畑の雁と梟

2011-11-24 06:54:09 | 鳥(Birds)


マガン(Anser albifrons frontalis) Greater White-fronted Goose



飛島2日目。
昨日、シラガホオジロを見ていた時に上空を鳴きながら飛んで行った1羽のマガンがいた。そしたら今日は、そのマガンが畑に降りていた。
私達の接近に気が付くとこちらを見るけれど、逃げる体力がないようだ(逃げる体力はあっても人間に対する回避行動に浪費したくないのかも)。しばらく見ていると、こちらに見向きもしなくなった。そのうち嘴を背中に入れて休息の体勢をとったり、何か餌はないかと畑の地面をいじりだしたりした。

ヨレているといえばもう1羽、疲れ果てたコミミズクを見た。
昨日の夕方は海岸にいたらしいコミミズクは、今日は畑の桜の木で目を閉じていた。たまに人の声がすると目を閉じたままクルッと顔をそちらに向けるのだけれど、間もなくもとの姿にもどる、といった感じだ。
この2羽、話によると1週間後の週末にもまだ居たらしく、その後どうなったかが少し心配だ。

草丈の高い草地とその周囲には数多くの小鳥が潜んでいた、ということは前の記事でも述べたことだけれど、今日になっても、つまり悪天候だった日から2日経っても、鳥の気配は多いままだった。
シラガホオジロはこの日も群れで行動していたし、昨日いたシロハラホオジロは今日も見られた。草地から周りの木へ飛び上がるのはコホオアカがほとんどで、その中にシマノジコやオオジュリンなんかが混ざる。シベリアジュリンは見逃した。
草地から飛び立つ鳥の中で気になったのはヒバリ。すぐに草の中に潜ってしまうから静止時の全身は見えないのだけれど、飛翔時には亜種ヒバリよりかなり大型に見えた。そしてなにより「ジュンッ」と低い地鳴き。もしかしたらこいつは亜種オオヒバリなのかもしれない。







【2011/10/09/山形 Tobishima Island,Japan/Oct.2011】


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