真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

本当に困っている人だっているのに

2012年06月01日 | Weblog
東日本大震災後の社会不安の高まりを受けて、国の補助金で3月にスタートした無料相談ダイヤルに電話が殺到し、開設2か月あまりでパンク寸前となっているらしい。「死にたい」「5日間何も食べていない」など深刻な悩みも多く、厳しい世相を反映している。

一般社団法人「社会的包摂サポートセンター」(本部・東京)が行う24時間対応の「よりそいホットライン」では、貧困、失業、いじめなどあらゆる悩みを1か所で受け止めるワンストップ型の支援が好評で、1日約2万件の電話に対し、つながるのは1200件程度だ。

全国38か所の支援拠点で、午前10時~午後10時は計30回線、深夜・早朝も計10回線を用意している。1回線に2人の相談員がつき、計約1200人が交代で対応する。活動に協力する各地の弁護士などが必要に応じて助言し、命に関わる場合には、福祉団体などの支援員が相談者のもとへ駆けつける。

今、インターネット上の口コミなどで存在が周知され、今では平均20回かけてやっと通じる状態らしい。相談の7割は生活上の悩みで、30~50歳代からの電話が多い。「失業して家を失った」「生きていてもしょうがない」「誰かと話がしたかった」など、貧困や孤独を訴える声が目立つという。

失業して生活保護を申請中という30歳代の男性は、「所持金が底をつき、何日も食べていない」と助けを求め、衰弱した様子で、「命に関わる」と判断した相談員は、支援員に連絡して食料を届けた例もある。「どこに相談しても、誰も助けてくれなかった」と、男性から感謝されたというのだが、こういう方がまだまだ沢山いる。

だから、理由は何にしろ、公人とかそう言う問題では無くて、『人としてどうよ?」ってことはしてはいけないのだ。生活保護の不正受給が何かと今問題になっている時だけど、本当に困っている人に支援がいっていないこともある。毎月40万のローンを返しながら、他方で生活保護を受けているとなると、理由はなんであれ、納得がいかない人も多いはずだ。

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