真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

今の授業のままでは解けない大学入学共通テスト

2017年12月11日 | Weblog
大学入試センター試験は、例年1月13日以降の最初の土曜日・日曜日の2日間にわたって行われる日本の大学の共通入学試験である。このセンター試験が2020年1月で廃止されることが決まっている。

センター試験は全教科・全科目で設問の解答をマークシートに記入する方式となっており、記述式の設問はない。試験会場は国内ほとんどの大学が主となるが、この試験に大学教員、事務方が駆り出され、中でも英語のリスニング試験は非常に神経を使う。

このセンター試験は2019年度(2020年1月)の実施を最後に廃止され、これに代わり2020年度からスタートするのが「大学入学共通テスト」だ。これまでのセンター試験と同様、1月中旬の2日間で実施されるのだが、今の中学3年生(2017年4月時点)から、この2021年1月から実施される「共通テスト」を受検することになる。

問題となっているのは、現在のセンター試験からの大きな変更として、これまでのセンター試験になかった記述式問題の導入と、英語について4技能(読む・聞く・話す・書く)を評価するようになることだ。

新テストの導入にあたっては、「知識・技能」だけでなく、大学入学段階で求められる「思考力・判断力・表現力」を中心に評価するという考えがベースにあり、現在、そうしたテストとなるよう出題内容について検討が進められている。

一般に「思考力・判断力・表現力」を中心に評価する問題を多く出題すると、テストの難易度は上がるだけでなく、この度、2012年1月から始まる大学入学共通テストの試行調査の問題が公表され、知識の活用を重視する新しい入試の方向性が見えてきた。

受けた高校生や学校からは「今の授業のままでは解けない」との声が上がっており、予備校関係者は試験の難化による受験生の二極化を懸念しているし、生徒も今の授業のままでは解けないと感じたらしい。

このため、センター試験を受ける最後の世代である高1生は、「浪人できない」との思いから大学選びが安定志向になるだろうと予備校は分析している。ほらね、ここでまた予備校が出て来て、ビジネスチャンス到来と喜ぶわけです。



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