サーカスな日々

サーカスが好きだ。舞台もそうだが、楽屋裏の真剣な喧騒が好きだ。日常もまたサーカスでありその楽屋裏もまことに興味深い。

3.11映画(なにかと影響力を持つ岩井俊二監督の本気度80点)

2012年01月26日 | それでも世界は回る

岩井俊二監督「宇宙戦艦ヤマト」実写版企画を即降板させられた驚きの理由とは!

岩井俊二監督「宇宙戦艦ヤマト」実写版企画を即降板させられた驚きの理由とは!
岩井俊二監督

 [シネマトゥデイ映画ニュース] 今月24日、渋谷ユーロスペースにて、岩井俊二監督の「『番犬は庭を守る』前夜祭出版記念トークライブ」が開催され、約10年のときを経て発表された本作の誕生秘話が、岩井監督によって明かされた。

「『番犬は庭を守る』は当初映画の企画として立ち上がったんですが、あまりにも壮大になりすぎて、企画がボツになったんです」と話した岩井監督。「ボツというとなんだか悲しく聞こえるかもしれませんが、監督の仕事はボツになることが多いんですよ」と明かし、「宇宙戦艦ヤマト」の実写版企画もオファーが来ていたことも告白した。

 客席からは驚きの声が上がったが、「ガミラスがなぜドイツ兵なのかを追求し、話のど真ん中に皇室を出したりしてしまったもので、僕はまたたく間に降板となりました」と、仰天のエピソードを明かして観客を爆笑させていた。

 また、以前、制作中止となった『あずみ』に関しても、「できあがった脚本の9割がオリジナルだった」「『あずみとは、“この身をあずける”という名前の由来がある』とか原作者ですら考えたことないエピソードを入れようとしていたんですが……」と、これまで語られることのなかったウラ話が続々と飛び出し、岩井ファンにはたまらないトークショーとなった。
 
10年ぶりに復活した本作については、「原発を見学したり、リサーチを重ねた作品でした」と話し、「人間が作り出した危険なものを、みんなに考えてもらおうと、問題提起するはずだった小説だったのに、ぼくはお蔵入りにして放置してしまっていた。福島第一原発が起きたあとは、誰に対してでもなく、ただ申し訳ないという気持ちでした」と当時のショックを振り返った。「これは早いうちに出さねば」という作家としての情熱が、監督を突き動かし、出版となった。

「2011年は、311と向き合う腹をくくっていた」という監督の言葉どおり、昨年は、「脱原発」を堂々と宣言し、松田美由紀らとともに、環境問題を考える「ロックの会」を結成した。今年は、本作の出版から始まり、3月にはドキュメンタリー映画『friends after 3.11』の公開も控えている。最高のスタートを切った岩井俊二に、今年も大いに期待したい。(編集部:森田真帆)

「番犬は庭を守る」は、幻冬舎より、2012年1月27日に全国書店にて税込み1,470円で発売

岩井俊二監督は、どうやら本気である。
東北にゆかりがある人だが、3.11の直後からカメラを回し始めた。
『宇宙戦艦ヤマト』にしても『あずみ』にしても、その実写版の情けなさといったら悲しいものがあった。
岩井監督にオファーが来てたというのは驚きなのだが、まあ実現性は薄かったのではないか。

僕は岩井監督だとなんといっても『リリィシュシュのすべて』である。小林武史のスコアも好きで、あるいはこのときだけのバンドのサリュイも好きで、ビデオではあるが10回は見ている。
デヴューの頃の蒼井優もとてもよかった。

これから日本でも原発=3.11を直接にあるいは間接に題材としたドラマやドキュメント作品がごまんと出るだろう。どれだけ出ても出過ぎることはない。それだけの現在進行形の体験である。 

 
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