真面子の社会観察日記

社会で起きている様々なできごとを真面目に言いたい放題!

若者の車離れ

2008年02月19日 | Weblog
トヨタ車がアメリカのビッグ3を抜く日はそう遠くは無いと言われ、GM、フォードなど数万人規模でリストラを行っているという記事を目にする。しかし、トヨタなど日系自動車企業の売り上げが良いのは海外での車の売り上げが伸びているためで、決して国内での自動車販売数が伸びていることではないらしい。

今は連結決算なので、国内と海外の総計で売り上げ計上するので国内での車の販売が落ちていることは余り知られていないが、若者中心にすすむ「クルマ離れ」が深刻らしい。確かに、都会に住んでいれば、地下鉄やバスなどが発達しているし、以前と比べると公共サービスも格段に良くなっていて、最終バスの時間も夜の12時まで延長され、夜中のバス運行も始まっているので、特に若者は車が無くても別に生活に困ることは無いのだろう。だからか「車がなくても不便は無いし、今後も免許をとるつもりも無い」という若者が増えているのだ。

若者が車を持たない理由トップ3は、価格・維持費など経済的理由がトップ、次いで車庫などの保管場所が無いことと免許が無いである。私が学生の頃は、大学生になったら車の免許をとる、社会人になる前に車の免許をとる、というのが普通だったのだが、今は違うらしい。

もしかすると、都会のような所では、車は子供の居る家庭やお年寄りの居る家庭だけで必要なのかもしれない。友人は、車を所有し税金や諸経費を考えるとタクシーの方が格段に安いから車は持たないというのだが、我が家には86歳の老人がいるので、車はやはり必需品だ。

環境問題のことも考慮すれば、敢て車に乗らなくても良いと思うけど、私が感じるのは、今の若者はなんとなく保守的になっているなって思うのだ。以前にも書き込んだが、若者は余り海外旅行をしなくなったと言うし、行ったとしてもパック旅行で出かけるらしい。

生活環境が私たちの頃とは比べ物にならないほど豊かになっているからなのか、私達の頃は、社会人になったら自分の車を買おうと思ったし、海外旅行に自由に行けるようになるとも思ったものだが、今時の若者は、車や海外旅行よりも他にお金を使う用途が増えたのかも知れない。ちなみに、若者の携帯電話代が月平均2万5千円らしい。

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