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アウトベールセル ブザールトご予約のご案内

ブザールトは2012年、アウトベールセルとリンブルフ州のワインクラブDomus Ad Fontesとのコラボにより生まれたビールです。Domus Ad FontesのGuy Geunis氏はスパークリングワインの製造で知られ、彼によってランビックをその所謂シャンパーニュスタイルで仕上げるというユニークな試みは、他にはないハイブリッドなビールを生み出しました(現在ではアウトベールセルにおいてその工程を全て行っています)。

ブザールトランビック ミレジム2012 
Bzart Lambiek Millésime 2012

アルコール度数7.0% 750ml瓶

ブザールトランビックは、12ヶ月熟成のストレートランビックを瓶詰めし(その際スパークリングワイン酵母と砂糖を加えます)、その後シャンパーニュスタイルの瓶内二次発酵を行います。瓶内熟成を完了とするまでその間最低9ヶ月は寝かせるところを、今回のミレジム(ヴィンテージ)2012は3年もの長期熟成を行いました。これはテストケースかつ初お目見えということです。その後動瓶により集められた澱を澱抜きします。打栓前のリキュール添加は行わず「ノンドゼ」に仕上げます(2016年)。

非常に辛口で、瓶内二次発酵による繊細な泡立ちと洗練された口当たりが軽快にして優雅です。比較するとアウドグーズのほうが力強く感じられる程です。

このビールはワールドビアアワード2016にて「ワールドベストブリュット/シャンパーニュビール」に選ばれました!


ブザールトクリーケンランビック ミレジム2012 
Bzart Kriekenlambiek Millésime 2012

アルコール度数7.0% 750ml瓶

ブザールトクリーケンランビックは、ベースのクリーケンランビック(生のモレロチェリーを1Lあたり400g使い、圧搾してランビックに6ヶ月浸漬します。)を瓶詰めし(その際スパークリングワイン酵母と砂糖を加えます)、その後シャンパーニュスタイルの瓶内二次発酵を行います。瓶内熟成を完了とするまでその間最低9ヶ月は寝かせるところを、今回のミレジム(ヴィンテージ)2012は3年もの長期熟成を行いました。これはテストケースかつ初お目見えということです。その後動瓶により集められた澱を澱抜きします。打栓前のリキュール添加は行わず「ノンドゼ」に仕上げます(2016年)。

とてもアロマティックなビールで、辛口でありながらもクリーンなチェリーの甘みが心地良く、瓶内二次発酵による繊細な泡立ちと熟成によるアーモンドのような風味が楽しめます。


どちらも特別に長期熟成されたヴァージョンで、優れた飲み頃にてデゴルジュマン(澱抜き)された、旬の味わいをご堪能いただけます。市場出荷後も瓶内熟成を続けるアウドグーズ、アウドクリークなどとの風味の違いが非常に興味深いですね。
とはいえブザールトも完成から5年後の賞味期限を与えており(今回の2種は共に2021年6月30日)、シャンパーニュがデゴルジュマン後も熟成するのか否かという議論があるのも踏まえて、さらに寝かせてみるのも面白いかもしれませんね。


*2017年5~6月入荷予定です。各種1ケース6本入。皆様のご予約お待ちしております!
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Bersalis Sourblend


ベルサリス サワーブレンドは2016年にアウトベールセル醸造所再建10周年を記念して造られた、ちょっと珍しいタイプのビールです。現在醸造家/グーズブレンダ―であるヘルト・クリスチアンス氏は、再建以来ベテランのブルーマスターと共に働きながらブレンディングの技術を修得し、やがて目を見張るような品質のランビックを造るようになりました。今回醸造所再建10周年を記念して、彼はそのブレンディングスキルを少し異なるスタイルに生かそうとしました。トラディショナルランビックのファンを増やす目的で、ランビック及びサワービールに馴染みのない多くの人達のためのきっかけ、入り口となるようなビールを造ることにしたのです。それはエールとランビックをブレンドするブレンドビールというスタイルで表現されました。このタイプのブレンドビールというのはいくつか存在していますが、ランビック醸造所が自ら上記のような目的において造るというのは初めてかもしれません。元々彼らはランビックを造る環境のための資金を稼ぐ目的で、ヒューグ醸造所に委託しベルサリスというエールを造っていました。今ではアウトベールセル醸造所の基幹商品ともなっていますが、そこに思いを馳せればこのベルサリスとランビックのブレンドというのも再建10周年記念に正にふさわしい試みといえるのではないでしょうか。

ブレンド比率はベルサリス7割にランビック3割でアルコール度数6%に仕上げています。実に爽快なブロンドサワーエールで、ブロンドエールの持つ麦芽風味とトラディショナルランビック特有の複雑な香りが調和しています。エールらしいボディを感じつつも、ランビックの乳酸発酵による優しい酸味がこのビールをとてもさわやかにしています。またランビック由来のブレッタノマイセス酵母がこのブロンドサワーエールに奥深さを与えています。
来週にはアントワープ港を出航し、3月中旬には入荷となります。20Lワンウェイケグ(ドリウムケグ)仕様となります。皆様お楽しみに!
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先達の方の本



僭越ながらこの本の著者について少し述べたいと思います。この方の輸入ビール業界における業績はとても大きく、端的に言わせてもらうとベルギービールを日本人として咀嚼し、分解し、日本の文脈の中に再構築したのだと思います。外国オリジンのものを日本流にしてしまうのは日本人の得意とすることとよく云われますが、彼はベルギービールでそれをやってのけたのだと思います。日本流にしたというのはベルギービールを和に溶け込ませたという意味です。日本人にとってのベルギービールって何なのかということ。結果、和の美意識にベルギービールを位置付けたというか。どのようにそれができたのかは当時の現場を知らない自分には勿論分かりませんが、独特のセンスと飽くなき探求心はその人柄から伺えます。

品質管理からサーヴの仕方、商品構成そして消費者へのアプローチに至るまで彼によって業界の常識が大きく変わったといえます。またそれは日本における現在のクラフトビールの潮流のための土台をつくったということでもあります。それが具体的にどういうことなのか詳細はこの本を読んでいただくとして、ブラッセルズと彼が最良の部分を担っていたことを否定する人はいないでしょう。

個人的には過去ベルギービールウィークエンドにおいて間近に接する機会に恵まれました。ドラフトでもボトルでもそのサーヴの仕方、姿はまさに匠の技です。姿も美しければサーヴされたビールの完成型の美しいこと。一切無駄がなく見る者を感動させる力がありました。ここまでしないと文化ってつくれないんだなぁと思ってただただ見ていました。またお客さんとのトークにおいても真似のできないユニークな面白味がありました。
「こんな人がいるんだ。」

この本ではブラッセルズの創業者を初めとした日本でのベルギービール黎明期を語った第三章が個人的に好きですが、ほかの文章にも随所に学びのヒントが語られています。滝沢さん、またベルギービールやってください!

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Van Eecke/HET SAS から Leroy Breweries へ


先月のベルギー・ゲントにおける展示会において、ファンエーケ(またはヘットサス)醸造所は新醸造所名をルロワブルワリーズとしたことを公表しました。エクスポートマネージャーのダニーさんが9月に来日した際その話は聞いていたのですが、準備は整っていたのでしょう、早くも動き始めました。現在ブルワーとしてファンエーケにいる次期11代目!当主の若きカレルルロワ(ポペリンフスホメルを1981年に創り出したカレルルロワは彼の祖父であり同名です)がリーダーシップを発揮し、なにかと保守的といえたこの醸造所の改革に乗り出しています。とはいえ伝統の製法や培った味わいを変えるつもりはもちろんなく、その意味ではより積極的にクラシカルな味わいを前面に出していくということでしょう。それはとても重要なことですし、良い意味でのベルジャンな保守性がマーケットに明確なかたちとなって表れれば、昔ながらのベルギービールファンはもとより新たな愛好家への魅力的な思想的アプローチとなることでしょう。現在の潮流とは一線を画する姿勢といえますが、困難ながらもこの魅力的な使命が評価されるべく我々も応援していきます。



さて元々ファンエーケとヘットサスはそれぞれ別の醸造所としてありました。ヘットサス醸造所は現在西フランデレン州イーペル市ブージンヘに位置していますが、元は近郊にあった水門の場所に建てられました。1572年創業です。サス(SAS)とは水門の意味で、地名となり、また醸造所名もそこから付けられています。ヘットサス(HET SAS)=THE 水門ですね。この建物は第一次世界大戦で完全に破壊されたため(イーペルは第一次世界大戦の激戦地として都市自体が破壊された)、現在の場所に再建されました。ルロワ家の11世代にわたる醸造家系はこのヘットサスにおいてです。

片やファンエーケ醸造所は、イーペルから11㎞ほど西にあるホップ産地で有名な町ポペリンゲよりさらに西のフランス国境沿いの町ワトゥにあります。1624年にこの地の伯爵のシャトーブルワリーとして建てられたのが最初です。その後フランス革命の影響で城とも焼かれてしまい、紆余曲折ののち1862年にファンエーケ家がオーナーとなってからは地元に密着した醸造所として第二次世界大戦後まで重要な位置を占めていました。やがて戦後の1950年頃になると景気の上昇と共に地方の伝統的な醸造所によるビールがマーケットで勢いを増し、ベルギー全土と北フランスの飲食店に広まっていきます。それに伴いファンエーケでも修道院スタイルのビールの醸造が準備され、現在でもフラッグシップの一つである「カピテル」が誕生しました。

1962年になるとルロワ家がファンエーケ醸造所を引き継ぎます。そして1981年、ポペリンゲのホップ祭りのためのスペシャリティビールの要望に応え、当時のブルーマスターカレルルロワにより「ポペリンフスホメルビール」が誕生します。ポペリンゲ産ホップを100%使用した、当時のベルギービールとしては珍しくホッピーなこのゴールデンエールはたちまち人気となり醸造所の新しいフラッグシップとなりました。

ローカルな醸造所として地元を大事にしながらも、近年は海外輸出にも力を入れています。それでもSASピルスなどはイーペル辺りでのシェアが依然強く、ローカルビールの趣きを感じさせます。ヘットサスでは元来ローカルビールを各種造り続けていて、片やファンエーケではカピテルやポペリンフスホメルなど海外へも展開できるビールを出してきたため、どちらもルロワ家による一族経営とはいえ、便宜上ローカルビールはヘットサス(またはルロワ)名義で、そして広域を意識したビールはファンエーケ名義というふうに分けてきました。実際にはヘットサス醸造所のほうが設備と生産量のキャパが大きく井戸水もあるため、生産の割合は断然こちらの方が多いようです。

以前ヘットサス醸造所を訪ねた際、知らない銘柄のローカルビールを多く見つけ興奮した覚えがあります。これらを日本へ輸出できないかその場で頼みましたがオーナーのフィリップルロワに断られたのを思い出します。

今回の名称統合はルロワブルワリーズ(2つの醸造所)としてルロワ家を明確化し、ローカルビールを含めたほぼ全ラインナップをあらためて前面に出して、これらクラシカルなビールを広域に展開していくという表われなんですね。我々としても彼らの造るビールをもっと紹介できる機会がやっと巡ってきたわけです。

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今年のマグマが入荷です!

Troubadour Magma Special Edition 2016 Maris Otter 
alc. 9.0% 20Lキーケグスリム
トルバドゥールマグマのスペシャルエディション2016が入荷です!2011年よりシングルホップで3年、酵母で2年の試みを経て、今年は基本に戻るかたちでビールのアルコール、ボディや甘みといった最も重要なベースを司るモルトに着目し、高級ピルスモルトであるマリスオッター(*)100%で仕込みました(通常レギュラーのマグマには別の3種のモルトを使用しています)。
まず色合いが顕著に異なります。オレンジからゴールドへ。柑橘、南国果物とシムコ―ホップのマグマらしい香りのキャラクターはそのままに、味わいはレギュラーと比べてスパイシーさが若干弱まりその分フルーティさが強まっています。また重層性はないけれど、フルボディのわりにリフレッシュな口当たりになっているのも新たな特徴です。余韻にはドライ感と苦味が長く残ります。

↓まず見た目の違いがはっきりしてますね。


*マリスオッターは1950~1960年代にかけてイギリス・ノーフォークで開発された二条大麦のウィンターバーレイで、その類稀な風味と品質によりプレミアムモルトとして現在まで特別な人気があります。他のモルトに比べて20~25%も高価になるということです。パン、トースト、ビスケット、ハチミツといった豊かなフレーヴァ―が感じられるリッチな麦芽風味が特徴です。
詳細は→http://blog.goo.ne.jp/kinki-beer/e/ea06008dc34a9beda3e39a6f0bc7bcfb

Troubadour Westkust 
alc. 9.2% 20Lキーケグスリム
ケグでは約2年ぶりの入荷となります!ポペリンゲ産のチャレンジャーとマグナム両ホップによるグラッシーで強い苦味にチョコレートやコーヒーのような濃厚なボディが絡み合い、新たな次元の旨味を醸します。ベルジャンタッチのブラックインペリアルIPA。

*共に11月最終週から発送可能となります。よろしくお願いします!
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