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「亜米利加応接書」 11

(庭の白のツツジ)

近所から、手摘みの新茶を頂く。早速頂いた。夕飯の時、おかずが焼肉では、お茶を味わうには適さなかった。明日、しっかりと入れて、味わってみよう。

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「亜米利加応接書」の解読を続ける。

一 ポルトガル人、イスパニヤ人など、日本へ参り候者、自己の儀にて、政府の申し付けにてはこれ無く候。

一 その頃、罷り越し候ものは、商売を致し、宗門を勧め、その上、干戈を以って日本を横領致し候内存にて、参り候儀と存じ候。
※ 内存(ないぞん)- 心の内で思うこと。内々の所存。

一 右参り候ものは、廉直のものにこれ無く、反逆を致し候見込みの者故、その人物も推し知られ申し候。然る処、幸い当時は右様のものこれ無く候。
※ 廉直(れんちょく)- 心が清らかで私欲がなく、正直なこと。
※ 当時(とうじ)- 現在。いま。(ここで「当時」はハリスの演説時点の「現在」を指す)


一 当時(現在)は右様のもの相尽き、世界一統、(ぼく)致したくと、何れも心掛け、罷り在り申し候。
※ 睦す(ぼくす)- 人々が仲よく寄り合う。仲よくする。

一 当時(現在)の風習は、一方の潤沢は一方に移し、何地(いずち)も平等に相成り候様、致し候事に御座候。

一 仮令(たとえ)ば、英国にて凶作打ち続き、食物に困り候えば、豊かなる国より商売を休め、その食物運び遣わし候様の風儀に御座候。
※ 風儀(ふうぎ)- 風習。しきたり。ならわし。

一 交易と申し候えば、品物に限り候様相聞け候えども、新規発明の義など、互いに通じ合い、国益に致し候も、また交易の一端に御座候。

一 諸州を勝手に交易致し候えば、その国の者、世界中の義を悉く心得候様、相成り申し候。

一 農作は国中第一の業に候えども、国内の者、悉く農作致し候様には相成り申さず、その内には職人も、産業致し候ものも有り、互いに助け合い候儀にこれ有り候。

一 国々にては、他国の方、細工も奇麗にて、價(あたい)も安き品も数多(あまた)御座候。

一 国用より多く出来致し候品は、外国へ相渡し、その国にこれ無き産物は、他邦より運び入れ候儀にこれ有り候。

一 それ故、諸国と交易を致し候えば、造り出し候品も多く相成り、かつは、外国の品も自由に得候儀も出来致し候。

一 自国に製(つく)り申さざる品々も、容易に得られ候は、交易にこれ有り候。

一 交易は互いの弁(便)利のため、懇切に意より致し候こと故、交易を致し候えば、戦争を避け候様、自然相成り申し候。

一 もっとも他邦より産物運び入れ候節は、その租税必ず差し出し申し候。亜米利加にては、右租税を以って、国内の費用を償い、なお余りは、年々宝蔵に納め置き候事に御座候。
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