サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

フィルムセンター火災の日

2005年09月03日 | インドア歳時記
9月3日は「フィルムセンター火災の日」。1980年、東京国立近代美術館のフィルムライブラリィーで火災があり、330本の貴重な映画フィルムが焼失した。

現在、フィルムセンターは独立法人化されていると思うが、半世紀以上の歴史を持つこのライブラリィーで、は、3万本の映画フィルム、2万冊の映画関係書籍、3万冊のシナリオ、4万枚を超えるポスター、40万枚近いスチールが保管されているという。

貴重な文化遺産である。

デジタル化対応などのアジェンダはよく知らないが、学生たちや日本映画に興味を持つ世界中の映画関係者が、IT技術を使って、自由に過去の遺産を研究できるようなDB化を望みたい。

テレビに関しては、「消耗品」という意識があるのかもしれないが、惜しまれる紛失、廃棄が多い。NHKアーカイブのような方向が出てきたのは、最近のことである。新しい作品群はデジタル処理が多いので、比較的アーカイブしやすいのだろうが、問題は昔の作品である。
仮に、マザーテープが廃棄されている場合、アナログであっても、個人の好事家が録画しているケースもあると思う。昔から、記録「オタク」はいるわけだから。

こういうのは、協会がリストを作り、協力を呼びかけるべきであろう。文化庁でも、民放連でもいいけどさ。M君も、部屋一杯に情熱込めて録画していたわけだから、「オタク」の社会的価値があがるというものだ。


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6 コメント

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こんにちわ (かりん)
2005-09-05 22:15:16
私は30年位前、映画会社でバイトしていた事があって、当時は、フィルムはセルロイド製でフィルム倉庫は火気厳禁でした。その後フィルムセンターの火災があり、同じ頃にフィルムは不燃化されたように記憶しております。現在は原盤のデジタル化が進んでおり、「風と共に去りぬ」など、美しい画像で見るのもいいですが、あの雨が降っているようなキズだらけの画面もまた懐かしい気がします
こんにちわ (かりん)
2005-09-05 23:02:29
私は30年位前、映画会社でバイトしていた事があって、当時はフィルムはセルロイド製で、フィルム倉庫は火気厳禁でした。その後フィルムセンターの火災があり、同じ頃にフィルムは不燃化されたように記憶しております。現在は、原盤はデジタル化が進んでおり、「風と共に去りぬ」など美しい画像で見るのもいいですがあの雨が降っているような、キズだらけの画面もまた懐かしい気がします。
かりんさんへ (kimion20002000)
2005-09-06 23:28:33
ウディ・アレンなんかは昔のフィルムを実にうまくつなぎ合わせ、またそこに、デジタル映像を重ね合わせたりしていますね。



デジタル化のための人件予算は、世界中の映画好きの学生たちに機材を与えて、やらせれば、いいんです。
かりんさんへ (kimion20002000)
2005-09-06 23:28:34
ウディ・アレンなんかは昔のフィルムを実にうまくつなぎ合わせ、またそこに、デジタル映像を重ね合わせたりしていますね。



デジタル化のための人件予算は、世界中の映画好きの学生たちに機材を与えて、やらせれば、いいんです。
かりんさんへ (kimion20002000)
2005-09-06 23:34:50
デジタル化には、膨大な費用がかかりますが、人件費です。こんなのは、世界中の映画好きの学生たちに機材を与えて、やってもらえばいいと思いますね。
きみおんさん (かりん)
2005-09-07 23:31:02
早速レス頂きありがとうございます。何かコメントの書き込みがうまくいかないですね。懐かしいお話がたくさんあって楽しみです。また時々遊びに来ますね!

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