラジオ局で番組制作の仕事をしている27歳の青年アダム(ジョセフ・ゴードン=レ
50/50 フィフティ・フィフティ (食はすべての源なり。)
50/50 フィフティ・フィフティ ★★★☆☆(★3つ) 27歳、生存率50%のガン宣告。 人生あきらめるには早すぎる。 って、完全に予告に騙されましたよ。。。 もっとハートフルコメディかと思いきや、がっつり闘病生活でしたな。。。もっと笑いたかったのに。 親友...
50/50 フィフティ・フィフティ / 50/50 (勝手に映画評)
脚本家ウィル・レイサーのガン闘病体験を元にした作品。 健康的な日常を送っていた27歳でのガン宣告。若いとガンは進行しますからねぇ。複雑&混乱すると思います。って言うか、私も今この時点でガン宣告を受けたら、どう思うんだろうなぁ。 ガンを描いた映画というと、...
2011年11月24日 『50/50 フィフティ・フィフティ』 なかのゼロホール (気ままな映画生活(適当なコメントですが、よければどうぞ!))
『50/50 フィフティ・フィフティ』 を試写会で鑑賞しました。 中々重たいテーマでしたが、すっきりとした終わり方で良かった 【ストーリー】  酒もタバコもやらない陽気な青年アダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は27歳でガンを患い、5年の生存率は50パー...
50/50 フィフティ・フィフティ (キノ2)
★ネタバレ注意★  今をときめくジョセフ・ゴードン=レヴィットの主演作です。  ウィル・ライザーが自身の実体験をもとに執筆した脚本を、かれの親友であるセス・ローゲンが製作及び助演を務めて映画化した作品である由。  シアトルのラジオ局で番組制作に携...
『50/50 フィフティ・フィフティ』 (ラムの大通り)
(原題:50/50) ----「50/50」ってどういう意味? 「文字どおり“フィフティ・フィフティ”。 可能性は半々ってこと。 じゃあ、簡単にストーリーを…。 アダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、酒もたばこもやらない普通の青年。 なのに、ある日、ガンを宣告され...
50/50 フィフティ・フィフティ (佐藤秀の徒然幻視録)
映画自体がセラピー? 公式サイト。ウィル・ライザー脚本、ジョナサン・レヴィン監督、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、セス・ローゲン、アナ・ケンドリック、ブライス・ダラス・ ...
〜『50/50 フィフティ・フィフティ』〜 ※ネタバレ有 (〜青いそよ風が吹く街角〜)
2011年:アメリカ映画、ジョナサン・レヴィン監督、ジョセフ・ゴードン=レヴィット、 セス・ローゲン、アナ・ケンドリック、ブライス・ダラス・ハワード、アンジェリカ・ヒューストン出演。
50/50 (映画的・絵画的・音楽的)
 『50/50 フィフティ・フィフティ』を、TOHOシネマズ渋谷で見ました。 (1) この作品も、前回の『RAILWAYS』と同様、随分と手堅くまとまりよく作られているなという感じがしました(その作品と同じように、全体的には、可もなし不可もなし、といったところでしょうか)...
50/50 フィフティ・フィフティ (新・映画鑑賞★日記・・・)
【50/50】 2011/12/01公開 アメリカ PG12 100分監督:ジョナサン・レヴィン出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット、セス・ローゲン、アナ・ケンドリック、ブライス・ダラス・ハワード、アンジェリカ・ヒューストン、マット・フルーワー、フィリップ・ベイカー・ホール ...
「50/50 フィフティ・フィフティ」:ライトでコミカルな癌ドラマ (大江戸時夫の東京温度)
映画『50/50 フィフティ・フィフティ』は、ジョセフ・ゴードン・レレヴィットが
「50/50 フィフティフィフティ」 (Con Gas, Sin Hielo)
少し道に迷っただけ。 ごく普通の青年アダムは、ある日ガンを告知される。 はっきりと自覚ができずに、病院の他の患者を他人事の目でしか見られない。あまりに予想外で笑いすら浮かんでくる。 しかし周りから少しずつ明らかに変わり始める日常。 突然行き止まりとな....
50/50 フィフティ・フィフティ (だらだら無気力ブログ!)
アナ・ケンドリックは綺麗というよりかは可愛い!
50/50 フィフティ・フィフティ/ジョセフ・ゴードン=レヴィット (カノンな日々)
『(500)日のサマー』のジョセフ・ゴードン=レヴィットが今度は桁を1つ減らしたこの作品で主演を務めるんだと、予告編を目にするたびに思っていたのは内緒です。『インセプション ...
『50/50 フィフティ・フィフティ』 ('11初鑑賞172・劇場) (みはいる・BのB)
☆☆☆☆☆ (10段階評価で 10) 12月10日(土) シネ・リーブル神戸 シネマ1にて 13:55の回を鑑賞。
50/50 フィフティ・フィフティ (心のままに映画の風景)
ラジオ局で働く27歳のアダム (ジョゼフ・ゴードン=レヴィット) は、背中の痛みで病院へ行くと脊髄の癌と宣告される。 ガールフレンドのレイチェル (ブライス・ダラス・ハワード)や親友カイル(セス・ロー...
No.285 50/50 フィフティ・フィフティ (気ままな映画生活)
【ストーリー】 ガンで余命宣告を受けた青年の姿を笑いや涙を交えて描くハートフルドラマ。酒もタバコもやらない普通の青年アダムは27歳でガンを患い、生存率50%と宣告される。同 ...
50/50 フィフティ・フィフティ (菫色映画)
50/50 [DVD]2011年 アメリカ 監督:ジョナサン・レヴィン 出演:ジョセフ・ゴードン=レヴィット    セス・ローゲン    アナ・ケンドリック    ブライス・ダラス・ハワー ...
『50/50 フィフティ・フィフティ』・・・身近なガン患者への接し方とは (SOARのパストラーレ♪)
ガン患者を主人公に据えた作品だが、壮絶な闘病物語でもなく、その生死をめぐる感動号泣ドラマでもない。世話役を買って出たはずの恋人は去ってしまうし、親友も影で涙を流すどころかガンをネタにして悪ふざけの日々。担当となった新米セラピストもどこか頼りない。 それ...
50/50 フィフティ・フィフティ(2011) (銅版画制作の日々)
人生、あきらめるには早すぎる。 評価:+5点=75点 東宝シネマズ二条にて鑑賞。 メタルヘッドのジョセフ君が、一転してごく普通のちょっと弱気で優しい青年 アダムを好演! この柔らかな表情がたまらなく心を癒してくれる。そんな彼が突然医者からガン宣告を受け....
「50/50 フィフティ・フィフティ」 ポジティブとネガティブと拮抗 (はらやんの映画徒然草)
いわゆる難病ものというのは、あまり好きじゃなかったりします。 (特に邦画の)難病
『50/50 フィフティ・フィフティ』 (2011) / アメリカ (Nice One!! @goo)
原題: 50/50 監督: ジョナサン・レヴィン 脚本: ウィル・レイサー 出演: ジョセフ・ゴードン=レヴィット 、セス・ローゲン 、アナ・ケンドリック 、ブライス・ダラス・ハワード 、アンジェリカ・ヒューストン 試写会場: なかのZEROホール 公式サイトはこち....
五分五分だけど、君となら 〜『50/50 フィフティ・フィフティ』 (真紅のthinkingdays)
 50/50  アダム(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)はシアトルに住む27歳。前衛画家 のレイチェル(ブライス・ダラス・ハワード)と付き合い、高校時代からの親友 にして公営ラジオ局の同...
50/50 フィフティ・フィフティ (Diarydiary! )
《50/50 フィフティ・フィフティ》 2011年 アメリカ映画 − 原題 −
50/50 フィフティ・フィフティ☆独り言 (黒猫のうたた寝)
なんか小難しい名前の病名に、きょとんとしてしまうのは普通の反応。生存率は50%の癌の宣告されたのは27歳のアダム。リスクのある生活は避けて通ってきたはずなのに突きつけられた事実に愕然としながら、平静を装ってみたものの、先に周囲の方が彼を見る目を変えていく。...
50/50 フィフティ・フィフティ (とりあえず、コメントです)
突然にガンが見つかってしまった27歳の青年の姿を軽快なテンポで描いた作品です。 主演のジョセフ・ゴードン=レヴィットが髪を刈り上げるビジュアルが印象的だったので気になっていました。 ガンを告知されて闘病生活に入った主人公の葛藤や悩み、そして希望が素直な視点...

あわせて読む