波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

思いつくままに    「天国と地獄」

2017-04-24 10:38:38 | Weblog
昔このままのタイトルの映画があった気がしているが、誘拐事件をテーマにした内容だった気がする。確かにこのテーマは生きている人間にとってふと立ち止まって考えさせるものがある。それは人間が最後は「死」を迎えなければならないからである。
その時人は苦しみを避けたいという思いが無意識に働き、天国を望むのだ。そして天国とはいったいどんなところでどうすれば手に入るかということを考える。天国が保証されれば安心できるからだ。そしてこのテーマは何千年も前から語り継がれてきた。
ある人は「それは畑に隠されている宝のようなものである」だからその畑をなんとしても買うことを考える。また天国は高価な真珠のようなものだ、だから持ち物を全部売っても手に入れたいと思う。そして湖に網を投げいろいろな魚を取る。その魚の中からよいものだけをとるようなものだ。とさまざまなたとえの中で試行錯誤して天国を手に入れて安心を願うのである。
日本での神社のお札もそうであり、お守りもおなじであろうか。しかしそれらは気休め的なものにすぎないのではなかろうか。そして天国は「幸せ」と同じようにそしてまたチルチルミチルの「青い鳥」のように見つかるものではないのかもしれない。
しかし真の天国はおのおのが自分の心に持ち合わせているとも言える。しかしその天国であり、幸せに気づくことが少ない。先日も「ダウン症の女の子が天才的な書道家を目指しているTVをみたが、神は人をそれぞれに「タラント」を与えている。そのタラントをどのようにかすかを静かに見ているのである。
天国もそれぞれの人の心にあるのだ。それをしっかりと自覚して生かす努力をすることを考えなければそれは宝の持ち腐れになることを
しるべきだろう。世の中は考えようで「天国にも地獄」にもなることを、自覚して生きるべきだろうと思う。

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