原子力エネルギー問題に関する情報

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福島の小児甲状腺がんードイツ公共第一放送特派員の報告

2017年04月04日 | 低線量・内部被曝・甲状腺がん・100mSv神話
「さよなら原発デュッセルドルフ」の わしお とよさんが、ドイツの記事を翻訳して流してくださった情報です。
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(元記事)http://www.br.de/radio/bayern2/gesellschaft/notizbuch/fukushima-krebserkrankungen-kinder-100.html

フクシマの子供たちにガン・・・ しかし原発事故とは関係ない


被害者はその話を匿名でしか語れない、日本で、犠牲者たちが二重に被害を受けるからだ。
その運命とその後の社会的差別のせいだ。これは6年前におきた核災害で被害を受けた全員に当てはまる。
これは放射能が原因で病気になった人に特に該当する。

2017年3月10日 ユーゲン・ハーネフェルト ARD特派員

15歳のユーヤ(仮名)は2011年3月、福島県郡山市の女子高校に通っていた。
その2年後、事故当時、県内に住んでいた38万人の未成年は全員、健康調査に呼び出された。
70パーセントがこの検査に参加、2013年にユーヤには何も問題は発見されなかったが、その2年後の二回目の検査では診断は明確だった。甲状腺ガンだ。ユーヤは手術の決心をした。しかし手術は健康検査を行うフクシマの国立病院では行われなかった。

 そこで治療をうけた患者たちは、自分自身の健康状態について、ガンの大きさや悪性度など何も聞かされません。
手術への了解についても何も質問を受けません。これは全くの人権蹂躙です。

甲状腺ガンをもつ子供への援助団体代表・サキヤマ・ヒサコ


ユーヤの母親は娘に最善の治療を受けさせるために高額の借金をかかえた。それは日本で最も著名な甲状腺専門家シミズ・カズオによる内視鏡手術だ。非常に不審なことを彼は発見した。そも そも子供には甲状腺ガンは非常に稀だ。統計では100万人に一人の子供が甲状腺ガンとなる、とシミズ博士。しかしチェルノブイリでもすでに、1万人に一人だったし、フクシマでは2000人から3000人に一人の発病だという。


チェルノブイリとフクシマで共通なのは病気にかかった子供たちの数が原発事故後、明確に上昇したことです。
        シミズ・カズオ    


調査委員会の唯一人の専門家

シミズ博士は17年来、チェルノブイリに毎年行き、一人でおよそ1000人ほどの患者を

ボランテイアで治療してきた。その鑑定力の理由で、彼は福島のガン調査委員会の会

長に招聘された。奇妙なことに、シミズ博士はこの委員会内たった一人の専門家だっ

た。2016年10月に中間報告が出され、その中にはガンの発生率の高さが原発事故と

関係がある可能性は低いとあった。シミズ博士はそこに署名することを拒否し、この委

員会会長の職を失った。この際、彼は直接的な因果関係を主張していたわけではな

く、いずれにしても、さらに調査する必要があると述べていた。


福島の子供たち184人がこれまで甲状腺ガンにかかっている

ツダ・トシヒデ博士は岡山大学環境疫学教授である。彼は、甲状腺患者の平均的数値

と比較すると福島でこの病気は地域によっては20倍から50倍の頻度で出ていると彼

は語った。


このことは、まさに原発事故によってしか説明がつきません。このような頻繁さはあまりに大きすぎます。放射性の空気が最も濃かった、ちょうどその場所に、ほとんどの患者が見受けられます。この雲から離れれば離れるほど、病気の子供は減ります。 
ツダ・トシヒデ


ツダ教授はその認識を2015年10月に公開し、手紙とともに日本政府に送った。手紙

の中には、学会は日本に専門家を送ることもできる、何故なら子供たちの甲状腺ガン

の増加と原発事故との間には因果関係があるのは明白で、そのため専門医者の診察

が必要になるはずだから、と書いてあった。ツダ教授によれば、今日まで福島県からも

日本政府からも何も回答がない。



政治はこれをスクリーニング効果と指摘

福島県側はガンの症例の多さはスクリーニング効果のせいだと語った。調

査すればするほど、症例は多く発見され、まったく手術の必要のないもの

も見つかる。ツダ教授はこれは逆にみれば、子供たちが無駄な手術を受け

る例が増えていることとなる、しかしそうなると、親は不必要な手術に対

して損害賠償金を要求したことだろう。行政側はそういうことは全く望ん

でいないので、ガン検査を総じて減らし始めた、と教授。


いじめられ、烙印を押される



 福島では復興ばかりが取りざたされています。ガン患者やその両親は、その雰囲気を乱す存在として身を隠さねばならないのです。彼らは全く孤立させられています。

サキヤマ・ヒサコ

ユーヤはあらゆるガン患者とおなじように一生、ガンの再発を恐れて暮ら

すことになる。彼女の母親はあらゆる手段を使って資金をかき集め、娘の

傷跡ができるかぎり小さく、目立たないようになるように努めた。被爆者

は社会の中で差別も受けるからだ。彼女はガン患者として結婚もできない

かもしれない。そういう理由で、ユーヤの物語は匿名でしか語れない。


 日本のマスコミは私たちに犠牲者という烙印を押して、何も話してはいけないようにしています。私は、フクシマ出身だからといって日本全国でいじめられます。これでさらにガン患者とでもいえば、私だけが差別を受けるのではなく、家族もみな差別されるでしょう。 ユーヤ

ドイツARD日本特派員 Jürgen Hanefeld 


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