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「しんぶん赤旗」の記事を中心に、政治・経済・労働問題などを個人的に発信。
日本共産党兵庫県委員会で働いています。

核兵器禁止条約と世界そして日本① 「希望のともしび」

2017-07-12 23:14:40 | 平和・憲法問題について
核兵器禁止条約と世界そして日本① 「希望のともしび」

7月7日午前10時46分、ニューヨーク国連本部第1会議室のスクリーンに賛成122、反対1、棄権1の採決結果が示されました。自らの生存をも脅かす核兵器を、人類が初めて禁止する法規範を手にした瞬間です。
鳴りやまない拍手の中、握手を交わし、採決結果を自らの携帯電話におさめる外交官ら。市民も歓声をあげ、喜びを分かち合いました。



閉幕を迎え、肩を抱き合うホワイト議長と国連の中満泉軍縮担当上級代表=7月7日、ニューヨーク(池田晋撮影)

歴史的な達成に 市民社会が貢献
そこに日本政府の姿はありません。しかし、市民社会の代表席では、亡くなっていった犠牲者の分まで見届けた被爆者サーロー節子さん(85)と日本原水爆被害者団体協議会の藤森俊希事務局次長が握手を交わします。壇上ではホワイト議長と日本人女性として初めて同ポストに就任した中満(なかみつ)泉軍縮担当上級代表が肩を抱き合っていました。日本の政党として唯一参加した日本共産党の代表団も大きな拍手を送りました。
最初の原爆投下から70年余り。確かに、議場には唯一の戦争被爆国としての責務と役割を果たしてきた日本人の姿がありました。
昨年12月の国連総会決議で、核兵器禁止条約の交渉開始と早期締結の要請を受け、3月27~31日、6月15日~7月7日の二つの会期にわたり、半年余りの交渉を続けてきた国連会議。最終日には、参加国、市民社会、議長、国連事務局の間にいくつかの明確な共通認識がつくりあげられていました。
各国代表は採択後の態度説明で、この条約採択が核軍縮分野の「歴史的な達成」であることを口々に表明するとともに、市民社会の貢献なしにはここまで到達しえなかったと、惜しみない賛辞を送りました。

「世界を変える」運動の道しるべ
そして、多くの政府代表が市民社会の中でもとりわけ広島、長崎の被爆者らが、核兵器の非人道性に対する認識の広がりに果たしてきた役割に言及。南アフリカ代表は「彼らヒバクシャがいてこそ条約が可能になった」と述べました。
中満氏も演説で、条約に「ヒバクシャの言葉にできない苦難と、たゆみない努力が多国間の核軍縮条約に初めて刻まれた」と言及。この条約は、「核なき世界の追求へ生涯をささげてきた全ての人々にとり、希望のともしびとみなされるべきものだ」と述べ、核廃絶に向けた運動の道しるべとしての意義を強調しました。
同時に、議場で共有されていたのは条約の採択が最終ゴールではなく、核兵器の完全廃絶に向けた新たな出発点だということです。
サーロー節子さんは、演説の最後をこう締めくくりました。「一緒に前へ進み、世界を変えましょう」
会議終了後、日本共産党の志位和夫委員長はホワイト議長と握手、「条約が採択されたことを日本国民を代表して歓迎します」と述べました。
(つづく)

「しんぶん赤旗」日刊紙 2017年7月10日付掲載


「核兵器禁止条約」の源流に「ヒバクシャ」の地道な運動がある。まさに、「希望のともしび」です。
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