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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

2017年英国総選挙 「恐怖」より「希望」を② 青年が衝撃もたらす

2017-06-13 11:41:25 | 国際政治
2017年英国総選挙 「恐怖」より「希望」を② 青年が衝撃もたらす

2日に放送されたBBCの番組「クエスチョン・タイム」。メイ首相がテレビ討論を拒否したために、45分ずつメイ氏とコービン労働党党首に司会者、市民が質問をぶつけました。
市民から「核攻撃が切迫していたらどう対応するか」と問われたコービン氏は「どんな脅威にもまず交渉と対話で対処していく」と北朝鮮問題での6力国協議、イランの核合意を挙げて答えました。
「世界のだれであれどこであれ、核兵器を使用すれば、何百万人もの生命と環境を破壊する。まったく恐ろしい結果をもたらす」
司会者は「どんな状況でも使用しないのか」と問い詰めます。



6月9日、ロンドンの首相官邸近くで保守党に抗議する若者たち(ロイター)

「核軍縮必要だ」
コービン氏は、「核兵器使用の検討は、世界の外交システムの失敗を意味する。核兵器を先制使用してはならないし、最終的には世界の核軍縮をもたらす関与のプロセスが必要だ。私は世界に住むわれわれすべてが核兵器で破壊されることを望まない」と答えました。
労働党の選挙政策には、党内の右派の意見を反映して、英国が保有する核ミサイル「トライデント」の更新を支持する項目が入っています。保守メディアは、そこに依拠してコービン氏を攻撃しました。
しかしコービン氏の明確な発言は、かえって新たなエネルギーを呼び起こしました。
英核軍縮運動(CND)のサム・ウェッブ議長は、今回の選挙で青年層の参加が目覚ましかったことについて、「これまでの政策は未来を見ていなかった。今回は彼らの気持ちにぴったりとはまった」といいます。
青年は学費無料化だけに反応したわけではない、とウェッブ氏は言います。「福祉や医療を自分たちの問題として考えている。トライデントの問題に焦点が当たったことで、国連での核兵器禁止条約の交渉が知られるようになった。気候変動の問題も大きい」
米英の大学生でつくる大学ニュースネットワーク「ザ・タブ」は、今回の総選挙で投票した学生の声をウェブサイトに掲載しました。

立ち上がる学生
労働党に投票した学生たちは、「両親と兄弟が障害者で国民保健サービス(NHS)の予算削減を肌身で感じていた。この国は長年変化を必要としていた」(22歳、女性)、「今回初めて、主要政党の政策に私の考えが反映されていると感じた」(21歳、女性)と語ります。
投票翌日の夕刊紙イブニング・スタンダードは見開き特集で「政治よりもアボカドのほうに関心があると軽く見られていた世代が、立ち上がって衝撃の結果をもたらした」と報道。その見出しは「ユースクウェイク」。「ユース(若者)」と「アースクウェイク(地震)」を合体させた造語で、今回の選挙の様相を見事に表現していました。
(おわり)(ロンドン=伊藤寿庸)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2017年6月11日付掲載


保守党と労働党では、核兵器に対する政策も真っ向から対決する。
核兵器禁止条約の第1会期(今年3月)。共産党の志位さんとイギリス労働党のハミルトンさん(影の内閣で平和軍縮大臣)との懇談で、「2020年の次期総選挙で勝利し、英国として核兵器禁止条約にサインしたい」との決意。その総選挙は前倒しで行われました。
労働党は勝利はできませんでしたが、保守党を過半数以下に追い込みました。
明らかに変化が起こっています。

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