きんちゃんのぷらっとドライブ&写真撮影

「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

データは語る 製造業の「本業離れ」

2017-12-07 16:00:35 | 経済・産業・中小企業対策など
データは語る 製造業の「本業離れ」

製造業の大企業で経常利益が営業利益を大幅に上回り続けています。法人企業統計から資本金10億円以上の製造業について、経常利益と営業利益の推移を集計しました。
営業利益はその企業の本業によって得られた利益です。製造業ではものづくりからの利益ということになります。一方、経常利益は営業利益に営業外利益を加え、営業外費用を差し引いたものです。営業外利益には保有株からの配当金や受取利息などが含まれます。営業外費用には支払利息などが含まれます。




経常利益から営業利益を引いた差額は1990年以降、2000年代初頭にかけては、若干の増減はありつつ、ほぼ同額でした。しかし00年代後半から急激に増え、16年度は6兆円にまで達しています。それに伴い、経常利益に占める営業利益の割合は下落し、16年度は63・4%となっています。08年度、09年度が極端に低いのはリーマン・ショックを発端とする経済危機の影響と考えられます。
製造業大企業における収益構造の主軸がものづくりから、投資や金融に移りつつあることを示しています。ものづくりの軽視は、製造業で相次ぐ不祥事と無関係ではないでしょう。
(清水渡)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2017年12月7日付掲載


1980年代後半、バブル景気のころです。僕の勤めていた東証1部上場の企業でも、営業利益と経常利益の関係は話題になっていました。
会社の幹部は、経常利益が出ていてもそれだけではダメ。肝心かなめは営業利益だと言っていました。まだ、健全だったのですね。
ジャンル:
経済
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