kimitsuku独り言

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桜 咲く

2016年04月30日 | 日記
                  
 北都・札幌にも漸く桜の季節が訪れました。『桜開花』を祝して、好きな桜の和歌・俳句を集めてみました。

    世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし
  在原業平


     花は散り その色となく ながむれば むなしき空に 春雨ぞ降る  式子内親王

    見わたせば 柳桜を こきまぜて 都ぞ春の 錦なりける  素性法師

    ひさかたの 光のどけき 春の日に しづ心なく 花の散るらむ  紀友則

    敷島の 大和心を 人問はば 朝日ににほふ 山ざくら花  本居宣長

    さまざまの こと思ひ出す 桜かな  松尾芭蕉

    散る桜 残る桜も 散る桜
  良寛

 古くから多くの歌人に詠まれてきた桜花ですが、次の詠み人知らずの一首も、なかなか宜しいですよね。

   散ればこそ いとど桜は めでたけれ 憂き世になにか 久しかるべき


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