kimitsuku独り言

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ひとりブツブツ独り言

懐かしいTV番組 『深夜特急』でタイムトリップ

2015年01月19日 | 日記
                          
  
 いやぁ懐かしい~、ドキュメンタリー紀行『深夜特急』 沢木耕太郎:原作、大沢たかお:主演で
20年近く前に製作されたTV番組の再放送を観ました。インドのデリーからイギリスのロンドンまで
バスで旅する青年のドラマ。小田実『何でも見てやろう』や、兼高かおるのTV紀行番組と並んで
その後のKimitsukuを見知らぬ異郷へ誘ってくれた、思い出深い旅のバイブルです。
 好奇心旺盛な青年の眼に映る他国の人々や現状、あの頃に比べて何と殺伐とした世界になって
しまったのかと愕然とします。宗教や社会体制の違いを超えて、融和することは不可能なのか…
“強い者が勝つ”、そんな価値観が蔓延して此の社会を破壊しているような…
歯止めの効かない諸々の世界事象を見聞するにつけ、「あの頃」へ時計を巻き戻したいと思うのは
無力感に捉われる弱者の繰り言なのでしょうか。
 人間の長い営みから見ると、現在の不安状況もいずれ歴史の狭間に埋もれてしまう小さな汚点。
此処まで逞しく繰り返されてきた人間の叡智を信じて、見守るしか無いのかも…。
そんな考えに至った1996年製作の『深夜特急』でした。
コメント (2)
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