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JRオール自由席で帰る

(肥前鹿島駅入線の通称 “白いかもめ”)

仕事が3時過ぎに終わり、嬉野から武雄温泉駅に出るのと、肥前鹿島駅に出るのではどちらが近いかと聞くと、肥前鹿島駅なら15分で行けるという。初めての肥前鹿島駅に送ってもらった。高架化して新しくなった武雄温泉駅に比べて、肥前鹿島駅は古い駅舎のままであった。

午後4時を回っていたから、窓口で切符を買うときに「東海道線の金谷駅だけれども、今日中に着けるだろうか」と聞いた。着けないようなら博多に一泊するつもりであった。言葉が終るか終らないうちに、「22時20分に着きます」という答えが帰って来た。今日中に十分着けるという返事である。「今日は混んでいないから、自由席で十分座れますよ」と、これまた嬉しい情報である。指定席を取ると席が確保される一面、乗車してから自由に席を選べない不自由さも伴う。理想は空いている自由席に乗ることである。

気になる博多駅の乗換時間を尋ねると「14分あります」と即座に答える。「これを差し上げます」と、JR九州の検索システムで印字されたものをくれた。

<検索条件> 利用日 2009年7月28日 16時04分出発
       乗車駅 肥前鹿島
       降車駅 金谷
       優先条件 新幹線/特急・急行列車/普通列車
<検索結果>第1経路 7/28 16:23発→22:20着
      所要時間:5時間57分 乗換回数:3回

その後に、博多まで特急かもめ23号、名古屋までのぞみ52号、掛川までこだま690号、金谷まで普通列車(興津行)のそれぞれ発着時刻と乗継時間、所要時間までしっかりと印字されていた。

3日前の書込みの「切符購入の駅窓口で」の中で、顧客サービスのために、パソコンで検索する時間と経路の検索システムを備えるべきだと書いたが、肥前鹿島駅では導入されていて、切符購入に1分と待たなかった。お客にストレスを感じさせない、大きなサービスだと思った。


(透明版越し、かもめ運転席)

特急かもめで、すわり心地の良さそうな座席を探して、先頭車両の目の前に運転席が見える最も前に座った。運転席とは全面透明な板で仕切られていて、真ん中に車掌が出入りする透明のドアがある。電車が駅に着くと車掌が操作するようで、一瞬にスモークが入って不透明になる。発車するとこれまた一瞬に透明に戻る。これは一体どういう仕掛けになっているのであろう。走行中に運転する様子を客に見せるサービスと、停車中に運転士に一息入れさせる措置が、この発明品で実にスマートに処理されていると思った。


(のぞみ1号車1A席)

のぞみでは自由席の1号車1Aに座った。1号車は最後尾で、1Aの席は列車の最も後である。児戯に等しいと思いながら、そんな遊びをしてみた。これも自由席だから出来ることである。
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