Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

SUNTOUR サンツアー スプロケットリムーバー ウルトラ6

2017-02-16 20:11:34 | 自転車 工具
自転車愛好家に惜しまれながらその歴史を閉じた SUNTOUR サンツアー
そんな前田鉄工所が出していた工具 スプロケットリムーバーを見てみましょう





新品を買ったまま使わずに保管していた工具です CHAIN TYPE SPROCKET REMOVER と
タグには書かれています おそらく 1970年初期の物だと思います






そのタグと工具本体に刻まれた刻印です
白、赤、青の取り合わせは サンツアーの
他の工具袋にも使われています






私はこの工具で興味深いのは この使われているチェーンで
これには ULTRA-6 HKK の刻印が有ります
HKK は報国チェーンのマークですが ウルトラ 6 と言うのは
当時ロードレーサーを含むスポーツ車のバックエンド巾は全て
120mm 巾でフリーは 5速のボスフリーが使われていました
それをサンツアーは 120mm 巾のままで 6速のフリーを
使える様にしたのがウルトラ 6 でした 




ウルトラ 6 は スプロケットの間隔を狭くしそれを可能に
したのですが それに対応する為のチェーンがこれです 
実際にはインナーリンクの内寸は 実測 2.4mm 有るので
従来の 3/32 規格のチェーンと変りません  しかしピンの頭が
アウタープレートから出ていません 最近のチェーンを見慣れた
人達にはこれが普通に見える事かと思いますが従来のチェーンは
こうでは有りません





これは薄歯用では有りませんが従来のチェーンは多段用もこの様にアウタープレートから
チェーンのピンが飛び出しています これを無くすことで間隔の狭いスプロケットに
対応したのですね 当時の技術からすればかなりの冒険だったのかも分りません






実はこのウルトラ 6 のチェーンは 前期と後期が有ります
上の写真が前期ですが 外見上ではピンの頭にプラスが刻まれ
アウタープレートとピンの面が同一です 下の後期型のピンには
マイナス(一本溝)が刻まれ ピンの頭がややプレートから出ています
当時の設計意図はもう解りませんが プレートと同面(ドウズラ)と言うのは
何かと不安が有ったのかも解りません ただこの初期型の写真を提供して
くれた友人は、本人も含め周りでも不具合が起きた事はないと言っています






その様なチェーンが使われたスプロケットリムーバーですが
このウルトラ 6 を経て バックエンドが 126mm になり
他社も 6速フリーを出します そうするとサンツアーは
ウルトラ 7 と言う 126mm 巾で使える 7速フリーを発売しました
この様にエンド巾とフリーの多段化が進み現在は 130mm 巾の
バックエンドに落ち着いています





この NATIONAL のフレームをオーダーしたのは 1974年で バックは 120mm で
作っていますが 丁度バック巾 126mm への移行期で多くの選手が 6速フリーを
使い始めていました 自転車には今回の様な流れが有る事を知って頂ければ幸いです

今回ウルトラ 6 初期型の写真は友人からお借りしました 自転車の造詣が深い関東の
五味 実さん 競輪選手を引退され現在は千葉県松戸市で自転車屋さんをされています
そんな五味さんの豊富な知識一杯なブログは 【 サイタロウの自転車日記 】 このブログから
お店の HP トライサイクル にも行けます 是非覗いてみて下さい

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自作 バイクスタンド 改良型

2017-02-06 20:06:51 | 製作・加工
先日木製の自転車用スタンドを作った処 使い勝手が良く好評でした
少し改良を加え新たに作ってみました その様子をご紹介させて頂きます





先日自転車小屋に余っていた木材で作ったスタンドが想像以上に使い易く
とても重宝しています これを見た後輩が作って欲しいと希望するので
少し改良を加えて作ってみます






元々ロードバイクに合せて作った物なんですが
ピストに使うと チェーンとスタンドとのクリアランスが
小さいので 次はここに余裕を持たせたものを作ります






12mm 厚の合板を 下底 275ミリ 上底 200ミリ 
高さ 220ミリの 等脚台形に切り出しました






30mm 角の木材の面取りをしておきます






面取りした角材を 300mm と 275mm にカットします






作業台に移りました チェーンのクリアランスを
稼ぐ為に 台形の一方の角を大きく切り落しています






ホイールを挟む主要部分を木工ボンドとビスを
併用して組立てます






ホイールに当る面に塗装をしておきましょう
塗料も在庫が有った水性の白色です




こんな事をしていると後輩が来ました お茶を入れます
私がここに居ると良く人が訪ねて来ますが ひょっとして
私が居ない時に来た人ははそのまま帰っているんじゃないかと
最近思っています 仕事じゃ無いので自分の都合の良い時しか
居ないですからね(笑)






どんな時に来てくれても自転車の話は尽きません
少し遅くなりましたが マスキングをして塗装だけ
済ませておきます






次の日 白い塗装の上からクリアを吹いて表面を
滑らかにしておきました それが乾くと一部に黒い
艶消しを塗りました
これは今回 2種類のスタンドを作るのでそれを
区別する為の色です






さて木材の準備が出来たので実際に自転車に合せ
スタンドを組立てていきます 後輪のタイヤの下に
12mm の板を敷いています 最終的にタイヤと地面が
その分、空くようにします






こちらは一部に青色を塗っています 300mm の角材を
タイヤの前後に沿わします 角材の中心にタイヤが
しっかりと当っています




スタンドの本体をホイールの両方から挟みボンドと
ビスで角材に固定します スポークとスタンドの間は
左右 5mm づつ程度 空(す)かせています






タイヤの下に敷いていた板を取ります これでタイヤは
スタンドのベースの上に乗りスタンドに荷重が掛って
います この方が自転車が倒れ難いですね






これで一つ終わりました しっかりと自立しています
板の角をカットした事でチェーンとのクリアランスも
充分有ります 大きなギアを使っても大丈夫ですね
この角はもう一方の板も同じようにカットしているので
スタンドは裏表区別なく使えます




さて



もう片方のホイールです ARAYA のカーボンディスク
これに合せて作ります






ホイールだけで仕事を進めても良いですが ここは
確実に自転車に装着して作業を行います






ディスクと言っても普段とする事は一緒です
15mm レンチでハブナットを緩めます






スポークホイールを外してディスクホイールを
セットします






これ今回気付いたのですが ホイール立てに凄く良いです
ホイールを外した後 そのホイールの置き場所を何時も
何処に置こうかと考えますが、これが側に有るととても
便利です  また余分に幾つか作ろうかな・・・




それはまた次の宿題です 準備が出来たので次に
進みます








木製のスタンドとは言え カーボンホイールに直接
接触させるのは避けましょう 仕事で使う防食テープと
言う物ですがかなり厚みが有り接着力が強い商品です
これをホイールに当りそうな所に貼っておきます






接着力が強いと言ってもこの寒い時はドライヤーで
温めて確実に貼り付けました






ベースの角材、スタンド本体の組付けは先程と一緒です
ホイールに貼り付けてある サイコンのマグネットもクリア
出来る巾にしました チェーンとのクリアランスも OK ですね




これで 2種類のスタンドが組み上がりました 結果として
スポークホイール用よりディスクの方が 5mm 巾広です
ホイール挿入部分の巾(内寸)スポークホイール(ハブ
両切り 120mm )で 55mm ディスクは 60mm でした






表面保護の為に塗装をします






これも在庫ですが 木材用の水性ニスです 色は
ライトウォーク やや明るめの色ですね






塗装は注意していても色々な所を汚します
養生はしっかりした方が良いですね




割りと綺麗に塗れました 刷毛で一回塗りです




 
木材カットの下準備から途中の塗装を含めると制作日数は結構掛ります
でも良い感じに使えます 今回は後輩からの依頼でしたので名前も入れて
おきました 自分専用のバイクスタンド 良いかもね

前回の初期型はこちらです 【 自転車用スタンド 作りました 】

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Sputnik スプートニクに乗って お出掛け

2017-02-01 20:02:26 | よもやま話
先日出掛けていて雪に遭遇した 愛車 Sputnik スプートニク キリル文字では
Спутник と書きますが 今日はこちらの自転車に乗ってお出掛けしました






石川県のカツリーズサイクル&デザインさんでお世話になった
マグネシウムで作られたフレームは バックもフロントセンターも
長くハンガーの深いフレームです 今の私にはこの様な大人しい
フレームが乗っていて楽です 
ジオメトリーで自転車の性格の違いが解る様になるのには
環境も大切ですが 何かを感じ様とする努力も必要ですね





そんな事を言いながら良く路面をコロコロと拾う
19mm 巾の快適とは言えないタイヤを使っています
これはお値段と相談しての事です(笑)




私が良く練習に利用する公園の横に自転車専用レーンが
出来ていました ここから伊丹市役所 伊丹警察署の前まで
続いています






多くの皆さんも感じていらっしゃると思いますが このレーンが
途切れる時の走行ライン取りの難しさ レーン上の駐車車両を
避ける時の難しさ 色々と馴染めない処が多く有りますね




伊丹警察署の前を通り、久し振りに自転車屋さんに
来ました 半年振りくらいです






自転車屋さんを後にしました
スニーカーでクルクルと回しても 130回転位しか回りません 
しばらく乗っていなかったので仕方が無いですね






公園の花壇を覗くと少し色付いた花も有りましたが
最近、カメラが上手く色を捕えてくれません ボチボチ
限界かな






自宅近くですベランダから見る事が出来る宅地の造成と
建築工事です 基礎の配筋と設備屋の配管逃げの状態です
可能であれば工法を見せてもらい勉強させて貰っています
設備屋さんが少し値の張る材料を使っていました






自転車小屋に帰って来ました 長く乗っていなかったので
短い距離でも充分練習になります 冷たい空気を吸って
心肺を強くし 軽いギアで関節を柔らかくしてやれば
良いですね






特に整備をする事が無い時は 保管している
古いパーツの掃除やオイルを塗ってやる様な
手入れをしてやっています 保管汚れを落して
もらったパーツは気持ち良さそうです





公園で見掛けた黒い種 どんな花が咲いていたのでしょう
もうしばらく身体を慣らし足首が柔らかく使える様にしてから レーサーシューズを履く事にします
グルメライドに出掛けても良いかな・・

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National のロードで お散歩

2017-01-30 20:21:54 | よもやま話
今年になってから思い出した様に選手時代の自転車を降ろして触っています
今日はスニーカーでゆるりとお散歩程度に乗ってきました





普段は自転車小屋に吊っている National のロードレーサー 年明けから埃を
払ったり軽く触ってやっています 制作後もう直ぐ43年を迎えるフレームです




先日作った木製スタンドは結構役に立ちます
バックエンドを挟むディスプレイスタンドより
使い易いくらいです






変速機をトップ位置にする必要が有りますが 
私は自転車の保管時にはディレーラーのスプリングと
ワイヤーを休ませる意味で ギアはインナー×トップに
入れているので これは苦にはなりません






乗らなくてもチェーンのオイルは枯れてきます 
薄くオイルを追加塗布します このシマノの PTFE LUBE は
容器の先端から出るオイルの量が使い易いですね 今回は
各ローラーリンクにごくわずか滴下しておきます






今日は久し振りに兵庫県の宝塚市にあるショップ
輪心(わごころ)さんに寄ってみました




お店に入ると随分自転車の展示台数が増えていました
ロードバイクだけでは無くクロスバイクも選びやすく
なっています
店長とは最近の自転車やホイールのソルダリング談義






私が店長にアドバイスするなんておこがましいですが
ソルダリングの方法ではこの様な話で盛り上ります
普通の針金にはフラックス(ヤニ)入りの半田を使い
ステンレスにはヤニ無しの半田と液体フラックスを
使います 針金の太さや巻き方は考え方に依って
人それぞれなので、何が正しいと言う物は有りません






ソルダリングをあまり強固なものにするとリムに負担が
掛るので 私は 0.3mm程度の鉄の針金を二つ折りにして
二回巻いています ホイールの剛性と寿命のバランスを
考えての事です






半田コテの容量は私はやや大きめの 80W を使い
短時間で半田を済ます様にしています 半田は
温度管理が大切でスポークの結線には 60W位の
物が使い易いでしょう、これならブレーキやシフト
ワイヤーの先端処理にも使えます 
容量があまり小さいと加熱が上手く出来ずに半田が
溶けた時に起る毛細管現象が上手く使えません 
そしてコテ先は何時も綺麗にしておく事も大事です




コテで結線部を加熱し適温になった処で半田を差します
液状になった半田が針金に浸透します 一瞬の作業です




輪心の木村店長は MTB の選手もしており その経験が
自転車整備の至る所に生かされ知識も豊富な人です
これから自転車を始める方、自転車の整備をしてくれる
お店を探している方などは一度相談されると良いと思います
とても人柄の良い方できっと丁寧に対応して下さるでしょう




お店では CO2 ボンベを別けてもらって来ました






たまに選手時代の自転車に乗ると凄く新鮮に感じます
ああ こんな動き方をする自転車に乗っていたんだなと
身体が昔を思い出します でもそんな試合で勝つ為の
動き方をする自転車にはもう身体が付いて行かないです






学生でお金の無い頃ですが 試合で安心して使える
正確に動き壊れない部品 それを求めると Campagnolo に
なった時代です この時代のカンパは今、オールドカンパと
呼ばれる様になりました





たまたまなんですが輪心さんの直ぐ近くに昔から良く行っている喫茶店が有ります
今日は走っているよりお茶を飲んでる時間の方が長かったです 少しづつ乗る回数と
時間を増やし春先には気持ち良く乗れる身体に戻したいですね

輪心(わごころ)さんはこんなお店です 【 輪心 】

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雪が降る

2017-01-25 20:14:29 | よもやま話
この数日は寒い日が続いていますでもしばらく自転車に乗っていないし
少し近くを走りに行きましょう




久し振りに自転車に乗ろうとロードを用意しました
かなり空気が冷たいですがこれを我慢しておくと 
春先が楽です 出掛けましょう






空模様が怪しくなって来たと思ったら 雪が降って来ました
天気予報もそんな事は言っていないし予想外です 
そこそこの防寒対策しかしていないので寒いです




向かい風の中我慢をして帰って来ました






自転車も濡れました




この自転車で今迄 雨の中を走った事が有りません
今日、ホイールが濡れると全くブレーキが効きませんでした
何か 50年程前のワインマンのサイドプルブレーキを使って
いる感覚です この ADX-1と言うリムでは仕方が無いのかな




それはさておき 濡れた自転車が気になります






せめて水分だけでも拭ってやります ブロワ―も
使いましょう






何処でも使えば良いと言う訳ではないですが
悪い影響を与えない所はエアーで吹き飛ばします






後はタオルで優しく拭いておきます
自分の身体より自転車が先です(笑)






自分の衣服も着替え落ち着いたので 先日作った
木製スタンドに色を塗り艶消しのニスを塗りました
どの程度使うか解りませんが表面保護です





綺麗な自転車は気持ちが良いですね 最近は塗装に色々なコーティングの方法が
有る様ですが 汚れが付き難くて汚れても落ち易い、この様なものは良いですね 
私はその様な処理はしていませんが、車用の液体ワックスを適時使っています
丁寧に手入れをしてやるととても素敵な表情を見せてくれます

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