大日本人見てきました。
面白かった。かといって、この映画が全く面白くないと思う人がいても、何の不思議もない、それはそれで健全なことだと思う。松本人志というお笑いの巨人に対する翼賛的な雰囲気に対する反発もあるだろう。ストーリー性のない冗長な展開に対する拒絶もあるだろう。ラストの唐突なぶち壊しに対して意味を見出せない人もいるだろう。でも、面白いと思う一部の人間は確実に存在し、私もその一人だった。
この映画、いろいろな切り口で語ることができる。映画の初めから最後まで散りばめられた暗喩、松本人志特有のリアリズム表現、CGの斬新な使い方、などなど。非常に興味深い技術的側面を持っていて楽しめる。
しかし、結局のところ、これだけ賛否両論になった理由は、本当に単純なことだが、大佐藤というキャラクターに対して共感を持てるかどうかなのではないかと。大佐藤はある特殊な自営業者で、代々の家業を継ぐ六代目だ。その家業は以前はかなり繁盛し、今は時代の流れとともに零落した。収入は減少し、周囲からの尊敬は薄れ、家業自体自分の代で廃業することが確定している。
大佐藤は、それらに加え、祖父の痴呆や家族の断絶などの不幸を抱えている。
それらを全て受け入れ、ほとんどゴミ屋敷のような荒廃した家に住み、失礼なインタビューアーに対しては鈍感に振舞うことで対抗しながら、小さな矜持を抱えている。
そして酒に酔った勢いで吼えるのだ。「大日本人だよ!」
こういう自営業者は相当数いると思う。私も彼にやや近い立場の人間なので、みにつまされました。この人間的造形に対する共感なしにラストのシークエンスを迎えた人は「クズ映画」の烙印を押すのも止むをえないという気がします。
あと部分的に気に入っているのは防衛庁の職員2人組へのインタビュー。本編と全く関係のない話を延々ひっぱってのカットアウト。「のりつっこみ」と言っていいんでしょうか。やられました。
面白かった。かといって、この映画が全く面白くないと思う人がいても、何の不思議もない、それはそれで健全なことだと思う。松本人志というお笑いの巨人に対する翼賛的な雰囲気に対する反発もあるだろう。ストーリー性のない冗長な展開に対する拒絶もあるだろう。ラストの唐突なぶち壊しに対して意味を見出せない人もいるだろう。でも、面白いと思う一部の人間は確実に存在し、私もその一人だった。
この映画、いろいろな切り口で語ることができる。映画の初めから最後まで散りばめられた暗喩、松本人志特有のリアリズム表現、CGの斬新な使い方、などなど。非常に興味深い技術的側面を持っていて楽しめる。
しかし、結局のところ、これだけ賛否両論になった理由は、本当に単純なことだが、大佐藤というキャラクターに対して共感を持てるかどうかなのではないかと。大佐藤はある特殊な自営業者で、代々の家業を継ぐ六代目だ。その家業は以前はかなり繁盛し、今は時代の流れとともに零落した。収入は減少し、周囲からの尊敬は薄れ、家業自体自分の代で廃業することが確定している。
大佐藤は、それらに加え、祖父の痴呆や家族の断絶などの不幸を抱えている。
それらを全て受け入れ、ほとんどゴミ屋敷のような荒廃した家に住み、失礼なインタビューアーに対しては鈍感に振舞うことで対抗しながら、小さな矜持を抱えている。
そして酒に酔った勢いで吼えるのだ。「大日本人だよ!」
こういう自営業者は相当数いると思う。私も彼にやや近い立場の人間なので、みにつまされました。この人間的造形に対する共感なしにラストのシークエンスを迎えた人は「クズ映画」の烙印を押すのも止むをえないという気がします。
あと部分的に気に入っているのは防衛庁の職員2人組へのインタビュー。本編と全く関係のない話を延々ひっぱってのカットアウト。「のりつっこみ」と言っていいんでしょうか。やられました。
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