「絶頂母子」買いました。
「欲情母子」シリーズを引き継ぐ形での新しい母子相姦コミックアンソロジーになります。
作家陣はそれほど代わり映えがしないのですがこれがなかなかの出来。
母子モノ単行本も出した白石なぎさ先生が巻頭カラーです。
白石先生は毎回特に好きでも嫌いでもないのですが、巻頭カラーにするには荷が重いような気がしますね。
絵にいまいち華がないからでしょうか。
次いで服部ミツカ先生、PURUpyon西東先生、みきかず先生、光刃騎士先生、小河レンジ先生、木村ゴロー先生、室井佐介先生、M−5先生、昇龍亭園楽先生という顔ぶれ。
ご覧のとおり「欲情母子」シリーズから見知った顔が大半です。
服部ミツカ先生が良いですね。
女装趣味の息子モノは今回二本も収録されているのですが、服部先生の息子が少年ではなく女装青年である点でポイントが高い。
前も書いたのですが服部先生は絵に凄味が増しました。
ラストシーンで女装から母親に興味が移ったことが描写されているのも高ポイント。
今回一際異彩を放つのが木村ゴロー先生。
母親がエロマンガ家で‥というありがちな物語はさておくとして、実に異質な絵柄というかこの絵でエロマンガを描いていることも驚きです。
おまけに母子相姦とは‥。
実にシンプルなタッチです。
昔の一般ナンセンス漫画のような絵ですね。
これを味ととるかどうなのか‥。
とりあえず評価は保留して次回作があるなら見守ってみたい先生です。
室井佐介先生。
よくある綺麗な絵ですが、ライトな天然ママがそれなりに魅力ですね。
ママがもっとお気楽な感じでなく、もうちょっと禁忌の感じがあったらこの単行本のベスト1になれたのかも(しかも描こうとすれば描けそうだから惜しい)。
M−5先生は絵についてはもう確立されているのですが、ストーリーはどんどん良くなりますね。
母子逃避行の終わりと再生をちゃんと描いているのはすごい。
母子モノ短編のお手本です。
マンネリが著しい昇龍亭園楽先生ですが、今回もいつもの母子(とメガネ委員長)。
いつもと違って今回は珍しく関係の終わりを匂わせる切なさを入れてみたようです。
しかしここまで散々ダラダラしたお気楽母子を描いてきたから今更なーって冷めた見方をしてしまうのでした。
たまには畑違いのところから一つ。
筒井康隆先生の「家族八景」に収録されている「亡母渇仰」。
コミックではなく、小説です。
どうもこの作品が最近コミカライズされ連載しているようですので例外的に取り上げてみました(フォローしてません)。
古い作品で原作は昭和四十年代に書かれています。
よって母子相姦にたいする見方も非常にステレオタイプ的でおぞましさの象徴として描かれています。
物語は極度のマザコンである27歳の息子が辿ってきた軌跡と母を亡くしてからの動揺の異様さを描いています。
なお母子相姦シーンは劇中ありません。あくまで関係がったように仄めかされるだけ。
この「家族八景」自体が全て人の心を読めるテレパシスト七瀬という少女(お手伝い)から通してみた各家庭の暗部を映し出す作品群ですので、どれも暗く設定としては最近のライトノベル的でありながらその明暗はかけ離れています。
「家族八景」は当時としては珍しいファンタジー的要素のある作品ですがその描き方というのはどうも読んでいて胸が重ったるくなる旧来のニホンテキブンガクを思わせます。
ニホンテキブンガク特有の薄暗さと重ったるさは苦手です。
暗ければ暗いほどいい、救われないなら救われないほどいい、悲しくて惨めな心の傷を抉るような作品ならなおいい、というあの糠味噌くさい世界。
ああ、もうそんな話は見たくないし、聞きたくない。
(そういうものを味わえないことこそが人間的未成熟の証拠であり、だからこんなブログを作っているようなお前はダメなんだ)という誰かの声を私はこの「家族八景」を読んで勝手に心の中で感じているのですが理論武装して応じる学も気力もないです。
そんなこんなでこの作品を読んでから最近どうも元気が出ないのでした。
「欲情母子」シリーズを引き継ぐ形での新しい母子相姦コミックアンソロジーになります。
作家陣はそれほど代わり映えがしないのですがこれがなかなかの出来。
母子モノ単行本も出した白石なぎさ先生が巻頭カラーです。
白石先生は毎回特に好きでも嫌いでもないのですが、巻頭カラーにするには荷が重いような気がしますね。
絵にいまいち華がないからでしょうか。
次いで服部ミツカ先生、PURUpyon西東先生、みきかず先生、光刃騎士先生、小河レンジ先生、木村ゴロー先生、室井佐介先生、M−5先生、昇龍亭園楽先生という顔ぶれ。
ご覧のとおり「欲情母子」シリーズから見知った顔が大半です。
服部ミツカ先生が良いですね。
女装趣味の息子モノは今回二本も収録されているのですが、服部先生の息子が少年ではなく女装青年である点でポイントが高い。
前も書いたのですが服部先生は絵に凄味が増しました。
ラストシーンで女装から母親に興味が移ったことが描写されているのも高ポイント。
今回一際異彩を放つのが木村ゴロー先生。
母親がエロマンガ家で‥というありがちな物語はさておくとして、実に異質な絵柄というかこの絵でエロマンガを描いていることも驚きです。
おまけに母子相姦とは‥。
実にシンプルなタッチです。
昔の一般ナンセンス漫画のような絵ですね。
これを味ととるかどうなのか‥。
とりあえず評価は保留して次回作があるなら見守ってみたい先生です。
室井佐介先生。
よくある綺麗な絵ですが、ライトな天然ママがそれなりに魅力ですね。
ママがもっとお気楽な感じでなく、もうちょっと禁忌の感じがあったらこの単行本のベスト1になれたのかも(しかも描こうとすれば描けそうだから惜しい)。
M−5先生は絵についてはもう確立されているのですが、ストーリーはどんどん良くなりますね。
母子逃避行の終わりと再生をちゃんと描いているのはすごい。
母子モノ短編のお手本です。
マンネリが著しい昇龍亭園楽先生ですが、今回もいつもの母子(とメガネ委員長)。
いつもと違って今回は珍しく関係の終わりを匂わせる切なさを入れてみたようです。
しかしここまで散々ダラダラしたお気楽母子を描いてきたから今更なーって冷めた見方をしてしまうのでした。
たまには畑違いのところから一つ。
筒井康隆先生の「家族八景」に収録されている「亡母渇仰」。
コミックではなく、小説です。
どうもこの作品が最近コミカライズされ連載しているようですので例外的に取り上げてみました(フォローしてません)。
古い作品で原作は昭和四十年代に書かれています。
よって母子相姦にたいする見方も非常にステレオタイプ的でおぞましさの象徴として描かれています。
物語は極度のマザコンである27歳の息子が辿ってきた軌跡と母を亡くしてからの動揺の異様さを描いています。
なお母子相姦シーンは劇中ありません。あくまで関係がったように仄めかされるだけ。
この「家族八景」自体が全て人の心を読めるテレパシスト七瀬という少女(お手伝い)から通してみた各家庭の暗部を映し出す作品群ですので、どれも暗く設定としては最近のライトノベル的でありながらその明暗はかけ離れています。
「家族八景」は当時としては珍しいファンタジー的要素のある作品ですがその描き方というのはどうも読んでいて胸が重ったるくなる旧来のニホンテキブンガクを思わせます。
ニホンテキブンガク特有の薄暗さと重ったるさは苦手です。
暗ければ暗いほどいい、救われないなら救われないほどいい、悲しくて惨めな心の傷を抉るような作品ならなおいい、というあの糠味噌くさい世界。
ああ、もうそんな話は見たくないし、聞きたくない。
(そういうものを味わえないことこそが人間的未成熟の証拠であり、だからこんなブログを作っているようなお前はダメなんだ)という誰かの声を私はこの「家族八景」を読んで勝手に心の中で感じているのですが理論武装して応じる学も気力もないです。
そんなこんなでこの作品を読んでから最近どうも元気が出ないのでした。
