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映画『ムーンライズ・キングダム』を観て

2013-02-09 22:41:42 | 映画・ドラマ、アクション

13-11.ムーンライズ・キングダム
■原題:Moonrise Kingdom
■製作年、国:2012年、アメリカ
■上映時間:94分
■観賞日:2月9日、新宿バルト9(新宿三丁目)
■料金:1,800円

 

□監督・脚本・製作:ウェス・アンダーソン
□脚本:ロマン・コッポラ
◆ブルース・ウィリス(シャープ警部)
◆エドワード・ノートン(ウォード隊長)
◆ビル・マーレイ(ミスター・ビショップ)
◆フランシス・マクドーマンド(ミセス・ビショップ)
◆ティルダ・スウィントン(福祉局職員)
◆ジャレッド・ギルマン(サム・シャカスキー)
◆カーラ・ヘイワード(スージー)
◆ジェイソン・シュワルツマン(いとこのベン)
◆ボブ・バラバン(ナレーター)
【この映画について】
『ザ・ロイヤル・テネンバウムズ』などで異彩を放つウェス・アンダーソン監督による異色コメディー。1960年代のとある島を舞台に、ボーイスカウトに所属する一組の少年少女の逃避行と彼らを追う大人たちの姿を描く。遊び心あふれる独特の映像センスがさえる物語は、第65回カンヌ国際映画祭コンペティション部門に選定され、高い評価を得た。
キャストにはブルース・ウィリス、ビル・マーレイ、エドワード・ノートン、ティルダ・スウィントンら豪華な顔ぶれがそろう。
(この項、シネマトゥデイより転載しました)
【ストーリー&感想】(ネタバレあり)
1965年、アメリカのニューイングランド沖に浮かぶニューペンザンス島。12歳のスージー・ビショップは、厳格でお堅い父ウォルトと、口うるさくいつもせわしない母ローラ、そして3人の幼い弟たちと海沿いの大きな屋敷で暮らしていた。趣味は本を読んで自分だけの世界に浸ることと双眼鏡での観察。
ある日、スージーはその双眼鏡で母とシャープ警部の密会を目撃する。同じ頃、ウォード隊長率いるボーイスカウトのキャンプ地では、隊員の一人が置き手紙を残して姿を消す事件が起きていた……。

1年前、ボーイスカウトの活動で劇を観に行ったサム・シャカスキーと、カラス役で出演していたスージーはわずかな言葉を交わしただけで惹かれ合い文通を開始。1年にわたる手紙のやりとりを通して密かに駆け落ちの計画を練っていた。
草原で落ち合った二人は“3.25海里 潮流口”を目指し愛の逃避行に出る。手つかずの自然が残ったその美しい入江を“ムーンライズ・キングダム”と名付けた二人は、海に飛び込み、絵を描き、本を読み、夢を語り合い、ダンスを踊り、初めてのキスをする。翌朝、二人がいなくなったことに気付いた大人たちは右往左往。

娘を誘惑したとウォード隊長に食って掛かるビショップ夫妻だったが、ボーイスカウトの少年たちによって二人は見つかり、離ればなれにされてしまう。だがサムの両親は里親で「変わり者のサムはもう引き受けられない」と言い、福祉局の説明によると、問題児のサムは少年収容所に戻される可能性が高いという。
長年トレーラーハウスで孤独な生活を送ってきたシャープ警部は、身寄りのないサムを預かり、男同士で愛について語りあう。そしてスージーも自分の思いを初めて母親に打ち明ける。サムをのけ者にしていたボーイスカウトのメンバーたちも同情するようになり、ウォード隊長に内緒で二人の駆け落ちを手助けすることに。やがてスージーとサムは、小さなボートを漕いで島からの脱出を図るのだが……。

ウェス・アンダーソン監督の下にブルース・ウィリスやアカデミー女優ティルダ・スウィントンに加えて、ビル・マーレイやエドワード・ノートンまで揃う豪華なキャスティングだ。主役は子役の二人なので、これだけのベテランが出演しているので、子役二人も思う存分?自分の演技に集中出来たのでは。
ブルース・ウィリスは最近出演作が多いのだが、今回は頭頂部が寂しくなりつつある孤島の警部という役所で、実は不倫密会しているという身分。サムの本当の両親はここには登場せずに、里親が登場する。だが、里親もサムには厳しく接し、スージーとの一度目の逃避行に失敗して以来見捨てられ、少年収容所に戻されると知ってボーイスカウト仲間らの同情を買って、スージーとの二度目の逃避行を全員で手助けすることに。そして紆余曲折を経てサムは独身のシャープ警部が引き取ることになり、スージーとも会えるようになりメデタシメデタシ。

ウェス・アンダーソン監督の脚本の良さもある上に、子役二人も上手かった。スージー役のカーラ・ヘイワードはこれが映画初出演という初々しさもあり、子供っぽさの中にも大人びいた雰囲気もあって今後子役女優としての道を進むのなら注目に値するだろう。普段はハードなアクション映画がお似合いのブルース・ウィリスもここでは不倫警部の役だが、たまにはこういう役を見るのも新鮮な感じがする。
全体を通してフランス映画の様な画作りで、12歳の子供の駈け落ちに大人が右往左往する様子をコミカルに描いていて飽きさせない。途中でキャンプ地を嵐が襲う所からは進行が早くなり、最後はブルース・ウィリスが里親になるというオチもユニークだ。アメリカ映画でもこういう作品に仕立てられたのは、やはりウェス・アンダーソン監督の手腕が大きかったのだと思う。だからこそ、これだけのスターが集結したのでしょうね。

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