きの書評

備忘録~いつか読んだ本(読書メーターに書ききれなかったもの)~

『竜の柩』って続編出てたの!?

2017-07-01 09:47:22 | 書評
  大昔に読んで、荒唐無稽で面白い話だと思い、覚えていた。
まるで月刊ムーの怪しさにMMRの決断力を足したような。
 
『霊の柩』という続編が出ていたことをつい最近知り、さっそく数ページ読んでみた。
主人公の名前は憶えていたが、内容が・・・いまいちよくわからない。
え?縄文時代に行ってたっけ?確かトルコのアララト山でノアの箱舟だとか、そっちの方の外国の話ではなかったか??
 
調べてみたら『竜の柩』と『霊の柩』の間に、『新・竜の柩』というのが出ていた。
そうすると、28年ぐらい前に第1巻を読み、2巻を飛ばして、いきなり今3巻を読んだことになる。そりゃわからないはずだ。
まぎらわしい。
 
『霊の柩』は、最初、ええと、どんな話だったっけかな~そうそう、などとパラパラめくり、気が付いたら数ページ読みだしてしまったが、
そこに出てくるジイ様の、「タイムトラベルで4千年後にその洞窟を通る人たちのことを考えて脱出用具を置いた上で、岩にメッセージを掘って洞窟を閉じて死ぬ」という気遣いにもう感激してしまい、本を閉じて考えだしてしまった。
 
4千年後のことを考えるなんて!その間、宅地開発などで荒らされないか非常に心配。
準備だけして、後は祈って死ぬしかないとは。そんな!積み重なった時間が無情すぎる!!
 
もしかして、今ある洞窟の模様は古代人からの書き置きでは?
自分もやってみたい。何て書こうかな。
「私達サル系!あなたは?」とか、「遅い~もうパーティー終わったよ」とか。
けど、果たして4千年後に人類いるのか?という暗澹たる気持ちになり、
太陽滅亡の方へと思考は移り変わっていった。
 
 
 そもそも本棚を所持しないと決めてから、めっきり本を読む機会が減った。
中学、高校と、ベッドのサイドテーブルに推理小説を積み上げて、休日の早朝に目を血走らせながら次の本に手を伸ばしたり、
アメリカに引っ越したことで本から逃れられるかと思いきや、シアトルに行く度に紀伊国屋に決死の覚悟で入って行き、
少し前の中国人旅行者のような気迫で買いあさって、同じ本を何度も読んだりしてろくなことがない。
 
ある日、知り合った年下の日本人女子に寝室の本棚を見られた。
「きのさん、何で殺人事件の本ばっかりいっぱい持ってるんですか。これヤバいですよ」と言われ、
 
「そうだったのか!」
 
と気づいて以来、少しは他人の目で見てみようと思うようになった。
それまで、人は本を読むといったら、自然に推理小説を読むものだとばかり思っていた。
殺人のないミステリーなど、肉のないベジタブルピザのようで味気ないものだと。
よく考えたら、生意気な茶色い髪の言ってることの方がまともだった。
 
その後、面白がって、これ読んでみてと言って恋愛の少女マンガを渡してきたが、全面に顔と気持ちばかりが書いてあり、英語の本より難解だった。
いまだに何を読んだか題名も覚えていない。
 
引っ越す度に本を人にあげていき、日本に帰っても本棚は持たないと宣言し、買った本は売るか、図書館で借りて返してしまう。
この繰り返しで読む量は確実に減って行き、今度こそ呪縛から解き放たれる予感がした。
そこに来て、今回の「読書メーター」だ。これなら知り合いに知られずに本棚を所持できる。
困ったものだ。
 
『本』 ジャンルのランキング
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 進々堂の本 | トップ | 日曜の夜に不思議な間違い電... »

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

書評」カテゴリの最新記事