月刊 きのこ人

【ゲッカン・キノコビト】キノコ栽培しながらキノコ撮影を趣味とする、きのこ人のキノコな日常

富士山に行ってきた

2012-09-13 18:38:03 | イベント
今月のはじめに富士山合宿に参加してきた。

日程は二泊三日だが、その内容は金曜日の夜出発して深夜に現地着・仮眠をとり、土曜に朝駆け、そのまま一日歩き回り、晩は旅館に泊まって日曜帰るという、まあまあな強行日程。ええ、なんともございませんともキノコのためならっ!

私は運転手役を仰せつかったので、メンバーを拾って合流、そのまま新東名を走る。ちょくちょく休憩しながら進んだので、富士山の足元に到着したのは夜の一時半かそこらだったか。そのままそこで仮眠する。

翌朝、呼びかけに応じて関東・東北・信州など各方面から集まってきた精鋭と合流して、20名ほどの部隊に。さっそく現地に乗り込む。

場所は富士山の三合目付近。結果からいえば、キノコは少なかった。とくに、見栄えのするテングタケやイグチなどの大型菌は少なく、フジウスタケやホウキタケ類が少数見られるほかは、大半がベニタケ・チチタケ類という状況だった。

さらに恨めしいのは天候で、朝から雲が立ちこめ、林床まで光が届かない状況。光さえあれば見栄えのしないキノコでもそれなりに撮れるものを、それすらもかなわない。しょうがないなーと呟きながら、キノコを探した。


緑色のベニタケ。名前は知らん。


ムラサキカスリタケあたりかー?


フジアザミ。


最初のと同じホウキタケだけど。これはこれで好きな絵柄だなー。

っていうか、こんくらいしか撮りませんでした。すいませんやる気なくて。

雨がぱらつくのはともかく、途中で散開しすぎて迷子が出たりもしたけど、まあそれなりにキノコ観察はできたので、よしとする。



宿に着いてから、キノコの品評会。なんだかんだ言って結構集まったのは、さすが富士山。撮りたかったオオキノボリイグチやドクヤマドリ、ドクツルタケもあるー。オオモミタケまであるぞっ。ブナ林ではツキヨタケも採って、発光する様子も見られた。

これらキノコを観賞しながら、妙に濃いメンバーによる妙に濃いキノコ談義で夜が更けていく……

翌日曜日は、朝から雨に見舞われたので追加のキノコ探しは断念。ぶらぶら観光しつつ帰路につき、日が暮れたころに無事到着できた。

菌友の皆さま、大変お世話になり、ありがとうございました。