ご隠居さん:自我や世間の枠にとらわれず、社会の潤滑油となりたいものです。 AI時代は 人間らしい自由な発想がカッコいい

年を重ね、経験を積むにつれ、その時々の思いも変わっていく。その足跡を残しておくために

高萩市 長久保赤水

2016年06月11日 | 旅 行事
昨日まで3日間、茨城の高萩市で仕事、駅前の銅像「長久保赤水」のことを調べて感動した。
伊能忠敬より 42年前に日本全図地図を作成、明治初期まで 「赤水図」として一般に普及.
幕府の命で 組織的に海岸線を歩いて実測して作られた「伊能図」ほど正確ではないが、一人で見聞を集めて独創した功績はスゴイ。
今話題のニホニウム元素の発見も偉業には違いないが ある意味 研究システム力とオカネの成果のようで感動が少ない。
仕事で訪問した会社も 鋳物の街「川口」で創業 「技術で世界に問う」の志で特殊鋳造一筋の強みを持つ。工場はイモノ砂とか溶融炉の職場など、決してキレイな職場ではないが、創業者の趣味で 社内は画廊のように多くの絵が飾ってあった。ホンモノの理想には美が付きもの?という事だろうか。
儒学者でもあった赤水翁も「ほんとうの仕事だけでなく 楽しみながら学ぶことが大事」と子供たちに理想を語リ、農民の窮状を訴える建白書を水戸藩主に出したりしたいう。
「清学の人 長久保赤水」という本の紹介では「たとえ百歳まで生きても 学びのない者は 生きている価値がない」とまで言いきっていたとか。

先日の広島訪問: オバマ大統領は 核なき世界-戦争のない世界という理想を捨てず、一方で 安倍首相や舛添都知事は現実に埋もれて もがいているだけ! の様に感じられて一国民として失望するばかり。
「世界の中心で輝ける国に!」とか「東京を世界一の街に!」とか、空虚なかけ声は、理想や美学からは程遠い。
高齢社会の老人は ささやかでも自分なりの理想を求め、語れる様にならなければ、長生きしても それこそ価値がない。
今 我々年寄りは 現実に流されすぎている?
赤水翁に 色々と考えさせられました。
高萩駅は 駅舎を出た時から気に止まったが、ホテルの女性から大正ロマネスク建築?と聞き納得。どことなくシャレていて、今ちょうど建て替え計画で話題になっている原宿駅のような雰囲気がある。
高萩駅舎

原宿駅舎

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