Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

カンパ レコードハブ 分解 整備

2009-09-16 20:10:45 | 自転車 レストア ロード
昨日から始めた ALAN アラン・ロードに使うホイールの整備
今日はリムの磨きと Campagnolo カンパニョーロ レコード ハブ
を分解し最高の状態に整備をしてやりましょう この時代のカンパ
のハブは良いですよ




このホイールに使われているリム スーパーチャンピオン
アルカンシェルです 後輪はばらし、イタリアンに組み替え
ますが 前輪はそのまま使います






前後のハブです これは今までに散々触って来ましたが
これ位の汚れなら カンパは新品の様に輝きを取り戻します




リムはハブの整備をする前に磨きました 今回は機械に頼らず 
全て手作業です




では ハブを分解しましょう
この後ろハブ 何か不思議な手応えを感じます この感触は
今まで カンパのハブで感じた事が無い手応えです






前後のハブをばらし 何時もの様にガソリンで丁寧に
洗浄 脱脂をします






構成部品を洗浄し ハブボディも一度磨きました
前後のロックナットですが 78年と75年の刻印が有ります
カンパのハブはこれで おおよその製造年が分かります






グリスアップをする前の表面処理は Microlon Metal Treatment
マイクロロン メタルトリートメント この商品を使う時の味噌は
熱 これはマイクロロンのサイトでも触れていない事です

これで準備が整いました では組んで行きましょう








回転部に使うグリスは Microlon Assembly Lubricant
マイクロロン アッセンブリー ルブリカント 摩擦係数を
減らし 耐久性も延ばす優れたグリスです

このシャフトに塗布した時点で 今までのグリスに無い
延びの良さに驚かされます

このグリスは粘度が低く グリスを利用してスチールボールを
並べる事が出来ません 最初はボールレースに鋼球を入れるのに
かなり手こずりましたが 最近はグリス無しでボールを並べられる
様になりました

何時もの手順でハブを組み上げ 玉当りの調整もしたのですが 
分解する前の妙な手応えが消えません  これは何なんだ・・・




これか原因は 玉押しにクラックが入っています
玉押し単体では気が付かなかったですが ロックナットを締めると
口が開く様です

しかし困ったなあ こんな部品をどうするんだ
ん、ちょっと待てよ・・・






ピスト用のハブの補修部品として リアハブの部品を一式
保管して有った シャフトの径も一緒だから使えるだろう

左:補修部品 右:クラックが入った玉押し 
ネジのピッチも合うし同じ形状だ これを使おう  
でも私のストックが無くなるのは辛い






クラックの入った玉押し この状態ではほとんど視認出来ない

カンパのハブの小物は玉押しに限らず 良く割れるんですよね
今までに割れた小物達 こんな物も捨てずに置いてある(笑)






そんな事が有りながら しっかりと整備が終わった CAMPAGNOLO RECORD ハブ

CAMPAGNOLO がクイックレリーズ ハブを最初に製造したのは 1933年
この時は 継ぎハブと呼ばれる 胴とフランジを別に製造し、後工程で一体化した物
アルミ合金で一体型のレコードハブが出来たのは 1960年 この当時から玉当りは
素晴らしかったらしいです

しかし綺麗なハブだと思いません? 機能的に優れた物は 容姿も綺麗
正にそれの見本の様な部品ですね

ジャンル:
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キーワード
アルミ合金 1933年 スーパーチャンピオン カンパニョーロ
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10 コメント

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Unknown (高津)
2009-09-17 00:51:06
カンパのヌメルような軽い回転を実現するのは、この硬い部品なのかもしれませんね。硬度が高いと脆くなるのでしょうか。材料の選定と工作精度と熱処理の適切さが耐久性において具現化するのですね。さすが工業国イタリアですね。(と中学時代に社会の授業で聞いたような記憶があります)
う〜ん (くるたまのパパ)
2009-09-17 01:30:29

綺麗です。
落ち着いた赤が似合っています。

ただのハブ…なのに、格調の高さを感じるのが不思議です。

また、これでお酒が飲めますね(笑)

kinoさん写真も上手いです。
材質 (Kino)
2009-09-17 07:15:22
高津さん
おはようございます 貴ブログでは整備台の自作が進んでいますね

おっしゃる様に部品の硬度も 回転性能に影響する一つなんだと思います

最近、良く使われるセラミックのベアリングも
その硬さから走行中の歪みが少なく
それが回転を安定させる要因の一つだと聞いた事も有ります

カンパはこのハブに使われる部品が 他の物と比べ、硬そうな気がします 気がするだけかな・・・
割れ (R1@八王子)
2009-09-17 07:19:57
トラックハブのナット座は何個か割れました。
てっきり自分の扱いが悪いのかと思ってましたが
材質によるものでしたか…チョット安心

玉押しも割れるとは知りませんでした。


アルカンシェル
当時の定番でしたね

雑に磨くとラベルが無印になりますが全く消えてません。
Kino師匠の丁寧な仕事が伺えます。
写真 (Kino)
2009-09-17 07:20:43
くるたまのパパさん
おはようございます

主演 監督 カメラマン兼任の弱小プロダクション(笑)
この写真を写しながらの整備作業は 恐ろしく時間が掛かります

写真はこんなのが一発で撮れれば良いのですが
沢山写し 使うのはわずかで10分の1位じゃないでしょうか

お酒
まあ何も無くても 飲みますが・・ ははは
ラベル (Kino)
2009-09-17 07:28:37
R1@八王子さん
おはようございます 何時も早朝のコメントを
有難うございます

そうですね このスーチャンのラベルは擦ると
直ぐに消えますよね だからそこは擦っていません

カンパのピスト用のハブボルト
このワッシャーは本当に良く割れました 特に試合に行くとパキンパキンと
試合会場では 普段より力が入るのでしょうか
何時も 予備を持って競技場に行っていました

玉押しも割れますね
おそらくロックナットとの 共締めの時に力を入れ過ぎた時だと思いますが
同じ力加減でもほとんど割れませんから 材質のバラつきも有るのかも 分かりませんね
綺麗になりましたね。 (bucthy)
2009-09-17 09:48:18
さすがです。
まるで新品のような輝きのハブですね。
カメラを構えたKinoさん自身のお姿まで綺麗に写り込むほどとは。。。
鏡のような。。。って言葉しか思い浮かびません。
bucthyさん (Kino)
2009-09-17 18:39:27
こんばんは 何時も有難うございます

本当ですね 気が付かなかったですが
色々な物が写っていますね
アルミ部品の中でも このカンパのハブは特に
良い艶が出ます

これで部品の磨き作業はほとんど終わりました
やっと 自転車整備らしい事が出来そうです(笑)
いつも楽しく (HΛL)
2009-09-17 20:53:52
勉強させて頂いております。

画像もキレイで恐れ入ります。

最後の画像の摩擦痕が気になります。
HΛLさん (Kino)
2009-09-17 23:45:31
コメントを有難うございます

ハブの摩擦痕、現物には何も有りませんから
何かが写り込んでいるのでしょうね

これからも ご贔屓に宜しくお願い致します

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