きのくに国語の会

小学校の国語科授業について2ヶ月に1回程度の研修会をおこなっている本会の活動を紹介するブログです。

第41回きのくに国語の会を開催しました。

2016-01-28 12:56:05 | 活動報告
第41回きのくに国語の会は、27名の先生方にご参加いただき、平成28年1月16日(土)14:00から、和大附属小オレンジルームにて開催しました。
第1部では、昨年11月に県のコアティーチャー派遣事業として、秋田県大仙市立中仙小学校で1週間の体験研修をされた今福小学校の北山友梨先生に、全国学力・学習状況調査で良い結果を出し続けている秋田県の取り組みについて、見てきたこと、学んできたことを国語科授業の視点を交えながら報告していただきました。また、同事業で北山先生と一緒に中仙小学校で研修されてきたすさみ町立江住小学校の嶋田正好先生にも、同校への研修で感じてきたことをお話しいただきました。お二人のお話からは、「当たり前のことを当たり前に、着実に!」ということがいかに大切であるかが伝わってきました。



第2部では、授業提案「こんな授業をします!」として、3学期に研究授業を予定している3人の先生に、発表していただきました。発表いただいたのは、
①有功東小の林真希先生・・・・・1月27日(水)の校内研究授業で「たぬきの糸車」の授業
②藤戸台小の岩本陽介先生・・・1月30日(土)の研究発表会で「海の命」の授業
③安楽川小の武友多佳子先生・・・2月5日(金)の研究発表会で「だってだってのおばあさん」の授業
です。各先生の発表を受けて、参会者の先生方には、興味を持った授業を1つ決めていただき、同じ授業を選んだ先生でペアトークをしていただき、提案者からの投げかけに対する考えや提案についての感想について交流しました。





参会者の感想の一部を以下に紹介します。
【第1部】
★めあて・学習展開・まとめをしっかりと子どもたちに示すこと、また、子どもたち自身がまとめていくという学習の流れに感心しました。
★地域や家庭との連携の大切さや教師間のコミュニケーションの大切さを改めて感じました。
★当たり前のことを当たり前にすることで、学力がついていくことや、自分の言葉で伝える時間の大切さを学ばせていただきました。
★6年間を段階的に考えること、教職員同士、密に交流すること、また板書やノートで子どもたちが視覚的に頭の中を整理しやすいように工夫することの大切さがわかりました。
【第2部】
★子どもの実態を捉えることがまず大切なのだと感じました。
★「海の命」の授業について、「なぜ12歳で随筆を書くの?」という疑問がありましたが、ペアの方と話しているうちに魅力に変わりました。
★こんな単元計画があるのか!と驚きながら学ばせていただきました。子どもが心の奥から「やってみたい!」と思える学習を考えていきたいと思いました。
★「たぬきの糸車」について、書いてから発表する方がいいのかなと始めは思っていましたが、発表会になってしまったり、時間がかかってしまったりするという話になりました。子どもが思考することが大切だと学ぶことができました。
★「たぬきの糸車」で書く作業を2回とるのは1年生には苦しいかもしれない。どちらか1回にするなら、最初に書く方が個々に考えを持てていいのではという話をした。
★「海の命」の授業について、第2次の⑤と⑥の授業を1つにして、太一の変容を話し合う中で、自分の生き方(考え方)と太一の生き方を比較することで、随筆を書く活動につなげていけるのではないかと考えた。
★3人の先生方の熱意が伝わってきました。子どもたちも先生も「楽しかったな」「心に残ったな」と思う授業になるといいですね。
★各先生のお話を聞き、刺激になりました。岩本先生の2単元を組み込んだ実践が、新鮮で興味深かったです。
★12歳の子どもたちが、どのように「自分の生き方」を見つめて随筆に書き表すのか楽しみです。
★1年生で思考を伴う活動となると、「書く」だけでは難しいと思いました。また、出し合った意見をもとにどう学び合わせるか、どう深めるか、教師としての力がとわれるのだと感じました。
★たくさんのことを考えますが、結局最終は、シンプルにすることが大事なのだと感じました。
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第41回きのくに国語の会開催のお知らせ

2016-01-10 23:04:18 | お知らせ
「第41回きのくに国語の会」の開催についてお知らせします。
日時は、1月16日(土)14:00~(附属小オレンジルーム)
前半は、今年、県のコアティーチャー派遣事業として秋田県への派遣研修を体験された今福小の北山友梨先生に、学テで良い結果を出し続けている秋田県の取り組みについて、見てきたこと、学んできたことを国語科授業の視点を交えながら報告していただきます。
後半は、3学期に研究授業を予定している
①有功東小の林真希先生・・・・・1月27日(水)の校内研究授業で「たぬきの糸車」の授業
②藤戸台小の岩本陽介先生・・・1月30日(土)の研究発表会で「海の命」の授業
③安楽川小の武友多佳子先生・・・2月5日(金)の研究発表会で「だってだってのおばあさん」の授業
による授業提案「こんな授業をします!」を予定しています。

いずれの先生も授業づくりに大変熱心に取り組まれている先生方です。
提案性のあるお話が期待できますし、授業案についての質疑応答を通して、授業者の先生にも参会者の先生方にも実りの多い時間になればと思っています。
学期始めの慌ただしい時期の開催になりますが、ぜひご参会ください。

本会への参加を希望される方は、お名前・所属・担当学年をhirosusa@gold.ocn.ne.jpまで、携帯メールでお知らせください。
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