ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

金時山

2013年05月14日 | 旅 行事
富士山の絶好のビューポイント、足柄山の金時山に登ってきた。
世界遺産になりそうだからというわけでもなく、学生時代の友の提案に乗り、もう1人山好きの学友を誘って
善は急げで話がまとまった。
先週の三保の松原に続き、2週続きで富士の雄姿を拝めたことになる。
小田急線で小田原駅に到着⇒バスで50分千石⇒ここから歩き5分で登山口⇒40矢倉沢峠⇒20分で金時神社の分岐点⇒あと20分で金時山山頂・・・標準タイム75分のところ、ムリしないで4,5回休憩し、120分近くかった。
どこからか、「ホーホケキョッ ホーホケキョッ」 ウグイスの声が元気づけてくれる。
このコースは、健脚むき、狭い上に結構きつい坂が続き、一人は足がつったり、息が上がったり。
朝、家を出るときは、雨模様の空が、頂上に着くころには晴れ間が広がり、雲から突きでた富士山が見える。
8合目くらいまで、真っ白な雪をかぶっている。
どこの山も、若い女性:山ガールが多いと聞いていたが、ここも熟年女性と同じくらい多い。
千葉からきたという3人娘は、箱根湯本で別れるまで、コースがずっと一緒だった。
山頂は、静岡県と神奈川県の県境、しかも神奈川の2つの町の境界でもあり、
1市2町の交点を中心に、それぞれの方角に向けて、祠のようなものが祀ってある。
たしかに、晴れわたった日には、眼下に広がる御殿場周辺のすそ野の上に、左右に伸びる富士の稜線が実にみごとだろう。
富士山を中心にしたカルデラ、外輪山の一つがこの金時山という。海抜1213m 
♪まさかり かついだ金太郎 クマにまたがりおウマのけいこ ♪
ハイシドードーハイドードー ハイシドードーハイドードー ♪
あの金太郎の童話で有名な山だが、別名猪鼻山という。
源頼光の家臣「坂田公時サカノキントキ」にちなんで、金時山と呼ぶようになったとのこと。
四天王の一人と言われ、気は優しくて力持ち、人望が厚い郷土の誇りの出世頭だったのだろう。
但し、実在の人かも疑わしく、静岡県小山町の金時神社、滋賀・長浜市の芦柄神社など諸説がるあるようだ。
下りは、公時(きんとき)神社に立ち寄った。境内に、大きなマサカリと小さな土俵・・・子どもの日には、子ども相撲が行われたのかもしれない。先の山ガール3人娘は、土俵の上で相撲をとるポーズをして面白がっている。
何をやっても楽しいお年頃、ほほえましい。

今回の一番の目当ては、金時娘・・・父親の死去(S20享年42歳)のあと、山頂茶屋を守り続けてきた80代半ばのおばあちゃん。
TV、新聞などで今や有名人、うどんなどを忙しく作ってくれている。今や伝説的な人だ。
父親は新田次郎の「強力伝」のモデルで、富士山の山運搬人(強力=ボッカー)で、200kgの機材を白馬岳の山頂に担ぎ上げたという金太郎のような人だったらしい。
天井には、登頂者番付が並び、TOPは4700回、以下3500回と続く。
登山バスからの眺めは、新緑が目に鮮やか、ところどころ藤らしき紫の花が彩りを添えている。
ガラスの森美術館」星の王子様ミュージアム」の看板・・・サン・テグジュペリ(仏)の「星の王子さま」600万部の国際的ベストセラーに因んだ記念館。キツネとの絆「かんじんなことは目に見えない」が有名なフレーズ、「星の王子さま 学」まであり、一度行ってみたいと調べたことがある。強羅というのも、聞き慣れた名所だ。
さすが箱根・芦ノ湖・・・観光地の華やかさを感じながら、車窓からの眺めを楽しめた。

帰宅して、万歩計を見ると、21,800歩!心地よい疲れを感じた。



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