<むしまるQゴールド 熟考の2001年度 その8>
ミドリガメのうた 作詞/平方宏明 作曲・編曲/大森俊之 歌/イサム&ヨウコ・フロリダ'66
ミドリガメは、実はミシシッピアカミミガメの幼体で、大人になると甲羅長30センチを超える大きな体に育ちます。家の中で飼いきれなくなって池や川に捨てられるケースが多いそうですが、ミシシッピアカミミガメは生命力、繁殖力ともに強く、在来のイシガメやクサガメなどの生態系を脅かす要注意生物であり、侵略的外来種の1つとされています。
『ミドリガメのうた』では、ペットショップで可愛いミドリガメを見つけて飼っていた青年が、成長するカメをもてあまし、池に捨ててしまいます。ある日青年は、育った大きなカメと出会い、「きみはあのミドリガメなんだろ?」と問いかけます。アカミミガメは「わたし今もあなたのカメなんでしょ?」と答えます。ボサノバのリズムに乗せ、男女のデュエットでちょっとほろ苦いやりとりを歌います。
元ネタは、ボサノバの名曲、セルジオ・メンデス&ブラジル'66の『マシュ・ケ・ナダ』。マシュ・ケ・ナダの歌詞に、「O aria aio oba oba oba」という部分があります。「オバ、オバ、オバ」で、オバが3回、オバサンの歌ですから。
これをベースにカラオケ・デュエットソング風に仕立てたのですが、参考にしているのはヒロシ&キーボーの『3年目の浮気』ですね。で、これらのネタバラシが「歌/イサム&ヨウコ・フロリダ'66」というわけです。
イサム&ヨウコのイサムの正体は、キングトーンズのベースボーカル石塚勇さん。ご本人のブログで明かしていました。そして、ヨウコは高橋洋子さんなのだそうです。
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