サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

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26日目「フィラデルフィア美術館展 印象派と20世紀の美術」(東京都美術館)/上野公園

2007年12月01日 | 姪っ子メグとお出かけ

姪っ子メグ オジサーン。さっきから、大道芸ばっか、見てるじゃないの。
キミオン叔父 いやいや。さっきのバトリングも、なかなか芸達者だったよね。もうひとつ貧乏臭いけどさ。静岡なんかで、町おこしで大道芸を招致しているところあるけどさ、東京ではあまりなくてね。野毛あたりの大道芸祭りは、何回も行ったけどね。
あっちのお兄ちゃん面白いわよ。木琴みたいな楽器を手作りしている。で、自転車に乗って、世界中を回っているみたい。いいわね、芸のある人は。
フーン、自分で、オーストラリアで録音したパフォーマンスミュージックを、おひねり2000円でどうぞ!ってアピールしてたけど、今年だけで5000枚買ってもらったらしい。すごいなあ、1000万円じゃないか。それに、僕みたいな、100円おひねりも多いし、さっきのおばちゃんなんか、5000円札を入れてたぞ。なかなか、うまくやってるんだな。なんか、気の弱そうな兄ちゃんなんだけどね。ミュージシャンで、シティバイクのスポンサー提供を受けてるのは、世界で私ぐらいでしょう、って、自慢してた。
いいじゃないの。ちょっとナスビみたいな顔をしてるわ。あたしは、300円、カンパしましょ。





さっきから、迷ってたけど、結局「フィラデルフィア美術館展」にしたのね。
ああ、「ムンク展」と「シャガール展」もあるし。「大徳川展」も興味あるし、「大ロボット展」もそそられるしさ。
でも、関係ないけど、この前、「ロッキー・ザ・ファイナル」見たからなあ。ロッキー・バルボアに敬意を表して、フィラデルフィア美術館展へ。
なんだ、そういうことなの。フィラデルフィア美術館の前の階段を、ロッキーを真似るため、走ってのぼりきって、やったぜ!という仕種をする人が、アメリカには多いみたいよ。
そうかそうか、クロード・モネの「睡蓮、日本の橋」がこの美術館に所蔵されているんだ。日本の庭園や和室もこの美術館には造作されているし、なにより、この印象派の巨匠たちの多くは、やっぱり浮世絵に影響されているものねぇ。
建国の都、フィラデルフィア。1876年、独立100周年を記念して開催されたアメリカ初の万国博覧会から、この美術館はスタートしたのね。多くの個人コレクターからの寄贈で、現在、実に25万点を所蔵だって。王室が買いあさったり、戦争で略奪したり・・・という歴史が、世界的な博物館にはつきまとうけど、フィラデルフィア美術館はそこがちょっと違うんでしょうね。
まあでも、ロスチャイルド一族に繋がる、金融の係累で、財を成したアメリカ組みの資産家も多いんだろうけどね。それはそれとして、写実主義から印象派へ、そしてポスト印象派からキュビズム、シュールレアリズムへという現代絵画の大きな変遷を、いち早く支持し、評価したのは、アメリカのコレクターたちだったんだろうね。
「美のオールスター47作家、奇跡の饗宴!」ですって。たしかに、それぞれは、1~2点のセレクションなんだけど、圧倒されるわね。
じゃあ、オジサン。今回の77点で、個人的に好きな作品、ベスト3をあげましょう!アタシからね。
えーと、メグの第3位。ルノワールの「大きな浴女」。これは、日本初公開だしね。やっぱり、肉付きがいいほうが、美しいわと、自分への言い訳も込めて。
第2位はモディリアーニの「ポーランドの女の肖像」。有名な作品だけど、先日「モディリアーニ/真実の愛」というDVDを見たところなの。アンデイ・ガルシアが扮しているんだけどね。もう、エコール・ド・パリの時代の個性的な画家たちの競い合いを見事に娯楽映画にしてるんだ。この作品も、登場していたわ。
で、パンパカパーンの第1位はアンリ・マティスの「青いドレスの女」かな。いつものように、マティス独特の線画と、大胆な色使いね。青いドレスの女が正面から椅子に座っているんだけど、左手の人差し指を、自分のこめかみあたりに当てているの。その仕種が面白くて・・・。やっぱ、生涯、ピカソのライバルというか尊敬すべき存在であったのがわかるわ。
なるほど、意外と正攻法なんだな(笑)
じゃあ、オジサンのベスト3ね。
まず、第3位はエドガー・ドガ「14歳の小さな踊り子」。これ、ドガがロウで制作して、後にブロンズで鋳造されてるんだけど。ドガに、こんな鋳造作品があったなんて、初めて知ったの。高さは80cmほどなんだけど、少女の仕種が、可愛いのなんの。
第2位はミルトン・エイヴリー「黒のジャンパー・スカート」。ちょっと、アメリカンポップが入っているような感じもするけど、ジャンパースカートの少女が、手を前に組んで、足をちょっと開いて、正面に立っているんだけど、もうとことんシンプル化して、顔は白くのっぺらなんだけど、少女のはちきれんばかりの明るい表情が、浮かんでくるようで。
さあ、第1位です。今回の目玉展示のひとつだろうけど、ルノワールの「ルグラン嬢の肖像」。面白いことに、2位の「黒のジャンパー・スカート」とちょっと似ている構図で、手を前に組んで、白いドレスの上に、黒い袖なしジャケットというかエプロンみたいなのを羽織ってるんだけどね。これは、少女の清楚で上品そうな表情に、ぐーっと惹きこまれていきますな。
ふふ。やっぱ、オジサン、ロリータ趣味あるわね。
あら、4時半になっちゃった。オジサン、西洋近代美術館の前庭で、今日はライトイルミネーションが見られるみたいよ。
そうなの?ロダン像に、ライトイルミネーションか。面白そうだ。行くとするか。


 


 


 


 


 


 


 


 


 



 


 

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4 コメント

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Unknown (美雨)
2007-12-06 09:40:27
はじめまして。トラックバックをありがとうございました*
対話形式の記事、楽しく読ませていただきました。

美雨さん (kimion20002000)
2007-12-06 23:07:59
こんにちは。
美術とかアートとか、門外漢もいいとこの単なるミーハーですからね、見苦しい対話形式も、照れ隠しみたいなもんです(笑)
Unknown (みどり)
2007-12-07 17:44:30
こんにちは。
トラックバック、こちらもつけさせていただきました! 
みどりさん (kimion20002000)
2007-12-07 22:22:14
こんにちは。
美術も素人ですが、いろいろ、ご教示ください。

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