中村草田男の有名な俳句に、「降る雪や 明治は遠く なりにけり」があるが、今日のKimitsukuの心境は、
「降る雨や 昭和も遠く なりにけり」でしょうか平成の世も28年となり、昭和10年代に生まれた身として
昭和時代って何だったのと感慨に耽ることが多くなりました。正直あまり良いイメージが持てない『昭和』。
世界恐慌・満州事変・日中戦争・太平洋戦争・原爆・敗戦・沖縄基地・戦後復興・バブル経済・公害・格差
社会・少子高齢問題など、まさしく糾える縄の如き禍福を乗り越えて、現在の日本が形成されたのですよね。
今日は『昭和の日』。降りしきる氷雨を眺めながら些か感傷的に、あの時代を振り返ってみました。
北海道の田舎で育ったので戦争の記憶は無いのですが、ひとつ覚えているのは妹と遊んだ「空襲ごっこ」。
ウーウーと警報音を叫びながら、大事な物を風呂敷に包んで背負い、狭い家中を走り回る遊びでしたねぇ。
出征していた父が戻った時、持ち帰った飯盒とスプーンを大事にしていたことを懐かしく思い出します。
その後は貧しいながらも平穏な子供時代を送り、ラジオや映画で様々な出来事を知るようになりました。
白井義男や吉葉山は祖父の影響でしょうし、美空ひばりや石原裕次郎の映画は、いつも叔母と一緒でした。
手塚治虫の『リボンの騎士』に夢中になったり、ロマンティックな洋画に夢見たり、それなりの青春を過ごして
いつしか現在に至った訳で…、まぁ個人的には良しと思える半生を送ってきました。
「激動の日々を経て、復興を遂げた昭和の時代を顧み、国の将来に思いをいたす」趣旨の『昭和の日』に
改めて平和の有難さを想い、この平和が後々の世まで、そして世界中に繋がることを祈念しています。
本日の文面、まさにその通りワタシメにも全く以下同文そのものです。
違うのは生活環境ですが拝読しておりますと、子供の頃の影響ってのはその後の人生に及ぼす事、多大なりを感じますが、お互いに両親の懸命なる庇護の下で平穏というべき、過ごし方をしてきた事はほんとうに有難い事ですね。
あらゆるものが発展と共に、多様化&複雑化してきますし、その反動というべきでしょうか、自然環境にまで及ぼす事あるような中で、これからを支える人たちに共にエールを
お互いに来し方を振り返って感慨に耽る、“お年頃”なのでしょう。
平々凡々ながら、それなりの人生を過ごしてウン拾年…ですものね。
モノ不足は工夫を生み、バブル崩壊は拝金主義を否定し、現在は社会格差が広がって…。
これからの世に幾許かの不安を感じつつも、若者たちの知恵と力に期待しましょう。
ロッテvs日ハム戦 今日は大谷くん先発ですが、何だかヘンな大谷くん今日は、どうでしょね