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紅葉満喫の大札山

(大札山山頂 標高1373.6m)

日曜日に天気が崩れる、ムサシが腹の調子が悪い、などの理由で中山道の夫婦旅を取りやめた。しばらくぶりで、もう一つ中山道の夫婦旅に弾みがつかないことも確かである。

中山道は中止にしたが、朝、お天気に誘われて大札山に登ることにした。女房が新しいウォーキングシューズを購入したので、その使い下しにちょうどいい。二、三日前に川根本町の稜線林道の紅葉が報道されていたので、大札山を思いついた。

“四季の里”で昼食を調達して稜線林道に向う。ふもとに「山犬の段への稜線林道は落石で通行止め」の標識が出ていた。稜線林道からの大札山登山口は通行止め個所より随分手前だから問題ない。登山口駐車場は車で一杯だった。何とか車を止めて登り始める。檜林を抜けると雑木林になる。ジグザグに登山道が付けられているが、1時間足らずの登りは思ったより急登であった。お昼を回っているので、下山してくる登山者と何組も会った。山頂は稜線の手前で右手に大きく回りこんだ先にあった。

一等三角点に向って右手の尾根を登ってくる登山道は、ふもとの集落、藤川から登ってくる道で、3、4時間かかるコースになる。女房は高校時代、山頂に雪の残る季節にそのコースを登ってきて、山頂で寒くて、服の中に新聞紙を挟むことを教わったという。40年前の話である。


(山の昼食)

山頂は少し紅葉の時期が過ぎて、全山紅葉とは行かなかった。山頂は登山者が数組で静かになっていた。早速“四季の里”で調達した写真の昼食を食べた。ソバ、特大の稲荷寿司、よもぎ入りの金つば、お茶と家から持参したミカンである。惣菜の“いもがら”は持ち帰った。

山名表示板があって、左から蕎麦粒山、板取山、沢口山、朝日岳、黒法師岳、大無間山などの川根奥の山々が特定できた。富士山や伊豆半島は雲で見えなかった。山頂部は樹林が切れて、植えたものか、自然のものか馬酔木(あせび)が繁茂していた。春には一斉に花が咲いてみものだろうと想像した。
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