センター試験地理B2009年 

センター試験2006~2009年地理Bの解答解説。上のタイトルをクリックすると目次ページになります。

第1問 解答解説(地図と自然)

2007-02-08 | 07地理A
問1【 1 】①
地図のコース
(ア)大圏航路(最短コース)。正距方位図法では、投影の中心(シアトル)からの距離と方位が正しい。
(イ)大圏航路(最短コース)。(ア)の線の通過地点と一致する。メルカトル図法では最短コースが曲がって表現される。
(ウ)等角コース。船舶の航路と北極星の角度から、行き先を定めることができた。海図用の円筒図法である。
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【高校生の地理A、以下教科書と略記】10p:正距方位図法とメルカトル図法における大圏航路と等角航路の区別。
【地理B実践ワーク(二宮書店)、以下ワークと略記】139p:作業1.正距方位図法とメルカトル図法に、大圏コースを記入する。
139p:問題1.東京-ロスアンゼルスの最短コース。
145p:地図作業で、A(東京)とB(バンクーヴァー)間の、等角航路と大圏航路を書き入れる。

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問2【 2 】②
ホノルルの時差は19時間。ホノルル7:40は日本時間で19:00+7:40=26:40。
東京からホノルルまでの所用時間は、26:40-20:10=6:30である。
バンコクとの時差は2時間。バンコク16:50は日本時間で2:00+16:50=18:50。
東京からバンコク間は、18:50-11:20=7:30。
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【教科書】6p:世界の等時帯。


【ワーク】146p:問題1.成田・サンフランシスコ間の到着時間、所用時間の計算問題。
145p:問題1.問3.東京・バンクーヴァーの到着時間の計算問題。
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問3【 3 】②
①○ 侵食作用。海岸の相対的隆起により、海岸線が侵食された地形。
②× 砂丘は、風の堆積作用による。河川・海の堆積・侵食ではない。
③○ 三角州は河川の河口における堆積作用でできた沖積平野。
④○ 河川の洪水時に、砂礫の運搬されてできた微高地。
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【教科書】100p:ナイル川河口は三角州。
【ワーク】5p:問題1.沖積平野の図と関連問題。


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問題4【 4 】②
(カ)A.アリゾナ州モニュメントバレー。風による侵食作用。
(キ)C.イタリア・フランス国境のモンブラン。
(ク)B.アイルランド。大西洋中央海嶺の陸地化。広がる変動帯にあり、島が火山活動とともに分裂中である。
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【教科書】42p:マッターホルンのワイド写真。スイス・イタリア国境アルプスの氷河地形。
【ワーク】6p:3.氷河地形。氷河地形の一覧。
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問5【 5 】④
ロンドンは西岸海洋性気候Cfbである。偏西風と暖流(北大西洋海流)の影響が強い。最暖月平均気温は22℃を越えない。夏は冷涼である。
①× カリフォルニア半島(メキシコ)は砂漠気候BW。なお、カリフォルニア州(アメリカ合衆国)は地中海性気候である。
②× ナイル川河口は地中海岸だが、砂漠気候BWである。
③× 日本の太平洋岸は、気温の年較差が大きい。最暖月平均気温が22℃を越えて高温多湿である。大陸東岸型の温暖湿潤気候Cfaである。
④○ 島全体が西風海流(寒流)とオーストラリア海流(暖流)の影響を受け、夏冷涼である。西岸海洋性気候Cfbである。
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【教科書】89p:西岸海洋性気候は夏は涼しく、冬は寒くはならない。
【ワーク】8p:作業1.温帯の4気候を世界地図に着色区分。
116p:2.ニュージーランドの気候。
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問題6【 6 】①
●南アメリカ。スペイン語が多く使われ、アラビア語は使われない。スペイン語はQ。
●西アジア・北アフリカ諸国にはイスラム教国家が多い。アラビア語はP。
●フランス語はサハラ砂漠周辺の、旧フランス植民地で使われる。フランス語はR。
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【教科書】106p:図2.ヨーロッパの言語分布図。
【ワーク】128p:2.民族。ラテンアメリカはほとんどがスペイン語である。
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問7【 7 】③
①○ 国勢調査の中心は人口調査である。
②○ 道路地図と交通量から、交通渋滞を予測できる。
③× 住宅耐震強度は地図からは分からない。
④○ 消費動向調査と商圏調査から、来店者の予測は可能である。
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【教科書】38p:コンビニエンスストアの立地には、消費行動を的確に調べる。
【ワーク】146p:2.GISとGPS。
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問8【 8 】④
①○ 熱帯林の分布だけではなく、植生分布は衛星写真から正確に分かる。
②○ 砂漠は森林がなく地表面に露出する。また、岩石と地質が一致する。
③○ 地表面の温度は、どこでも測定可能である。ヒートアイランドも分かる。
④× 深海の地形は、人工衛星からは分からない。
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【教科書】66p:口絵① 人工衛星からは夜間の写真も撮影可能である。


【ワーク】15p:作業1.世界地図に乾燥気候の分布を描く。
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