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「素朴を上質に」海の別邸は、隠遁時間。~波と光色。湯と縁側。陶と食。磯と木の食卓。|里海邸 金波楼本邸 公式ブログ

雨降る美しき屋久島へ― 送陽邸

2009年07月11日 | 宿の話題・主人の旅記録

屋久島旅行の続きです。

宿泊先は「送陽邸」

送陽邸は屋久島の北西部の永田いなか浜にある一軒宿です。

街灯もなく、夜は深い闇に覆われます。

外出して懐中電灯を壊したら宿に戻れないかも。

送陽邸の外観は極めて個性的です。

屋久島の古民家を移築し、そこにオリジナルなデザインを加えています。屋根の上に積まれた石も風情があります。

お部屋のリビング。黒川温泉の空間演出をさらにワイルドにしたような印象です。民宿とはいえ部屋は非常に広いです。

お部屋の主室。

屋根を打つ雨音とモノトーンな民家空間が心落ち着きます。

波打ち際にある洞窟風呂。

海が荒れていると浴室に波が飛び込んでくるので、利用できないこともあるそうです。

洞窟風呂。

ぬるめの茶褐色なにごり湯で、温泉だそうです。

とても贅沢な時間です。

桟敷で食事。

夕食も朝食もこちらで過ごしました。

風の強い日には、施設内での食事となるようですが、やはりお客様は桟敷で食事したいという心理に配慮され、強風や雨の中でもこちらで食事となりました。お客様は日常では体験できない食事のシーンを楽しんでいました。

食事は屋久島の日常の食事という感じです。

首折れサバ、トビウオがよく獲れ、知らない名前の魚もいっぱいありました。

甘~い醤油で頂きました。あとはひたすら屋久島の焼酎!

ハンモックのあるテラスで、送陽邸のご主人と歓談。

夜もご主人に焼酎を振る舞われながら、話すこと4時間。潮風に吹かれて、どっぷりと宿経営のお話や人生の話などが延々と・・

女将さんに早く寝なさいとお叱りを受けるまで続きました(笑)

 

送陽邸は、世界中から有名人がやってくるという民宿です。

地球の裏側からもリピーターがやってくるそうです。

リピートの秘訣はご主人の人柄かなと思いました。

又、来たいと思う宿でした。