Kinoの自転車日記

自転車と共に過ごす日々

ゴム糊不要 イージーパッチの 接着力を確かめる

2014-10-14 20:47:08 | 自転車部品・用品
先日、ゴム糊の要らないパンク修理材イージーパッチを使ってみました
それがどの程度の接着強度が有るのか試してみましょう





自転車のパンク修理には一般的にゴム糊とパッチゴムを使います
最近はゴム糊が不要な商品も出ています 先日それを使い模擬修理をしました
それがどの程度接着しているのか試してみます






今回は Panaracer パナレーサーのイージーパッチと
言う商品を使いました Park Tool のスーパーパッチは
同じ 3M のものを使っていると言う案内を見る事も
あります






このパッチは説明書に従い丁寧に施工し
約 30分後の状態です これを剥してみましょう
剥し易い頂点を指先で摘み引き剥します






かなり強力な接着力です 一度で一気に行けません






かなり糊も伸び強固にチューブに引っ付いています
ただチューブが破れると言う手応えでは有りません
ゆっくりと力を加えて行くと徐々に剥がれて行きます






全てが剥がれました この接着強度を手応で表すと
チューブが破れるまでの接着力を 10 とすれば
イージーパッチは 7~8 と言う処でしょうか
パンク修理とすれば充分な手応えだと思います






そのイージーパッチはこの位の伸縮をします






こちらはゴム糊とゴムパッチを使った従来の修理です
これも基本を踏まえ丁寧に修理をしています 修理後
約 2週間でまだ使っていません






これも剥し易い所から剥して行きます かなり強い
手応えです




引っ張る力に耐えられずパッチゴムが千切れました






パッチゴムが接着力に負けています又パンクの
穴が大きければチューブが裂けそうな手応えです

これを先程の手応えで表すと 9 と言う処です








実際に使ってみないとパッチその物の摩擦などに
対する耐久性は分かりませんが 接着力に関しては
糊を使わないイージーパッチでも 使用に耐えられると
感じました





チューブに残った糊はシンナーで拭き取れるのでしょうか







シンナーをタオルに付けて拭き取ってみます






シンナーで拭けばこの様に綺麗に糊は取れます

パッチキットの取説には 修理を失敗すればもう一度
パッチを貼り直して下さいと有ります 又そこには
シンナー等の有機溶剤は使うなとも書かれているので 
少し矛盾は感じます・・ 修理をやり直す時、他の物で
この糊は除去出来るのでしょうか




ただシンナーを使うとチューブの方にもダメージが
有りそうで中性洗剤で良く洗いました そのままでは
表面がヌルヌルしています






パッチ本体はシンナーに対しどの様な反応を
するか浸けてみました




20秒程度の時間です 取り出して引っ張ると
伸縮せずに破れました 有機溶剤には影響を
受ける素材の様ですね 近付けてはいけません





今回の検証は実際に走行していないので検証としては不十分かも分かりません
実走行で問題無く使えると言う結論には相当な期間と距離が必要です

整った環境で丁寧な作業で修理をすれば私は充分使えると思いますが 修理後そのまま
使っていると空気が漏れた、剥がれたと言う事例も有る様です そんな事で緊急用だと
仰る方も居ます その辺は私には判断出来ません  
この商品はスペアチューブと一緒に携帯していれば 出先で複数回のパンクをした時には
きっと役立つとは思います

前回の記事 【 パンク修理用 イージーパッチの使い方 】

コメント (11)
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