
<訃報>中村保男さん76歳=翻訳家
12月9日12時48分配信 毎日新聞
中村保男さん76歳(なかむら・やすお=翻訳家、評論家)9日、肺炎のため死去。葬儀は14日午前10時半、さいたま市浦和区仲町1の12の1のセレモニー浦和ホール。喪主は妻周子(かねこ)さん。 著書に「新編英和翻訳表現辞典」など。訳書にコリン・ウィルソン「アウトサイダー」、G・K・チェスタトン「ブラウン神父」シリーズ、アガサ・クリスティ「漂う提督」、J・G・バラード「結晶世界」「燃える世界」など多数。 僕がミステリーにのめりこんだきっかけは、アガサ・クリスティでも エラリー・クィーンでもなく、中村保男さんが訳されたG・Kチェスタートンの「ブラウン神父」シリーズとフレドリック・ブラウンの諸作であった。 僕らが愛した創元推理文庫の初期名作には、数多く中村さんの翻訳がある。 オカルトの大家といった風貌もあるが、コリン・ウィルソンなんかも、劇作家であり保守文壇のスターでもあった福田恒存さんとの共訳というかたちで、多く紹介された。 J・Gバラードの「結晶世界」「燃える世界」やカール・セーガンの「サイエンス・アドベンチャー」やオルダス・ハクスレーの「永遠の哲学」なども、この人の翻訳であった。 中学・高校・大学と、まともな教養書や研究書よりも、中村保男さん翻訳のミステリー・SF・評論などが、僕の世界を外部に開いてくれたのである・・・合掌! |












