セントバーナードのキングスウッヅ犬舎雑感

犬種の正しいタイプを求めて46年
世界に通用するセントバーナードの作出と啓蒙

第三回キングスウッヅセントバーナード家族会より

2017年06月01日 19時11分27秒 | 繁殖の手引き

5月28日日曜日


 

滋賀県琵琶湖湖畔ビーチカフェ「くつろぎ」にて3回目の家族会を開催した。
他のグループの方々が開催するオフ会とかワンワンパーティーと比べると小さな小さなパーティーであるが異犬種同士の集まりでもなく雑種セントバーナードの集まりでもない。
純粋スイスアメリカセントバーナードの集まりでありキングスウッヅセントバーナードの親戚同志の集まりである。

今年も生後2か月のサウロ君が加わりしきりに愛嬌を振りまき一層の楽しさを参加者与えてくれた。

☚サウロ君2か月
繁殖者
四国香川県Jon Hanako さん
後ろの犬は、サクラ(奥井慎吾さん所有)

毎年のことであるが今回もまた、家族会開催にあたり地元の奥井慎吾・レン夫妻に幹事を引き受けていただき、身重な奥さんに小まめに動いていただきスムースに開催できたことは、感謝この上ない気持である。

写真は、☚
Secretary Okui Family
左の犬は。モモジロウ♂(MOmojiroh♂)右は、さくら(Sakura F )次回の発情には、仔犬を産ませてみたいとご家族は、張り切っている。

 

私の家族会の楽しみは、飼い主の皆さんとお会いできることも楽しみであるが、それ以上に当犬舎出身の犬たちの成長具合と私の交配計画の結果を観察でき交配計画の反省点と推進点を垣間見るのも楽しみの一つであり、今後の交配計画に役立させていきたいと考える時間も楽しみの理由である。

今年は、去年この会場で金沢市の愛好家の方に「与作」と呼んでいた仔犬を手渡した。その後飼い主さんの名付けた「さだはる」に変更になったがフィンランドからの注文で残しておいたが輸送費がとてつもなく高かったのでキャンセルになったが当犬舎で残しておいても悪くはないなと思っていた仔犬であったのでその後の成長ぶりと出来具合が気になっていた。

同じく金沢市に住んで長らくセントバーナードを飼育しておられるボスママがさだはるがどこかで遊んでいるのを見て電話で「バランスが良くきれいな犬を見たけどお宅からの犬でない?」と問い合わせががあったことがある。
車を運転していて強い印象を受けるほど好ましい成長を遂げているのか?と、
とても楽しみにして今回参加した。さだはるは、未だ1歳5か月の成長期である。純粋スイスアメリカセントバーナードは、日本在来の多くのセントバーナードと比べると成長進度は、遅く生長期間がその分長い。
そして”ひょろひょろ”としているように見え、”なんだ、あそこの犬は、ひょろひょろだ”とか、”グレイトデーンみたいだ”。”チンケな犬だ。”と、嘲笑して宣伝してくれるレベルの低い初心者並みの愛好者がいるが、ご自分の犬をよく見て他人の犬を語れ!と認識の転換を勧めたい。
どんな批判やケチを付けられようが心配ご無用である。
その証左として次の写真をご覧いただきたい。
この写真は、奈良県苗代家のサン君の1年2か月頃の写真である。
恐らくオーナの方も純粋スイスアメリカセントバーナードを飼われるのは、初めてでこの成長過程に心配されたかと思う。それまでは、先代のセントバーナードは、日本在来セントバーナードで早く大きくなりがっちり短期間で身体成長が固定したと思う。
奥さんからメイルで写真が送ってきた時に「1年前後で肉をつけるな。今はバランスよく体高の成長を心掛けて欲しい。」と返答した記憶がある。(アメリカのショーブリーダーでは、当たり前の事)
現在4歳4か月の完熟期にに入ったサン君の立派な姿を見るときに「あー私の交配計画は間違っていなかった。」と安堵している。次の写真は、先日の家族会での写真である。ひょろひょろ感がなくなり肉が付き体高体長のバランスも良く筋肉の発達した
がっしりした身体に出来上がっている。

そんなわけで「さだはる」も来年再来年には、がっしりした筋肉がより発達し、しなやかにショートヘアー独特の体質の堅い犬に成長するのは、言うまでもない。

サンとサダハルは、同じような血統の組み合わせでアメリカRevilo犬舎の血を引く伯父・甥の関係にある。

一方
舞鶴のジョニーは、La Casa犬舎の血液を承継しているクラシックタイプのセントバーナードである。
滋賀県の雷電もジョニーの兄弟で頭部の造りはスタンダードの要求に近く素人受けのする愛くるしい顔立である。

ジョニー」も「雷電も当犬舎にいた、Am.チャンピオンのジョナサンの顔・体型によく似ている。当犬舎のX‐デイも母親がジョナサンのラインを引いている子供なのだが父親にパウルがかかているため顔がいまいちで田舎侍のままである。

「ジョニー」も「雷電」も6歳となり活気のある歳から少しづつ遠ざかるようになってくるが見た目は、まだ若い。

チビ犬「サウロ」は、血統的には、サンやサダハルに近い。飼い主の奥さんは、顔の造りが違う、と言っていたが体型もそのうちに成長過程にもその違いが分かると思う。血統の違いが明確に解るという事は、それだけしっかりとした系統繁殖が繰り返されてラインの特色が結果的に顕出しているということの裏返しえある。
この系統的な掛け合わせというのは、欧米諸国のセントバーナード先進国では、当たり前のことで格別当犬舎が優れているわけでも何でもない。
これらの先進諸国では、ある程度セントバーナードに精通している人が犬を見ただけで写真であろうと実物であろうと「何処どこの系統の犬だ」と判断できる。
日本では、殆どの繫殖を繰り返している人たちは、繁殖屋であろうが内職繁殖者であろうが出たとこ勝負の無計画な組合わせを繰り返している。
一部の志のある繁殖者は、”外﨑に倣え”とばかりに繁殖犬の固定化あるいは、特徴化を目指しているという話を聞いたことがあるが考え方としては,王道であるが雑種犬を固定化して特徴化しても雑種は、雑種でしかない。全く無意味無駄な労力である。
どうせその志を生かすのであれば、純粋犬(イギリスセントバーナード犬種あるいはスイスアメリカセントバーナード犬種)の純粋化を目指しなおかつ犬舎の特徴化づけた固定化を目指すのであれば傾聴に値する努力だと思う。
更に言わせていただくならば、
在来の日本雑種セントバーナード繁殖者たちは、血統的な悪性遺伝子の淘汰に殆ど無関心か無視を装っている。
例えば遺伝的疾患を継承しないように留意するのが繁殖を繰り返す上で重要なことであるにもかかわらず、直近の血縁に癲癇病が原因でないかも知れないが、癲癇病で死んだと言われている直近の牡犬を交配に使用する等言語道断である。その他水頭症、先天的な悪性股関節形成不全(異常)症、等は、遺伝的疾患であるとしか考えられない。

☚ 写真は舞鶴市のジョニー/サウロファミリー
この写真の中にい匹のセントバーナードと一人のお嬢様が両サイドに写っているが犬は、モモジロウ女性は姫路市からのお客さんである。

このご家族、今回は、到着が一番乗りでこれまでの遅刻常習犯の汚名を挽回した。
このジョニーが関西北部地区のやんちゃ横綱で、南部地区の横綱は奈良のサンである。昨年の秋場所では、両者がっぷりのガチンコ勝負がが見られたようであるが、今年はそんなこともなく平和であった。・・と思いきや

とんだ新人が現れた。
しかも牝である。更に驚くことに、最高齢9歳の兵庫加古川市の”ジーナ”おバーチャンである。
当犬舎に居たAm.チャンピオン、クエイカージャックの最後の仔である。
9歳にもなってオスであろうがメスであろうが喧嘩を売るとは、これ迄も経験がない。
人間もそうなのか?
もしそうだとするならば、自宅にいるときは、ヘルメットを着帽せねばと押入れからヘルメットを引っ張り出そうと思う。
我が家には、ブルドックみたいな95歳のバー様とその娘が権勢を誇っているから・・・
写真は、加古川市のジーナファミリー⇩

来年もまた是非元気な姿を見せて欲しいと、他の参加者共々、願っているに違いない。

追記
次回の家族会は、例年とおり姫路市の宗實先生宅で開催予定である。
日時は、11月12日日曜日の予定であるが宗實先生の了解が問えていないのであくまでも予定である。
幹事は、今年もまたルルコ姐さんにお願いすることになるがよろしく。
詳細は決定次第幹事の方からファミリー宛にご連絡する。

以上
長文のご購読ありがとうございました。

 

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交配と繁殖そして当事者の倫理観

2016年11月24日 20時57分22秒 | 繁殖の手引き

先日は、関東各地でも初雪を見たと報道されており関東では、山梨県甲府地方が一番降雪が 早かったようだ。
当地札幌南郊外の丘陵地帯は、晴れて気温が最低気温を記録した。当然ながら真冬に向かうと気温は、連日最低気温という言葉が飛び交うことだろ。
☚(当犬舎東側遊び場を北方向から南方向の写真)

私のセントバーナード飼育歴も来年で48年を迎えようとしている。
当時の諸先輩方は、亡くなったかセントバーナード飼育を止めている方々が殆んどである。
1週間ほど前、当時の犬仲間で和歌山セントバーナードクラブの代表でもあり後にブロック会長をも務めた和歌山県白浜の今井寿之さんから電話がかかってきた。
「外﨑さんまだ頑張ってるん
だなー。ところで何歳になったんだ?」
と聞くので
「未だ23歳だよ。今井さんは?」
「俺は、34歳だよ。まだ元気で車に乗って全国を行脚して余生を楽しんでるよ。でもあの頃は、本当に楽しかったな。純アメリカ産(スイスタイプ)のセントバーナードを飼育していた外﨑さんの派閥と準イギリス系統(イギリスタイプ)の派閥とでセントバーナード論を口角泡を飛ばしながら議論を交わし最後は、喧嘩になったりもしたな~。そして展覧会場で両派が入り乱れて喧嘩したり、いい加減な審査をした審査員に大会終了後ぶん殴ったり、審査員に文句を言ってる出陳者が履いていた下駄で審査員を殴打したりで皆真剣だったんだよね。今は、如何だね?」
「今はセントバーナードは、出陳しても1頭1席でグループ戦に出て他犬種とガチンコ勝負でポイントをかせぐしかなく、我が家の犬は、この方法でしかポイントを稼ぐぐらいしかないのだけど昔のように簡単では、ないですよ。」
「でも時々外崎さんところ以外のチャンピオン登録の広報がガゼットに出てるじゃないか?」
「あ~あれはね昔千葉の連中がやっていた当て馬の3頭だしでポイントを稼いでいくというやり方だから業者の連中がタイトル犬の仔犬の方が高値で売れるという商売上の必要性からやっているだけで真面目な愛好家は、無駄なタイトル狙いは、しないですよ。」
「何だ!未だそんな八百長臭いことでやってる人いるの?」
「ごく一部の人たちだけだけどね。面白いことに女性までその方式でチャンピオンにしようとする素人がいるのだからびっくり。犬のレベルも愛好家のモラルも低くなるしね。」
「いつの時代にも金儲けで犬を飼育する素人さんがはびこると犬質は、下がるし素人同士のいがみ合いも増えてくるからね。困ったもんだな。」
と昔話を1時間ほど話し旧交を温めた。

この友人が、1982年に日本セントバーナード界で最初に1回の交配で交配料金30万円の大台を付けた張本人である。
☚ Am/Can/Jpn.Ch. Cunos Claus V Cusmar
'81SBCA National Specialty B.O.B
(
写真に見えるイケメン日本人は、私です。若かったですね。)

当犬舎のアメリカチャンピオン,JKCチャンピオン、カナダチャンピオンのタイトル保持犬でアメリカのナショナル展優勝(BOB)という日本犬界初の偉業とその輝かしい成績を持っている犬は。日本では、最初にして最後の犬なので私は、当時のJKCチャンピオン犬の交配料の20万円が最高価格であったので私もそれに合わせ交配の問い合わせには、20万円と回答していた。
ところがこの友人は、交配料には、基準がないのだから外﨑さんに20円入れるから後は値付けは俺にまかしてくれと言って大阪の大金持ちが所有するという雌犬を連れてやってきた。この犬のオーナーとは、30万円の交配料で約束してきたから10万円は、俺に呉れよというものだった。その代わり妊娠しなかったとしても再交配は、なしということも伝えてあるということだった。交配は、無事終了したが妊娠には至らなかったと聞いている。

交配および交配料には、人それぞれに考え方の違いがあって当然であるが高額交配料になると業借間では、当事者間でのトラブルは、業者間のモラルとか商慣習でこじれることなく解決できるが一番質の悪いのは、初心者同士の自称「アマチュア」と称する者同士の争いである。素人初心者同士であるなら事前にしっかり条件とかその後の対応を決めてかからなければならないのに素人のナアナアで済ませ結果がうまくいかなくなってから聞いてない。知らない。とお互いが言い争う始末である。初心者同士間でしっかりした決め事がないのであればその道の先輩たちが築いてきた慣習やルールに解決策を求めるべきであろう。
交配というのは、法的にどんな位置づけになるのであろうか?
理解の仕方は、三つほど考えられる。
①準委任契約
雄犬所有者が依頼された牝犬に自分で生交配(人間でいう風俗の世界で使う言葉「本番」)をして目的を達成する場合。結果的に妊娠に至らなくても契約違反にならない。生交配が終了すれば作業料と材料代(雄犬の射精した精液)が請求できる。。医者の診察代と注射や薬代の請求と同じ法律構成である。委任契約は請負契約と異なり結果を出す必要はない。交配適期かどうかはあくまでも雌犬側の責任である。

②売買契約
牡犬の射精した精液の売買であるとする考え方。この考え方で行くと解りやすいのが人工授精である。あれは、精液を牝犬の膣部から器具を挿入して精液を注入する方法なのでそれは、種牡所有者がするのではなく獣医が法律上はすべきものなのでものすごく解りやすい売買である。
精液を物の売買として考えるのであるから当然民法上の瑕疵担保責任が委任契約説よりより重く課せられると思う。なので種牡の遺伝子に問題があり実害が出るのを未必的にでも認識して精液を売買したのなら損害賠償の問題も起こりうると思う。
この考え方から言うと何年か前に種牡オーナーに黙って種牡を交配に使ってしまった事件があったが、あれは完全な「精液ドロボー」「窃盗罪」ということになる。
(人間にも精液ドロボーって有り得るのかな???と又くだらない事を考え始めた。)


③請負契約
とする考え方も想定できるが
つまり交配適期と思われるメスを連れてこられ種牡と交配をすることで外観は、①や②と変わらないが必ず妊娠させなくてはならないというリスクが伴う。そのためには種牡所有者は、雌犬の交配適期を自分で確認し間違いなく妊娠させられる日を確認して交配しないと不妊娠だと債務不履行で訴えられても法律上はおかしくない。請負契約というのは仕事の完全完成を目的とした契約であるからである。解りやすく言うと建築屋が住居建築を依頼されて人が完成後そこで日常生活が普通にできる状態にして引き渡す法的義務があるので屋根だけつけてあとは知りませんという訳にいかないのと同じである。
この考え方に近い損害賠償の請求が問題となった例もある。
全くの素人さんが自分の犬の子供の姿を見たいとのことで種牡所有者宅に行ったところまだ時期的に早いので種牡所有者が交配適期になる日まで預かり交配してお返ししましょう。と言って数日預かり交配したが子どもはできていなかった。交配料と牝犬の預かり料でかなりの金額を取られた上に不妊娠だったので雌犬所有者が妊娠させるのを請け負って預かったのだから不妊娠は、お前の側に責任がある。という理由であった。結果は、聞いていないが種牡所有者の責任は、明確だと思う。
しかし、一般的にこの考え方は、種牡所有者には、支持されないであろう。

私も交配料を巡っては、嫌な経験をしたことがある。
今年3月末に私が世話をして前所有者の高齢による飼育困難な状況からある訓練士に仔犬2頭返しの条件で譲渡し種牡も当犬舎の”パウル”を交配するという前所有者と約束をの上訓練士も大喜びで友人宅に雌犬を引き取りに行った。
予定通りその雌に発情が来て何日頃交配に行きますと連絡があった。交配を依頼したりされたりする時は、交配金額、支払時期、妊娠しなかったときの対応は、事前に確認し合意しなければならない事は当然なので事なのでと訓練士は、交配料の金額を問い合わせてきた。
「現金交配しかしませんから交配時に15万円持ってきてください。」
と伝えると解りましたと快い返事であった。
しかし
交配予定当日
「外﨑さん交配料高くないかい?」
「どうして?」
「他所で聞いたり調べたりしたんだが何処も半値ぐらいなんだけど。」
「チャンピオンタイトルを持っているから良い犬だとは、私は、言わないが、パウルは、数度交配してすべて仔犬を妊娠し、生まれた仔犬の犬質も保証できる種牡ですよ。仔犬の中にはパピ―キングを獲得したりFCIインターナショナルでグループ2席に入った牝もいるんですよ。パウル自身も見ず知らずの犬たちとガチンコ勝負でチャンピオンになり、リザーブキングをも獲得した雄犬は、ここ数年では、JKCチャンピオンでは、このパウルだけですよ。」
「そうですか・・交配料来月では、駄目ですか?」
「来月何時頃?」
「来月末までに」
☚ パピーキングに輝いたバース。
杉井星美(小田原市)所有8か月時
ハンドラー:福岡健治郎(横浜市)

「その頃には、妊娠しているかどうか解る頃だろう。妊娠していなければ払わないと言うのじゃないのか?」私は、内心交配詐欺師の使う手口と読んでいた。遠方の牝犬の場合妊娠しているか出産したか種牡所有者には、解らない。妊娠して出産していても、悪意の雌犬の方から「妊娠していませんでした。」と言われればそれまでである。勿論交配料をもらっていないので交配証明書など出せるわけがない。産まれた仔犬は、ペーパーなしで売るか他所のオスの交配証明書を偽造して作成するかしかない。
私は、たとえ交配料を現金で頂いても仔犬の頭数と内訳を確認しない限りあまり交流のない方との交付は、交配終了時渡さず、出産後にしか交配証明書を交付しない。
私は、このような交配詐欺を2例ほど聞いている。
会話を続けよう。
「では、あなたを信用して交配料は来月ということにして交配手間賃として5万円用意してください。これは、交配料の支払いのときに差し引きしますから。」」
「そのお金もないです。」
「じゃー前所有者との約束は、どうするんだ?他所の犬とかけるという訳にはいかないぞ。」
「・・・・・あの犬(パウル)には交配料15万円の価値の犬ではない。」と捨て台詞を言って電話を切った。

結局前所有者は、犬を引揚当犬舎でしばらく預かることとしたが交配をしたが時すでに遅しであった。
交配料は、現金即払いというのは、犬社会では、当たり前のことであり牡犬の精子の売買である。犬にしても牛馬にしても冷凍精子は、全て金銭による売買の対象である。生交配(人間でいう本番)や、その場での人工授精は、生ものの売買であり手間代もかかるのである。生交配(本番)や、人工授精に掛け売りなどという習慣も言葉も、当てはまる犬社会などない。。
妊娠しなかったから払わないという屁理屈を言う輩の商業感覚というか商業道徳を繁殖者の多くは、許すはずがない。
種牡犬所有者は、毅然たる姿勢を示し交配料がないのならはっきり断らないと後でという甘ったれた同情は悪癖しか残らず犬交配のモラルの荒廃にしかならない。

もっと厳しい言葉を使うならセントバーナードのような大型犬の仔犬を繁殖させるつもりなら、それなりの設備環境、経済的環境、智的環境が揃わない限りしないほうが良い。
猫や雑種の犬が物置の小屋で出産するのとは、全く異なるのである。

交配のときから出産までの間に大きなお金がかかるのである。
嘘か真かわからないが仔犬が産まれる前に手付けとか予約金を請求する繁殖者もいるようだということを聞いた。しかもその金は交配(人工授精を含む。)にかかる費用の一部に充てるということだ。

噂どうりであるなら何と、さもしい繁殖者ではないか。
仔犬が生まれるかどうか、無事仔犬が育ち新所有者の手に渡せるか如何かは、神仏ぞのみ知る。である筈だ。
生体の出産前の金銭の享受は、犬社会でも一般市民社会でもあっては、ならないことだと思う。

☚(当犬舎所有犬
Am.チャンピオンrevilo's quaker Jack (18か月時)

最後に
種牡として世間に「私の種牡です。交配料は現金で00円です。」と犬仲間に所有者が豪語するなら少なくても
①仔犬作出の証明ができること
②生交配(本番)で交配できる気力と能力があること(縦んば人口授精するとしても)
直系親族に悪性遺伝子と疑われる発症例がないこと
④犬種標準書に規定されている標準から大きく欠点、欠格事項が徴表されていないこと
  
等でこれは、業者間であろうが愛好家間であろうが種牡としての最低基準だと私は考えている。
種牡については、こういう格言がある。
これは、世界最大のセントバーナードクラブ組織FCI傘下のワールドユニオンオブセントバーナードクラブの会長ウルフ会長が
「良い種牡とは、その犬の賞歴とか輝かしいタイトルでなくどれだけ良い仔犬を作出できたかで判断すべきである。」と述べておられ、先進国の繁殖指導者は、この格言を高く評価して種牡の適否の判断材料としている。

以下「繁殖そして当事者の倫理観」は、次回に続く

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立姿、四肢そして写真の撮り方

2016年10月02日 11時40分47秒 | 繁殖の手引き

北海道のドックショーも今年は、すべて終了し我が家のエースとして頑張ってくれたパウルも今シーズンは、グループ戦に一度も勝てずに終わり、彼のショーキャンペインも今年を最後に終了した。

今年の彼の成績の反省点は、いくつかあるが「敗軍の将、兵を語らず。」という故事もあるので別の機会にお話ししたいと思う。
今年は、私の身体的理由から自分で犬をひけなかったので知人の方にお願いしたがセントバーナードをハンドリングするのは、初めての方なので出陳前の朝、簡単に立姿の姿勢と走りのスピードを理解してもらった。

今日の主題の一般論の話に入ろう。
この2~3年初めてセントバーナードを飼育される方が増えてきた様なのと永年飼育されておられる
愛好家でも自分の愛犬をしっかり美しく立ち姿を見せることができない人が多い。
人間だって記念写真や、公式な写真を撮る時などピシッと着飾り入念なお化粧をして真面目な顔をしたり、笑みを浮かべて少しでもよく写るように写真を撮っている。
なのに、愛犬を家族の一員として飼育しているとご自慢の愛犬の写真を撮る時には、(スナップの写真等は、ここでは、触れない。)不細工な、愛犬の持って生まれた骨格構成上の美しい良い所を見せつけることのない
写真が多い。

それは、セントバーナード犬種の「立姿」というものを理解していないからに他ならない。
下の図は、JKCの標準書セントバーナード標準の項に描かれている犬種図である。と言うことは、セントバーナードの立姿は、こうですよとも言っているのである。

更にAKCの犬種標準書を図解説明してある解説書がSaint Bernard Club of America(アメリカセントバーナードクラブ)から出版されておりそれをもここに掲載するので本犬種の立姿とは、こういうものだと理解をしていただきたい。ここに示したのは、本犬種の外見上の各部分の名称を理解することをも目的に描写されているのでこれからの日本セントバーナード界を引っ張て行こうと意気軒昂な方は、日本の犬界も国際化してしていきつつあるのでこの程度の犬用語(英語、日本語を問わず)ぐらいは、学習してほしい。愛玩犬、ペットとして飼育される愛好家は、別としてショー愛好家や真摯な繁殖者と自称するのであるならば、なおさらである。

また、「うちの犬は、可愛い可愛いで家族の一員として飼っているのでショーに出すわけでもないし必要ない」
と言われる方もいるだろう。

では、逆に質問するが家族の一員だとその溺愛ぶりを吹聴されてる愛犬家の方は、自分の子供や孫には、着飾って写真を撮られると思う。同じ家族の一員と公言するなら愛犬は、晴れ姿を撮らない、理由は、なんだろう?勿論ドッグショーに出すような立姿は取れないというのは、解るが少なくても自然体でで立つときの姿程度には、立てらるはずである。
         

最近は、フェイスブックという情報発信源を多くの愛好家は、利用されておられるが、投稿記事の中に時々台の上に子犬を載せて立姿の練習をしたりリードを付けて歩行する練習をしている写真やヴィデオが掲載されているのでそれらを大いに参考にして欲しい。この練習は、決してショードックのための練習でなく大型の家庭犬として当然のことであるという自覚のもと練習している。
私は、大型犬の立姿の写真を見ると目を画面にすりつけるようにして眺めている。

仔犬時から人間の命令をきちんと守らせ犬の我儘飼い主が押さえつける強い指揮命令関係にないとセントバーナードは、「ブレイキの壊れた大型バス」である事を飼い主は、しっかり自覚して躾に励んでもらいたい。
先日ある投稿で”ゴロンストライキ”なる言葉に出くわして理解に苦しんだ。よくその投稿を読んでいるうちにそれは、散歩に連れ出すときや散歩中に歩くのを嫌がって犬が横になってしまい動かなくなることを指す言葉のようだと理解できた。うまい造語を作り出すものだと苦笑したが”飼主さんもっとしっかり躾をしろよ”とも思った。

ここで改めてセントバーナード愛好家および関係者に発表する事がある。
私は、それらの方々が混乱するといけないと思い余り公にしたくなかったことであるがセントバーナード犬種が
温厚、従順というのは、人間が作り上げた偽善的な言葉であって発生
史的には、襲撃性の高い勇猛果敢な番犬であり牛馬に代わり農耕作業に従事した作業犬でありモロシアンマスチーフ(意味は、モロシア地方の犬)短毛種の末裔であることをしっかりと頭に入れておいて欲しい。
アルプスの峠にあるセントバーナード寺院に本犬種が連れてこられた理由もここにある。
1500年代から1600年代にかけて火災による消滅から再建されたセントバーナード峠に有る寺院は、ローマ側スイス側を行き交う重要な休息地(ホスピス)でもあった。巡礼が活発になり巡礼者が増えると巡礼者の金品を狙い強盗団がたびたび寺院を襲撃しその防御策として強盗団に立ち向かえる犬には、当時存在した数犬種の中から攻撃性の高い勇猛果敢な「谷間の犬」として知られていた本犬種が選ばれたと言われている。
温厚、優しいと言われるようになったのは、強盗団の襲撃も一段落して200年近くも修道院の修道士のキリスト教精神に基ずく慈愛と博愛の精神で育まれ優しく育ったからである。

話は、横道にそれたが
立姿に戻ろう。

FBで特に身近な人の犬の立たせ方には、興味を持って拝見いる。
おおむね皆さん方の立姿は、きれいにそれなりに立たせていると感心している。
それなりにとは、ペットをスナップ的に撮られている写真やドッグショーに出陳して審査員の評価の対象にするかのような立たせ方というように。

いずれの立姿の写真を見てもほとんど前肢は、正確に垂直に立って両足も真直ぐ平行に前方を向いているのだが、残念ながら審査員の評価の対象になるような立姿の写真を撮られている犬の写真の中には、後肢の立たせ方と位置がこうすればもっときれいに正確に立たせられるのにと思う立姿の写真が多い。

下の写真は、AKCの後躯の図説解説書

それでは、お前が俺の犬をきれいに立たせられるか如何かやってみろ!
と言われても無理な場合もあればできる場合もある。と言った方が現実的であろう。

下の写真をご覧いただきたい。犬は、Quaker Jack(クエイカージャック8か月時)初めてのドッグショーで繁殖者のところに預けっぱなしで6か月の狂犬病の抗体検査が終了したので日本に連れて帰ろうとしたときに思い出のために1回ぐらいは、アメリカのドッッグショーに出してみようと3日間の連続単犬種展に出陳した時の写真である。結果は、6か月9か月のクラスで2席3席2席と振るわなかったが、審査員の前では、なだめすかしてやっと立姿を取った時の写真である。このショーの最終日に西海岸で一番の売れっ子ハンドラーのMartin Gloverが繁殖者のオリバーと話しているのを聞き彼が「この犬は、恐らく西海岸でもかなりの成績を残せるのでチャンピオン完成までこちらに置いていったらどうだ」とオリバーに話して私に如何だ?と聞くので預けることになりアメリカチャンピオンを完成して翌年10月に当犬舎に仲間入りしたものである。

そして下の写真は、アメリカチャンピオンを完成すべくキャンペインをしている時の写真である。
ハンドラーは、繁殖者のBill Oliver(ビルオリバー)氏
大腿部が直線にならずきれいなカーブを描き飛節の流れと一直線になっては、棒立ちとなり標準書の規定から見ても

概貌(ジェネラル)
筋肉質で、適度な角度がついている。後望すると、前後肢は平行で近すぎない。
大腿(アッパー・サイ)
力強く、筋肉質で、幅広である。
下腿(ローワー・サイ)
傾斜しており、かなり長い。
飛節(ホック・ジョイント)
角度はわずかで頑丈である。
中足(リア・パスターン)(メタターサス)
後望すると、真っ直ぐで、平行である。
足(ハインドフィート)
幅広く、頑丈で、引き締まり,指趾はアーチしている。デュークローは動きに影響を与えない限り、許容される。
後躯のセットの仕方を棒を斜めにしたような立たせ方(棒立ち)は、標準書から言っても角度のある立たせ方をしないと標準書から外れる後躯の姿では、欠点と見なされる。
飛節からのパスターンは、必ず地面に垂直に立たせるというのが犬を美しく正確に立たせるための重要なポイントとなる。
多くの犬は、自然体での立姿でも角度のある後躯を見せるのに人間が立姿のポーズをとる時角度をなくして棒を斜めにした後躯(棒立ち)にしかできないのには、その理由がいくつか考えられるが少なくても飛節からパスターンにかけては、地面に垂直に立てれば角度も出るのできれいな立姿に見えるはずである。

左の写真は、当犬舎の25か月の若オスカポネの自然体の立姿である。私の目からは、欠点だらけの犬であるが後躯は、スタンダードの要求には、外れていない。

最後に犬の写真を撮ることの注意点を申し上げたい。
スナップで犬の表情を撮る時は、別にして犬の全体像を紹介したり良さを印象付ける写真の場合は、犬のまずるの高さか背線の高さと平行にカメラを構えるのが最もよい姿勢で撮れる秘訣である。一般的には、レンズの習性から高い位置から撮ると頭でっかち短足の写真となり低い位置からだとその逆になるのは、知られたことである。
こんな素人同士のQ&Aで{犬の目線}でカメラの位置を構えると良いと答えているのを読んだが思わず噴き出した。犬の目線なんて360度くるくる動くのに目線に合わせると撮る方も360度回転しながら撮らなくてはならないということだろうか?まるで宇宙遊泳だ。
おそらく回答した人も犬の目の高さだと言わんとしたのだろうがそれならば全く間違いではない。

写真は、撮れば撮るほど上達していく。
まず静止している犬の写真ならしっかりピントを合わせることである。私も初期のころは、ピンボケ写真ばかりであった。その為あだ名を≪ピンボケ親爺」としたが最近では、ホンボケ親爺となってし待った。
次に自分で撮った写真が自分のイメージ通りに撮れているかどうか検証する事も上達の秘訣ではなかろうか。ある人の写真は、幼稚園に上がる前の子供がお絵かきでぐしゃぐしゃに塗りたくったように写真に画像ソフトで色を付けている写真を見るが上達には、つながらない。また、ご自分で撮った写真だから他人がとやかく言う筋合いではないかもしれないが画像に漫画を読むようにセリフを入れているのをよく見かけるがもったいないと思うと同時に低俗な漫画と変わらないとして無視している。

写真には、瞬間瞬間のドラマの記録がありヴィデオとまた違った評価ができる。一枚一枚を大切に撮りその時の撮る方撮られる方の歴史遺産として大事にしたいものだ。

 

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交配適期

2016年03月26日 01時18分03秒 | 繁殖の手引き

本州各地では、あちこちからサクラの開花情報が聞かれるが、ここ札幌番外地では、今朝も10cmほどの積雪。

(写真は、我が家の東側庭と南側にある高さ5mほどの防風林を兼ねた土手)

アメリカでは3月23日は、「仔犬の日」として祝日であるが、丁度30年前のこの日我が家族は福岡県飯塚市からセントバーナード5頭ビーグル1頭シマリス1匹を連れて十勝帯広空港に降り立ち北海道河西郡芽室町に夜逃げしてきた記念日である。
転居先もしばらく空き家であったので門から玄関まで7~80cm積もった雪を押し分けながら歩いたことを思い出す。

さて11月13日にキングスウッヅファミリー会を開催し地元の桃次郎、さくらご夫婦のご尽力を頂いたお陰で多数のワン君と多くのご家族が参集いただいたことに改めて感謝いたします。
次回秋のファミリー会は、姫路市宗實石ご夫婦のお庭をお借りして11月22日が如何かなと考えているが皆さんのご意見をうかがって決定したいと思っている。

(写真は、前回の会場ドッグカフェー「くつろぎ」のバルコニーでくつろいでいる苗代さん所有のサン君 撮影は、明石市よりルルコ

お姐さんの友達Tokudaさんに今回は、多くの写真を撮っていただいた。)

これから先が本題であるが、繁殖などには、全く関係ない方は、あるいは、興味のない方は、時間の無駄と労力の無駄であるのでお読みにならないほうが良い。
先週と今週来週と交配の連続である。当犬舎の犬も含まれるが遠く横浜からと道内の犬が重なってきているから忙しい。
当犬舎以外の犬は、出血を発見してから何日目だと言って持ってくるが私は、その日時は、あまり参考にしてはいない。現に横浜からくる犬は、彼らの認識では、出血から12日と14日目とか13日と15日目と言って慌てて羽田から飛んでくるが1回も彼の指定日通りに的中したことはない。大体1日か2日遅い日付が正解の場合が多い。しかし彼らが言っている日付は、目安にはなる。

(写真は、牝犬所有者のいう日から数えると16日目の交配)
当犬舎は?というとまず出血の初日など気にしたこともなく今日で何日目ということも計算したこともない。すべて犬任せである。当犬舎の種牡でショーにも活躍したパウルは、交配適期にならないと雌犬に交配意欲を示さない。こんな例もあった。ある方が「今日で13日目」と言って雌犬を連れてきたがパウルは、臭いは、嗅いだが全く雌犬に興味を示さずさっさと自分の寝床に戻ってしまった。その日は、あきらめ翌日、乗ることは、のり連結は、したがあまりやる気のない交配で私が命令したので乗ったという感じであった。人間でいうなら「義理マン」というところであろう。
3日目は、積極的に意欲を示し連結をして交配が完了した。そして2か月後には11頭の仔犬が生まれ交配定期は、16日目にあったと思われる。 

このように私は、犬任せ即ち「雌犬の陰部の状態」「雄犬の興奮度」等で交配適期か如何かを判断している。また牡犬たちの遠吠えも参考にしている。適期が近づく当犬舎の雄犬は、夜鳴きをする癖がある。

世間では、スメア検査で適期をとらえると良い。という人もいるがこの方法は、私は信用していないしドブに金を捨てるようなものである。試薬の色の変化を調べる技法であるがセントバーナードという少ない臨床犬で更にスメアテストなるものの臨床例の少ないものを獣医といえどもまず的確には、とらえ切れるはずがない。
もう一つ最近利用されているのが血液検査による交配適期の検査である。これは、アメリカでは、20年ほど前からよく利用されている確率の高い検査方法であるが結構日本では高額の検査料であるアメリカの3倍の検査料を取られる。血中の蛋白質の変化を3回血液を採取して判断するものであるが経験豊富な獣医の診断だとかなり高い確率を残している。アメリカの友人たちはほとんど妊娠しなかったことは、ないという。

話は、余談になるがあるところでこんなことを聞いた。
雌犬の交配に交配料を払たのに妊娠しないのでお金を返金しないのは、「詐欺」だということである。
私は、それを聞いて一瞬面食らった。
確かに雌犬所有者は、子どもを造りたくて事前に有償で交配依頼をするので牡犬所有者が交配適期か如何かを確認しないで交配し妊娠していないのは、交配適期を雌犬所有者に騙してお金だけを取ったというのだから詐欺だという結論のようだ。
なるほど。一理ある話だと思った。
一般論から言うと種牡所有者は、雌犬所有者からの交配依頼で交配するのであって雌犬所有者が今日で何日目だからお願いします。と言って交配するのが通常のルールであって漠然でしか交配適期を掌握していない。私は、妊娠するかしないかは、牡犬とうまく連結して射精をしたのなら雌側の責任範囲であって、雄犬がすでにどこかの犬に妊娠出産の経験をさせていれば使用した雄犬側には責任はないと説いている。
そこで私は、常々童貞の犬を他人の犬に交配をするときは、有償の交配料を取るべきでないといっている。なぜなら子供を作る能力のある精子かどうか健全な子供を造る遺伝子かどうかを確認していないのであるから良識ある種牡所有者ならそれこそ詐欺と言われかねない初体験の種牡の交配料として金品のやり取りはしないであろう。

 

 

 

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ファミリー会

2016年03月14日 21時22分53秒 | 日記

関西地区滋賀ファミリー会が無事終了した.
忙しい中参加された皆様そして会場選択とホスト役を引き受けてくださったレン浅見さんご主人の奥井慎吾さんのご尽力に深く感謝いたします。
ご夫婦の乳飲み子を連れての献身的なお手伝いを頂かなければ成功裏には、終了しなかったと思い改めてお礼を言いたい。
また参加された皆様の遠くは、岡山県と広島県の境に近い浅口市から来られた「J]君のご家族、北陸金沢市から来られた与作改め「さだはる」君の新飼い主さん遠方より有難うございました。

(会場となった滋賀県野洲市のマイアミビーチドッグカフェ「くつろぎ」当地での開業は、9年になるそうだ。宿泊設備も整っており私はここに前泊してゆっくり参加できた。)

さて、今回も私は、参加された当犬舎出身のワン君たちを拝見して成犬齢を過ぎた犬たちは、それぞれ円熟味を増しまろやかさを感じ取ることができた。

同胎犬である舞鶴ジョニー君と滋賀県北平のらい伝君とが見分けがつかないほどそっくりになってきている。昨秋に見たときには、らい伝君は、まだ幼さが残っている顔立であったが今回は、両者を見間違えるほどよく似てきており人間で云えば男40台の一番充実し渋味の出てきた年代である。後2年間ほどは、貫禄が付きセントバーバードの荘厳さが感じ取ることができる期間であるので楽しんでいただきたい。

(写真左がらい伝、右がジョニー)

この犬達の父親X-Fileは、アメリカ南部ジョウジア州のアトランタ市近郊のLa Casa犬舎から導入したアメリカチャンピオンLa Casa's Jonathan を父親に持ち頭部の大きいコンパクトな犬の直仔であるのでそのジョナサンの趣を孫犬であっる両犬は、よく出ている。
金沢市の中山さん所有のボス君も孫にあたるが母親がジョナサンの直娘であったのでより強くジョナサンの血液が窺がい知れる。いずれもコンパクトな造りである。

続いて今回参加した他の牡犬豊岡市ダン君と生駒市のサン君は、祖父は、同じである。ということは父親同士は異母兄弟である。ダンの父親は、テイルウインヅでサンの父親は、ストンジュニアで血統的には、オレゴン州のRevilo犬舎の流れである。現在当犬舎の多くは、この犬舎の血液でアメリカセントバーナード界に大きな足跡を残しているAm. Ch.Revilos Quncyのラインが2本3本と入っている血統である。
(写真は、今年5歳になる豊岡ダン君残念なことに左足を現在治療中で他の犬と混じって遊び回れなかった。そんなダン君を連れて今回の家族会に出席頂いた飼い主さんの英断に涙が出るほどうれしかった。「ダン君有難う。早く元気になってこの秋また会いましょう。」)

この4代祖クインシーは、体高があり大きく四肢の長い伸びの良いタイプの子供を輩出するラインである。話は、少しずれるがクンシーが1997年コロラド州でAnual National Specialty が開催されBOBに輝き一躍有名になってから多くの繁殖者の間では、Breed Standard (犬種標準書)で概貌(General Appearance: Powerful, proportionately tall figure)で記述されているセントバーバード像をクインシーにオーバーラップして犬造りの指針にした繁殖者が増えこれ迄のコンパクトな短足に見えがちなセントバーバード像の焼き直しに励んだ。私もその一人である。
そのクインシーの血液を背景にしているダンディーとサンは、伸びのある四肢を持っているので日本の日本在来セントバーバード特有の短足胴長と異なりバランスよくすらっとしている。また顔つきも同じような顔つきをしている。
若オスのサン君は、大きくバランスの良さでも参考になる犬である。顔つきも当犬舎出身犬であると一目でわかるクインシー顔をしている。
今回もう少し時間が採れたらきれいな立姿で写真を撮りたかったがスイッチが入ってしまいハイテンションになり他の雄犬とのツーショットスリーショットの写真撮影は無理と思い雄犬たちのきれいな立姿での揃い踏みは、しなかった。あれだけの出来上がりの犬なので他の犬との社交性も身につけば大きなドッグショーでもグループ戦でも好結果が残せると思う。次回には、何とか絵になるような写真を撮ってみたい。

(写真は、サン君3歳 サン君のお母さんには、太らせるな背丈の伸びに重点を置いて育てて欲しいと口やかましくお願いしていたので1歳ころの写真を思い浮かべると願い通りの筋肉質のやや痩せ気味の姿であった。恐らく今は75kg前後から80kg前後はあると思う。成犬の場合適正体重というのは、体高から10cmを差し引いた数字が体重の適正数値と判断すると良い。とアメリカの指導的な立場の方から教えられている。例えば体高80cmならマイナス10cmで70kg前後が適正体重であると考えてよい。

なので成犬は、背丈があればあるほど体重があるのは、当たり前である。

さて今回同胎仔犬が5頭集合した。ロングヘアーとショートヘアーがそれぞれおり一見顔だちが違うように見えるが同じ条件の毛種になればみな同じに見える。

(左から浅口市ジェイ、東近江市桃次郎、金沢市サダハル)
小さい時からいけないことは、駄目ときつくしかり躾ないと大きくなって飼い主の制止が効かない犬になってしまい飼い主が苦労する。雄犬の場合は、生命を持った凶器ともなる。事故が起きてからでは、悔いが残るだけなので命令を効かない場合には、力尽くしで抑え込まなくては、従順であるという「セントバーバード神話が」崩れる。駄目とかノーと大声で叫ぶとどんな状態にあっても命令に従う躾をしないとセントバーバードの飼い主のとなる資格は、ない。犬に引きずられるというのも躾がしっかり入ってなく従順な温和な犬でないことの証でもある。命令に従わない犬には、暴力も必要である。暴力を使わないで命令に従わせるためには、仔犬の時から確実に絶対服従の躾をお願いしたい。食事の時にマテをすると喜んでおられる飼い主さんがおられるがそれは、それとして一度飼い犬にスイッチが入ってテンションが上がった時など大の男でも抑え切れない。犬同士の喧嘩となってがっぷり噛み合ったら男一人では離せないことも頭に入れておいた方が良い。

今回集まったY3胎は、とても賢く性格の良い子たちのはずである。母親スコッチの性格は、従順かつ温和でほかの犬に対する警戒心攻撃性は、全くない。子育ての産育箱の中にほかの犬が入ってきても無頓着であるし威嚇あるいは、排除の行動をしない母犬も珍しい。

最後に当日飛び入りで参加されたセン家族をご紹介したい。
会場のオーナーから時々見える方も参加したいとのことを聞き是非とお誘いした。
当犬舎から直接ではないが当時加古川市に住んでいた福岡君(現在横浜市)からの紹介で入手したようだ。
現在7歳の男の子でアメリカに行ったストンの子供である。ダン君やサン君の伯父さんにあたる

 

 

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