きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

宇宙の「つばめ」は平和のためにこそ

2018-01-14 13:08:53 | 平和・憲法問題について
宇宙の「つばめ」は平和のためにこそ



ふゆみ 年末、つばめが飛び立ったね。
のぼる えっ!?ツバメが飛ぶのは春でしょ。
ふゆみ 小鳥じゃなくて、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が打ち上げた超低高度衛星技術試験機「つばめ」の話よ。
のぼる 何だっけ?
ふゆみ 地球観測衛星の多くは高度600~800キロを飛ぶけど、つばめは高度300キロ以下の“低空飛行”に挑む。
のぼる どうして?
ふゆみ 軌道が低いほど地球観測には都合がいい。でも大気抵抗で失速するから軌道の維持は困難だし、機体を劣化させる物質も多いんだって。
のぼる 地表から100キロ以上は宇宙空間と呼ばれているのに、実は真空じゃなかったのか。
ふゆみ そう。高度300キロ以下の超低高度軌道は未開拓の領域。つばめは、世界に先駆けて技術実証をするの。
のぼる 災害監視や地球観測の高精度化につながる新技術の開拓だね。



超低高度衛星技術試験機「つばめ」の想像図(◎JAXA)

軍事転用の圧力
ふゆみ でも、心配なこともある…。
のぼる と言うと?
ふゆみ 安倍晋三政権のもとで、宇宙技術の軍事転用の圧力が強まっている。日本の“宇宙政策の司令塔”とされる内閣府・宇宙政策委員会の議論の過程では、つばめ計画について「有事の紛争地域における偵察衛星事業とすべきだ」という意見もあったんだって。
のぼる え~。まさに戦争の道具じゃん。
ふゆみ 国の宇宙基本計画は「安全保障」に傾斜。宇宙政策委員会の予算配分の議論では、別の衛星計画について「安全保障に有効だと考えたので高い評価をつけたが、変更があるなら評価を考え直したい」といった発言まであったんだよ。
のぼる 「安全保障」に役立たなきゃ評価下げるって、まるでどう喝だ。

尊敬こそ抑止力
ふゆみ そんな状況のなか、文部科学省もJAXAも、複数の宇宙プロジェクトで「安全保障」を前面に出している。
のぼる 研究者・技術者は、業務として軍事動員されてしまうわけか。
ふゆみ 深刻よ。
のぼる 科学・技術がゆがみ、成果の囲い込みが進む。世界の信頼も失うよね。日本の宇宙開発の原点は「非軍事」だ。平和のための科学で世界に尊敬されることこそ、真の抑止力だと思う。

「しんぶん赤旗」日刊紙 2018年1月13日付掲載


超低高度衛星技術試験機「つばめ」の、災害監視や地球観測の高精度化に期待が高まります。
しかし、軍事利用に転用は困りますね。
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