生石高原・紀伊の風

紀州和歌山の季節と自然のフォトページ

梅雨 生石高原

2017-07-08 | 季節は今

久し振りに生石高原の朝焼けだ。日の出位置は最北寄りの高野山付近である。
梅雨シーズンの高原は、希少種を含めたくさんの草花を愛でることが出来る…
唯、雨もしくは雨後の濃霧が多く、天候回復を待つ間に時期を逸してしまう…
お目当ての草花の見頃に間に合うかどうかが、悩ましいところである…

      
          「カキノハグサ」 柿の葉草  ヒメハギ科、多年草

 

      
            「イナモリソウ」 稲森草  アカネ科、多年草

この時期はススキ草原より下の灌木林が魅力的だ。薄暗く湿気の多い場所を好む草花が自生する…それがまた、可憐な姿を見せてくれる…が、人間にとっては“やぶ蚊”や“クモの巣”に“濡れた泥状腐葉土”…余り快適な場所ではない。


             「ヒメコウゾ」 姫楮  クワ科、落葉低木

 


            「ハナイカダ」 花筏  ミズキ科、落葉低木  

       

        
        「ウツボグサ」 靭草  シソ科、多年草  別称 夏枯草

“靭草”の群生は見られなかった…復活の兆しが見られるので来夏が楽しみだ。

      http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/d/20130625 (ウツボグサ)

        
              「ノアザミ」 野薊  キク科、多年草

 

2日、フィリピン沖の熱帯低気圧が台風3号となり、3日には大した発達もなく時速30㎞で北東寄り進路で九州方面へ…4日午前には予報通り九州上陸…四国再上陸…そして、その日の夕方に和歌山田辺市に再々上陸…夜9時頃には時速55㎞で静岡沖へ…台風そのものは半日で通り過ぎただけであったが、北上していた梅雨前線を引き込み?福岡、大分県に甚大な大雨土砂災害をもたらした。
被害は広範囲に及ぶようで、全体像がはっきりしない報道が今も続いている…

2011年8月、和歌山、奈良県も“紀伊半島豪雨”と呼ばれる大雨、山崩れに伴う土砂災害に見舞われ、多くの犠牲者が出た。土砂崩れ=泥水=大量流木のTV映像は、和歌山のそれと全く同じだ。今回の九州北部の災害は、他人事と思えない。
現在も救出、復旧活動が続けられてるようだが、これ以上の被害が無いことを祈るばかりである。
被災された方々には、心よりお見舞い申し上げます。

      
          「イチヤクソウ」 一薬草  ツツジ科、常緑多年草  

       http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/d/20140701 (イチヤクソウ)


              「ササユリ」 笹百合  ユリ科、多年草

和歌山の台風一過は、紀北は“雨のち曇り”、紀南は“曇り晴れ”の予報…
雨と云っても、生石山へ登る頃は土砂降りの雷雨であった。
午前の生石高原をパスし、朝も早いので上富田町の“オオガハス”を見に行く。
そして再度、生石山に登る…小雨が降ったり止んだり…“ササユリ”の咲く頃は雨が多い…雨中では、花粉が流されて変色してないのは貴重品だ… 

        
          「オカトラノオ」 丘虎の尾  サクラソウ科、多年草

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初夏・浜辺

2017-07-01 | 季節は今

6月7日、近畿地方に‪“梅雨入り”発表があったものの“夏至”(21日)に至るまで
カラカラの夏空が続いた。水不足が心配され始めた頃になって、ようやく雨が降る…が、その雨たるや、紀南で400mm超の大雨、和歌山市では風速29mの暴風付きのものであった。幸い大した被害もなく、紙一重の“恵みの雨”であった。

“卯の花腐し”と云われる、うんざりの長雨を思い起こす梅雨だが、最近は記録的短時間大雨=災害のパターンが定着しつつある。やはり地球温暖化の影響か? 


                                       6月9日 4:21am

今年の満月の中で、最も地球から離れ、最も小さい満月…とのこと… 

      
          「ハマヒルガオ」 浜昼顔  ヒルガオ科、多年草

片男波海岸で、僅かに残された自然の砂浜…数えるほどのハマの植物たちの初夏である。一見涼しげであるが、陽が昇るとそこは海岸…熱中症に要注意だ。 

本格的に暑くなる寸前、未だ心地よい風のある一瞬、お花畑が出現する。
外来種の“コマツヨイグサ”に負けじと“ハマヒルガオ”も頑張ってる… 

        
           「ハマボッス」 浜払子  サクラソウ科、越年草

 


 「アツバキミガヨラン」(ユッカ) 厚葉君が代蘭  リュウゼツラン科、常緑低木 

北米原産“ユッカ”‬…種子も作れないのに何故ここにあるのか未だに判らない… 

        
        「ハマウド」 浜独活  セリ科、多年草  別称 オニウド

“ウドの大木”…草本だが木本のような背丈に太い幹…建造物には使えない…
春から初夏にかけて、急激に人より高く成長するパワーは、とても魅力的である。 


       「シロバナマンテマ」 白花まんてま  ナデシコ科、越年草

 

最近“カルガモ”が3~4羽居ついてる。ガァガァと川面に居たり、草叢に潜んだり…冬に飛来の“雁”と違って、どうも人懐っこい…が、近づける一定距離がある…


           「ハマナデシコ」 浜撫子  ナデシコ科、多年草

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朝景、夕景

2017-06-07 | 季節は今

                  ― 5月5日 蒜山朝景 ―

5月に入ってから好天が続いていたが、それも5日未明から怪しくなってきた。
この日から「立夏」と云うのに綺麗な夏空は望めない…ダメ元で星空を撮った広大な平地に行った。それが、見事に当たって思いもよらぬ朝焼けになったのである。

今日まで朝焼けが綺麗に現れることもなく、一応行ってみるもののハズレばかりだった。それが帰る前日に妖艶な朝焼けになるとは…神ってるのは誰ヤ!…

今日はシンちゃん、アキちゃんが姫路へ、Kちゃんが東京へ帰る日だ。Kちゃんを送って米子鬼太郎空港へ行かねばならない…その前にジャージーランドのソフトクリームをもう一度食べたいと云う…ヤレヤレ…それに、隠岐群島へ行く話は、いつの間にか立ち消えていた。…余りにもタイトで変化に富んでたからなァ… 

      

 

この朝焼けだと明日の天気はダメだろう…明日の午前中も、うろつく予定だったが帰った方が賢明なようだ。中国道の渋滞を避けて3~4:00am頃の出発…それに後片付け、戸締り、ガス電気水道のチェック…しなければならない事がいっぱいだ。 

        

 

                 ― 5月5日 御机夕景 ― 

米子市での昼食は探し回って、細い路地に入った老舗らしい平田屋蕎麦処を見つけた。広くはない畳の間で、メニューは3品。迷わず“ざるそば”を注文…

境港の水木ロード、米子空港…人で溢れていた。自然の中を満喫してきた者にとって、一刻も早くその場から逃れたい気分になる。途中、大山駅などに立ち寄ったりで時間調整しながら“御机”へ…ここの田んぼには昨日から水を入れていた。 

 

      

西日が“御机”の棚田に射しこんでいた。未だ水のない田もあり、“貝田”より遅いようだ。余り離れてないのだが、他者には分からない事柄があるのだろう。 

先ほどから丁寧に田んぼの手入れをしている…もう周りは暗くなってきた。 

夕日が向こうの山を染める…あの光がこちらの田に回ってこないものか?
蒜山は雲天だったのに、大山を回わればコロッと空模様が変わる… 

      

そろそろ作業を終えるようだ。我々もこれから蒜山まで戻らなければ…夕食買って、蒜山から20分の湯原温泉へ…疲れてる筈だけど、何故か気合が入ってる。
今回の合宿?の最後は“江府町御机”(みつくえ)の夕景となった。

        

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江府町貝田

2017-06-06 | 季節は今


                                                                       5月1日 6:04pm

鳥取県江府町貝田へは毎日のように訪れた。それは村をあげて、この美しい景観を守るために電柱、電線を見えなくする運動を展開…電力会社とも掛け合って難しい問題を見事に解決したのを、TVで知ったからである。

先ず敬意を払うのは、村の人々の民度の高さである…行き交う人は会釈をされ、道路にはゴミ、空き缶など一切無く…看板や自販機など、どこにも見当たらない…祖先から受け継いだ、この景観は何物にも代えられない…との思いだろう。

こんなに清潔で心地好い所は他に知らない…初日は田んぼに水を入れてる最中であった。“霊峰大山”からの贈り物の水が勢いよく道脇の水路を走っていた。 


                                             6:15pm

棚田の下方に一面だけ麦畑があった。そこからも大山が悠然と座している。 

        
                                     6:17pm

 


                                             6:37pm

朝焼けで山が朱く染まるのがモルゲンロート…この日は夕日だったのでアーベントロート(Abendrot)と呼ぶらしい…幸運にもその朱い“大山”を見ることが出来た。

和歌山市和歌浦、海南市は平成29年度の“日本遺産認定”を受けた…その一年先輩が大山町、伯耆町、江府町、米子市…まさに、ご当地だ。
これはぜひとも!我が“和歌の浦”も、“貝田”を見習わなければならない。

http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2016042501_besshi02.pdf (平成28年度 日本遺産認定概要)

http://www.bunka.go.jp/koho_hodo_oshirase/hodohappyo/pdf/2017042801_besshi02.pdf (平成29年度 日本遺産認定概要)


                                       5月2日 8:17am

2日は田植えの準備…苗代から出た苗は、初めて外を見た“雛”のようであった。 


                                             9:12am 

 


                                       5月3日 9:54am

ほぼ一日で田植えが完了するようだ。折しもゴールデンウィーク、ある田んぼでは子供たちも総動員で朝から手伝っていた。でも、主役は“田植え機”で、上の田も下の田んぼも、その内を行ったり来たりを繰り返していた。

貝田を昼前に切り上げ、全員で隣町の江府町江尾(えび)で昼食…
町の老舗旅館米子屋(明治創業)名物“大山おこわ”がお目当てである。ここの“おこわ定食”には福島県から毎年取り寄せてる“栗”も入った食べごたえのあるものだ。添えられたものには品位もあり、お茶碗いっぱいで“喰ったぞ!”であった。 


                                            10:38am

 


                                       5月4日 5:38pm

やはり、水だけの田園風景より稲の苗があった方が好い…この日の“大山”はとても綺麗だった。“貝田”の人々は、ご自身の田がこの景観の一部分を担ってる…
そのような矜持と郷土愛など…電柱電線の排除に繋がったのだろう。


                                             6:11pm

4日は超タイトな一日であった。朝2時起床で星空に朝景…昼食後、鏡ヶ成の擬宝珠山登山…その足で“貝田”に移動…よくもまァ、こんな体力があったものだ。

でも、来て好かった!田植えの終わった田んぼは、一張羅の衣装を着せて貰ったように思えた。これから日毎成長し、夏、秋と衣替えする度に景色も変ってゆく…
訪れる人も、貝田の田園風景に癒された…次の季節もぜひ…そう思う筈である。 


                                             6:38pm

蒜山に戻って、夕食とってすぐ寝てしまった。何を喰ったのかも憶えていない… 


                                             6:43pm

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擬宝珠山

2017-06-05 | 季節は今

“大山”のお隣で、いつも一緒に写る“烏ヶ山”(からすがせん 1448m)である。
麓には山地湿原、右下に“象山”(ぞうやま 1085m)が座す…その正面‬“擬宝珠山”(ぎぼしやま 1110m)から眺めた江府町御机字鏡ヶ成(かがみがなる)だ。
ここは国民休暇村、スキー場などの施設もある、奥大山の自然豊かな行楽地だ。

その擬宝珠山頂の“カタクリ群生”を見に行こう…と云うことになった。山登りは苦手なので積極的に賛同した訳ではないが、アキちゃんが“自信がない”を繰り返していたので、途中ギブアップで引き返すのに合わせれば良い…それで面目がたつ…そんないい加減なことで登ることにした。

スキー場の上からはブナ林の山道を登り続ける…早くも、来たことを後悔する… 

        
                    「エンレイソウ」 延齢草  ユリ科、多年草

で、少し登った所で“エンレイソウ”に出会い、嬉しくなり急に元気になったのである。和歌山では絶滅危惧種で、現在のところ自生が確認されていない希少種だ。 

        

今年の雪は特別凄かったようで、未だに溶けないで相当量残っていた。 

        
           「ショウジョウバカマ」 猩々袴  ユリ科、多年草

相当時間も経過し、息切れも激しくなってくる。先ほどまで一緒に登っていたアキちゃんの姿が見えない…上をみるとドンドン登って行くではないか…たちまち遠いブナ林に消えて行った。同じように息切れのKちゃんと「なんや!あの人」… 


            「シハイスミレ」 紫背菫  スミレ科、多年草

 

      

青息吐息でなんとかKちゃんとともに山頂に辿り着いた。心配したOhちゃんが引き返して見に来てくれた。アキちゃんはもう帰りの“降り”まで進んでるらしい。
ロープ内には“春の妖精”たちが今を盛りに咲き誇っている。また元気になった! 


              「カタクリ」 片栗  ユリ科、多年草

 

以前登った“毛無山‪”の群生も素晴らしかったが、ここの自生範囲は多少狭いものの大いに満足だ。僅か散ったものもあったが、ホテルの案内通りの“一番 美しい時期”であった。雲の流れが早くなり、その影が通り過ぎるのを腹這いで待つ…毛無山では“あッ!人が倒れてる”…なんてこともあった。今日は登山者も少ない…

     http://blog.goo.ne.jp/kinsan130/d/20140514 (毛無山カタクリ)

 

“後ろ髪を引かれる思いで”下山する。若葉と青空が凄く綺麗だ。まるで偏光フィルターで覗いてるようだ。“降り”になると息切れもない。体重オーバーかもなァ? 

足元に注意し、慎重に下山した。先ず目に入ったのが“象山”だった。綺麗だ!

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