コガネニカワタケ Tremella mesenterica
シロキクラゲ科(Tremellaceae)、シロキクラゲ属(Tremalla)、
学名:Tremella mesenterica、和名:コガネニカワタケ(黄金膠茸)、
英名:Yellow Brain(黄色い脳みそ)、Golden Jelly Fungus(ゴールデン・ゼリー・キノコ)、Yellow Trembler(黄色いぷるぷる)、Witch es' Butter(魔女のバター)、
2014年10月17日、26日、11月12日、16日、アレンテージョ地方で撮影
コガネニカワタケは、その名の通り膠(にかわ)のように軟質で、光沢のある黄白色または黄色のキノコである。
形はシワのよった花びらに似ており、球形の塊になる。
世界的に広く分布するごく有り触れたキノコで、シロキクラゲ属の基準種である。
このキノコは、カシやヤナギなどの広葉樹の枝、または枯枝(かれえだ)に活着(菌類などの胞子が根づいて生育すること)し、キウロコタケと結びついて樹皮を破って花びら状に成長する。
コガネニカワタケの担子器は類球形で2〜4細胞からなり、シロキクラゲ目に共通する特徴である縦隔壁(縦に並んだ壁)によって分割されている。
有性世代のA型とa型が接合する際に接合管を誘導する物質(性接合物質)として、東京大学農学部の坂神洋次らによりA型からtremerogen A-10、a型からtremerogen a-13というペプチドが発見されている。(Wikipediaより)
ポルトガルではコルク樫の倒木に活着していた。 ©2014 MUZVIT