真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

やはり解せない(3)

2008年07月09日 | Weblog
釜山の友達のお嬢さんと土曜日にお会いした。田中レイナに似た色白で、素直なとても素敵なお嬢さんだった。大切に育てられたのだろうことはすぐに分かった。二人一緒にいるとやはり間違いなく親子だと思った。

彼女は今横浜にある大学の1年生なのだが、来年もう一度受験に挑戦するのだと言った。今行っている大学の何処が気にいらないのかと聞くと、入りたかった大学に総て落ち、今の所だけが合格できたからだと言った。

学歴社会の韓国では、いわゆるソウル大学などの一流有名大学に入ることこそが大切なんだそうで、日本に留学しても日本の有名大学に入りたいのだそうだ。今通っている大学は韓国で余り知られていないからよりレベルが高く、有名大学に入り直そうという訳だ。

前回にも書いたが、友人はこのお嬢さんに、日本の大学と大学院を出て、日本で就職し、日本人と結婚して欲しいと願っているのだ。韓国では片親だというだけで目に見えない差別があるからだと言っていたので、今、ソウルに住んでいる日本人の友人にメールで問い合わせてみた。

すると、「一人で娘さんをお育てになられたことは、韓国社会を考えるととても勇気が必要でたいへんだったと思います。そのような場合、韓国では本人の意思より、周囲の意思で、隠すと言うより、あえて言わないことが多いように思います。子供を祖父母が育てるケースも多いですから。」という返事をもらった。

この友人は、実は、父親が韓国人とのハーフで、本人はクオーターなのだが、日本で育ったので異文化を感じると言った。今週木曜日にソウルで会うことにしているので、もう少し詳細に聞いてみたいと思っている。

釜山の友達は、最後にお嬢さんが日本に居る間の保証人になって欲しいと言った。お嬢さんが心配なので、日本の母になって欲しいと言う訳だ。異文化をまたまた感じた。さらに、お嬢さんまでもが期末試験のレポートの手直しをして欲しいと言うでは無いか。気の弱い私は嫌とは言えなかった。

韓国人に「ウリ」と言われたら、もう家族も同然だと聞いたことがあったが、私はもうこの友人とお嬢さんに「ウリ」と呼ばれているのか知らん。ちなみに「ウリ」とは私たちという意味だ。つまり私も家族ってことかな。異文化だわ!!



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