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最後の来賓で出席した結婚式

(Gホテルの結婚式)

おそらく今日が来賓として出席する最後の結婚式になるだろうと思った。総務部のB君の結婚式が浜松のGホテルであった。出席を依頼されたのが退任前で、来賓挨拶も頼まれていたのだが、退任してしまったので、後任のK氏に頼んだ。K氏は直属の上司だから来賓挨拶に最適である。

Gホテルには浜松で銀行の講演会などがあるときに何度も来ている。ホテルのビルの中に最上階まで吹き抜けになった空間があり、ゴンドラ型のエレベーターが上下して、ちょっとした未来都市のように見える。その底の部分に式場の教会があった。その空間には喫茶店もあり、上下するエレベーターの中からも式の様子が見え、讃美歌の声も聞こえる。今まで何度もこの空間を横切りながら、結婚式場があったことは知らなかった。

披露宴が始まり、挨拶をしなくてもいい結婚式は何とも気が楽である。この結婚式も仲人がいない。ある年を境に結婚式に仲人がなくなった。あれから何年経つだろう。会社から参加した40代以上の人達に聞いたが、いずれも仲人が居たという。仲人は頼まれた方も頼んだ方も面倒だから省いてしまったのだろう。自分の仲人はK氏の親父さんである。もう30数年経つが、毎年年始に行き、行き来を続けている。故郷を遠く離れた自分には、静岡での親のような気分でお付き合いしている。また自分は二組の仲人を行なってきたが、その二タ夫婦とも今でも交流をしている。決して悪い制度ではないと思うのだが、廃れてしまったのは残念である。

結婚式はさすがにホテルらしい洗練された流れで粛々と進んだが、最後の最後にイベントが用意されていた。新郎が掛川の御祭り青年で、20数人の男達による踊り、笛、太鼓、そして新郎を担ぎ上げての練りが入ったイベントであった。どんなに騒いでも、拍子木が入ると、ぴたりと場面が切り替わる進行には好感が持てた。
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