カセットテープがワカメ

キノコ国本剛章の音楽活動・妄想・ノリツッコミなど。

ラジカセで聴いてた名盤たち②

2007年04月11日 | My Favorite

Photo_27FRAGILE / YES (1972)
YESとの出会いは忘れもしない中2の時。友達から借りた1本のカセットテープ。ラベルには『BEATLES』の文字が。ビートルズにハマっていたちょっと早熟な子が「最高だから。とにかく聞けよ。まずはこれが入門編ね」と言っていわゆる「青・赤アルバム」を録音したものをエラそうにキノコさんに渡したのでした。家に帰ってさっそく聞いてみましたが当時の私にはピンと来ません。「うーん。どれもこれも名曲揃いだけど何か刺激が足りないニャ~」途中からウトウト居眠りしてしまいました。やがて最後の曲が終わりしばらく無音の時間が続き…気持ちよくカセットテープを止めずに放置しながらまどろんでいたキノコさん。突然その静寂が破れ、やたらハイトーンな歌声が…♪“Straight light moving and removing…”「ムニャムニャこれジョンでもポールでもないニャ~誰だ?」するとガラリと展開が変わって聞いたこともないような変なリズム変なコード進行。「なんだこれ?」だんだん眼が覚めてきました。ピアノだけになったかと思えばブリブリのユニゾン・リフ。劇的な歌が始まりそして聞いたこともない変な転調で終わり…キノコさんすでにラジカセの前にかじりついていました。「ガシャン!」ドアの開く音に続きブ厚いコーラス♪“Tell the Moon-dog,tell the March Hare…”「な、なんだなんだ?一体全体どうなってるんだ?ってゆうかこいつら何者だ??」『Heart Of The Sunrise』の最後の3分間部分が私とYESとの出会いでした。友達の消し忘れだったワケですね。ウブな中学2年生には刺激強すぎ(笑)。でもこういう出会いってカセットテープならではだと思いませんか?

コメント (5)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする