波紋

一人の人間をめぐって様々な人間関係が引き起こす波紋の様子を描いている

思い付くままに    「イースター」

2017-04-17 09:52:25 | Weblog
昨日の日曜日教会の前を通ると大人も子供も手に卵を持っている。卵は色とりどりの色の包み紙に包まれている。キリスト教では世界中で昨日の聖日を「イースター」とする三大記念日の一日なのだ。キリストが十字架に係り三日目に蘇ったとする日でありそれは「命の誕生」を意味するところからきているらしい。
その日私たちは家族が三人で会う時間を持つことが出来た。家族と言っても私と息子、娘の三人である。そんな家族だが三人がそろう事は年に何度もないのだが、昨日は偶然でも会った。
それぞれに家庭もあり、大人になったが、私にとってはかけがえのない家族であり、三人がそろって話す機会はあるようでなく、貴重な時間となった。
話は息子の新しい職場の環境が悪く、悩んでいることが中心であったが、離しているうちに新しい前向きの話になり、息子も気持ちが変わったらしく明るくなり、「がんばってみる」という
姿勢が見えてきた。娘も自分が働いている職場の経験から「入って三ヶ月ぐらいが一番大変なのよ。何処の職場にも変わった人はいるわ。それは仕方がない事だけど、聞き流す事ね。」と自分の経験を通して説き聞かせている。
そして話は海外旅行の話になった。私が今年台湾へ行く予定になっているのだが、子供たちが心配して「どうしても一人では行かせられない」と言い出し、娘が同行すると言う。
息子も「それなら安心だ」と納得する。そんな話で三人は久しぶりに和気藹々とした時間を過ごすことが出来た。それは今までにない、生き生きとした楽しい時間であり、蘇った時間でもあった。そして三人はそれぞれに分かれたのだが、私は「これこそイースターの日にふさわしい
蘇りの日だなあ」と神に感謝を覚えたのである。