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「小龍に乗って、いざ離島へ」東龍洲 Tung Lung Chau

2010年04月24日 | 香港の旅
 香港等の東。釣り人と、香港には珍しいキャンプ地があるため、アウトドア派や若者がちょっぴり集う(キャンプ自体があんまりメジャーじゃないから)。行き方はMTR(地下鉄)の西湾河駅から徒歩10分くらいのなぜか愛秩序湾海濱好演と言う、公園の中から突如出向。乗り場には看板も何も無く、船(こいつも難民船だ)が着くと、おっちゃんが下りて来て、おもむろに乗船口の看板を立てるだけなので、要注意。ベンチの前が乗船場だ。
 土曜4往復、日・祝日7往復のみの運行。所要30分。ほかに鯉魚門(レイユームーン)の三家村からも土日・祝日に運行されているが、こちらはなぜか往路よりも復路の方が便数が少ない。なぜだ?
 この島の特徴は、岩肌に打ち付ける波にある。南国の穏やかな海ではなく、どちらこt言えば、日本海的。そしえ、その波が洞窟になった部分に入り込んで、噴水の用に打ち上げるのだった。
 冒頭に触れたキャンプ地の先、岬の先って感じか? ただね、ろくな道もないばかりか柵なんて物も無いから、見とれていると、そのまま、「さようなら」の危険性大。草むらを歩いていたら、崖だったりもするからね。
 もう一つの目玉(?)は、砲台跡地。何でも明朝時代(1368~1648年)に要塞として開拓されて以後、1662~1722年には貿易の警備の為の砲台が造られた。そして、大砲8台と常備兵25人が駐屯したそうだ。
 その遺跡を1979年から3年がかりで修復し現在のように復元したそうで、発掘時は古代人の生息跡も出てきたそうだ。近くに無人で無料の展覧館もある。
 ここは体力的には問題なく、昔懐かしい日本の田舎に来たような感じ。畑の中にポツリ、ポツリと民家があり、畦道には電信柱。ちょっとした小浜島。ちょっとしたですよ。飽くまで。あんな狭苦しい住宅難の香港とは思えないくらいのどかです。
 何もしなくてもいい。ただ海を眺めながらのんびりしたいならここだ。
 もはや島ではトイレに行かないと前日から気合いを入れていたので、トイレ事情は分からないが、島には1軒軽食もとれる売店があるので、ここで借りるか、キャンプ場に仮設トイレがあったからどちらかだろう。売店では、買い物しなくても、おばちゃんが手書きのコピーした地図をくれた。
 香港の人ってせかせかしているが、離島はどこの島でも、まだまだ優しい人付き合いが出来る。

写真は左上から時計回りにフェリーから観た島の全景、あちこちに自然が造った洞窟がある、洞窟に打ち寄せ吹き上がる海水、古代人が残した石刻、砲台跡地の遺跡と展覧館、キャンプ場
 

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