Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ロードレーサー ブレーキワイヤー 長さの決定と取付け

2012-12-30 20:07:36 | ロードバイク スプートニク
前回フレームにブレーキキャリパーも取り付けましたので 
今回はブレーキワイヤーの長さを決め 取付けまで行います




ブレーキケーブルは SHIMANO PTFEケーブルセットを
用意しています これはフッ素樹脂加工がされている
そうです




作業に掛かる前に左右のシフトレバーの位置を
揃えておきます これは昔からの方法ですが
ハンドルの下部のフラットな部分から 真っ直ぐに
定規を伸ばし レバーの先端との寸法を見ています






前ブレーキから行きましょう ブラケットのカバーを
めくるとブレーキアウターを保持する部分が現れます
そこの奥に当るまでアウターを挿入します






実際にバーテープを巻く時の様にアウターをハンドルに
這わせ テープで仮止めをします そしてフロントブレーキの
アウター受けまでの寸法取りをします








寸法取りしたアウターケーブルをカットします
使っている工具は Park Tool CN-10C プロフェッショナル
ケーブルカッターです お値段は 6000円程度ですが 
この工具は是非用意しておいた方が良いですね








カットしたアウターを装着してみます ここで気を付けて
おきたいのは ブレーキ本体は今、解放された状態です

実際にはもう少しゴム間が狭くなります その時、アウター
受けの位置も変わるので それを見込んでおくのを忘れては
いけません






リアも寸法取りします このフレームはブレーキワイヤーは
内臓されます このアウター受け部までの距離が必要です






寸法を取ってカットした物を仮に取り付け状態を確認します






リアはハンドルを切った時にワイヤーが無理をしない
長さが必要です





実際にこれだけハンドルが切れた時は落車をした時だと思いますが しかしこの時
ワイヤーが短ければ何処かを壊す事になります この確認だけはしておきましょう




ブレーキ本体部分の長さも決めましょう 正確に
長さを決める為ホイールを装着しました






この部分はアウターも短く あまり融通も利かないので
ブレーキはさみを使い実際にブレーキを使っている状態に
してみます




ここでカットしましょう この部分のワイヤーって
結構その人のセンスが表れる所ですよね




アウターワイヤーの長さが決まったので カット面の
処理をします ケーブルカッターで切った切り口は
潰れたり荒れたりしています これをこのまま使うのは
良く有りません






ヤスリで内部の金属スパイラルを削り 面を揃えて
やります






ヤスリは金属が削れても 柔らかなアウター樹脂は
削れないので カッターでほんのわずかを切り落します

ここまでしてもまだ内部のライナーが潰れています






ライナーを先の細い物で形を整えてやります

先端処理が終わったアウターケーブル 綺麗に面が
整っています 絶対に必要な作業では有りませんが
この様な小さな事の積み重ねで良い自転車に仕上がります




インナーライナーの内部に Microlon マイクロロンの
メタルトリートメントをスプレーしておきます これも
フッ素樹脂なので 今回のワイヤーと相性も良いでしょう






アウターケーブルの準備も出来たので ワイヤーを
セットします まず後ろから始めます シフトレバーを
握ると奥にブレーキ用の太鼓が納まる部分が見えます






ワイヤーを通す前に太鼓とその付近にグリスを塗っておきます 
このタイコが腐食したらまず取れなくなります その腐食防止です








タイコ用の穴を目がけワイヤーを通すと ハンドル側から
出てきます 難しそうですがごく簡単です




タイコはこんな状態






インナーにオイルを塗っておきます そしてアウターを
通します Super Lubeもフッ素系のオイルです








アウターをレバーの奥まで押し込んで インナーは
フレームに内臓します このグレーの物はワイヤーを
リードする為のチューブです インナーが後ろから
出てきました




ブレーキ本体までアウターとインナーを通し 軽く
ワイヤーをブレーキに固定しておきます




フロントも手順は同じです






こちらも軽くワイヤーを固定します ワイヤーの
固定場所はここ 固定部に溝が切ってあるのでその
場所にワイヤーを通します








インナーワイヤーが長くて邪魔なので適度な長さで
切ってしまいます





これで前後のブレーキワイヤーの装着が完了しました この作業は左右のワイヤーの
バランスを考え見栄えと、細かな処理で手応えを そんな事を考えながら仕事を進めて
行きます自転車整備、組立の中でも大切な作業ですね

今回は随分長い記事になってしまいました お付き合いを有難うございました
次回はシフトケーブルのセットを行いましょう

前回の記事 【 ロードレーサー ブレーキ取付け 】

次の記事 【 シフトケーブルの取付け 】 

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4 コメント

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ケーブル処理 (綿貫)
2012-12-30 21:43:02
KINOさん、アウター・インナーケーブルの細やかな処理、すばらしぃです。私もケーブルをカットした後、ヤスリでキチンと整形して、オイルを通して取付けているのですが、インナーのタイコにグリスアップして錆たときの対処をしておくこと、またケーブルの長さの処理、どちらもまたもや勉強させて頂きました。次回、ケーブルを交換するときに同じように処理させて頂こうと思いました。
綿貫さん (Kino)
2012-12-31 08:09:34
インナーのタイコは直ぐに固着する訳では無いですが
放置された自転車など 固着して手の付けられないのも良くあります
グリスを塗るだけでそれが予防出来るなら しておいた方が良いですよね

ケーブルの長さ、これで自転車の雰囲気も変わりますよね
わずか数ミリの事ですが それで自転車を良くも悪くもしてしまう気がします
Unknown (うほほ)
2012-12-31 19:11:17
Kino師匠

左右のブラケット位置なんですけど

自分はSTIブラケットに定規を載せて
 ハンドルの上部に向けて目をすかせます。

どうも ドロップハンドルのRの精度はイマイチですので 最下部の直部で合わせると 上部【つまりクランプ水平線からはズレるようでう】

その点 如何でしょうか?

うほほさん (Kino)
2012-12-31 20:24:36
そうですね 昔のマースバーに比べると直線部分が少ないのも 仕事を難しくしています

仰る様に ブラケットの丁度、手の親指と人差し指が当たる部分
左右のそこへ10mm程度の丸棒を這わせ ハンドルとの平行具合も併せてチェックしています

最近のレバーとハンドルの組み合わせは ポジション出しも難しいですね


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