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年齢別人口統計のはなし

(ピンクの蕎麦の花-一昨日)

今、産婦人科、小児科の医師不足が社会問題となっている。どうして医師不足がクローズアップされているのか、もう一つよくわからない。もしかして、出生数が長期的に漸減してきた中で、産婦人科、小児科の医師も減っていたところ、少子化対策の効果もあって、この1、2年出生数が増えているのではないのかと思った。そこでネットで調べてみた。

日本の出生数は、戦後4年ほど続いた、後に団塊の世代と呼ばれる第一次ベビーブームの中で、昭和24年(1949)の269万人がピークであった。その後年々減って、昭和32年(1967)には156万人まで減り、その後5年ほど続いた団塊2世の第二次ベビーブームがあって、昭和48年(1973)に209万人の二度目のピークを迎えた。その後は毎年減って最低になったのが、平成17年(2005)の109万人まで落ちた。ところが、平成18年(2006)には111万人と微増している。このあと、平成19年、平成20年と出生数がどうなっているのかが分からない。追々データーも出てくるであろう。

日本の人口統計を見ていて、62歳の自分より年上の人が何人いるのであろうかとふと思った。言い方を変えれば、自分の年齢ランキングである。

日本の人口は平成17年10月1日現在で127百万人である。自分の同い年生まれの人は、2006年の統計では60歳で136万人、2007年では61歳で135万人である。この一年に1万人亡くなっている。同い年及び年上の人は2006年度には3,474万人、2007年度には3,377万人となり、この一年で97万人亡くなっている。つまり、同い年の人は年に1万人亡くなり、年上の人は年に100万人亡くなっている訳である。一年に同い年で亡くなる人は今後3万人くらいまで増えていく。一方、年上の人は絶対数が年々減っていくので亡くなる人も減っていく。それでも毎年数十万人のペースで亡くなっていくことになる。90歳まで生きると、現在の5分の1、およそ25万人ぐらいになっていると考えられる。ということは、90歳まで生きる確率は20%くらいであろうか。2007年では90歳以上の人が122万人いるという。

それでランキングであるが、2007年では3,378万番、2008年を推定すると、3,280万番位であろうか。6月生まれを判断に入れれば、3,220万番で、一日生きると、3000番ほどランクが上るという計算になる。だからどうだと言うことはない。ランクを上げるために長生きしようと考える人もいないだろうから。
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