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韓国大統領選 変革求めた国民② 迷走の保守 根強い支持も

2017-05-15 11:11:11 | 国際政治
韓国大統領選 変革求めた国民② 迷走の保守 根強い支持も

国民の運動が決定的な力となった前大統領弾劾で実施された大統領選挙。若い層が押した中道左派「共に民主党」の文在寅(ムン・ジェイン)氏の当選について、慶北大学法学専門大学院の金昌禄(キム・チャンロク)教授(55)は、「若い世代が政治を動かし、新たな歴史の一ページを開く選挙だった」と評価しました。
一方、大邸市とその周辺の慶尚北道と慶尚南道で保守・自由韓国党(旧セヌリ党)の洪準杓(ホン・ジュンピョ)候補の得票が文氏を上回ったことについて、「この地域の根深い保守意識を見た」とも語ります。



街頭演説する自由韓国党の洪候補=5月6日、ソウル近郊・安山

序盤は1桁台
旧セヌリ党は朴橦恵(バク・クネ)前大統領の弾劾の賛否をめぐり分裂しました。弾劾に賛成し、自由韓国党から離党した議員は「正しい政党」を結成。大邸出身の劉承旼(ユ・スンミン)氏を擁立しました。
選挙戦の序盤、洪、劉の両氏の支持率は1桁台でした。洪氏は文氏を北朝鮮に従う「従北」勢力と決め付け、「文候補が大統領になれば親北政権が誕生する」と危機感をあおりました。
自由韓国党は「保守の団結」を呼び掛け候補一本化を模索しますが、劉氏は拒否。これに反発した「正しい政党」議員10人が投票1週間前に離党する事態となりました。
迷走が続いた保守派。金教授は、保守の地盤が崩れていることを実感しています。大邸市では保守系の得票率が50%を割り、出口調査では全国的に50代以下は、文氏が洪氏を上回りました。

解体危機回避
「テレビ討論や街頭演説などで相手を論理もなしに『従北』と決め付け、ののしる洪氏に対して、若い世代は違和感を持った。もう保守の古い政治手法は通じなくなった」
洪氏が得た785万2849票(得票率24・03%)は固い支持層の票です。恵泉女学園大学の李泳采(イ・ヨンチェ)准教授(45)は「1桁台だった支持率を考えると、洪氏の24%という数字は、党を解体の危機から救い、次の政治活動ができる最低限の得票だった」と語ります。
一方、得票率6・76%にとどまった劉氏に対しては、「韓国に中道保守がいることを示す役割は果たしたが、信頼を得るまでには至らなかった」と分析します。
「今回の選挙は市民の勝利とは言えるが、保守派の力がなくなったわけではなく、支持基盤を固めたとも言えます。文政権が政治改革を進めるためには、今後も市民の力が大切だろう」と語りました。(つづく)(ソウル=栗原千鶴 写真も)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2017年5月12日付掲載


相手を論理もなしに「従北」と決め付ける保守の候補に、若者は違和感。もう保守の古い政治手法は通じなくなった。
日本でもかつてのような反共宣伝は通用しなくなっている。
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