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ヴァニティ/唯川恵 ※ネタバレ含む

2016-10-16 15:09:26 | 作家:や行

唯川恵さんの『ヴァニティ』を紹介します(*^ ^*)
(リンク先:amazon)


【あらすじ】
「こんなはずじゃなかった」との戦いだ―――。恋や仕事、そして結婚に精一杯な“彼女”たちが、ふとした瞬間につまずく虚栄(ヴァニティ)。それはいつかの、あるいはこれから出会う、あなたの姿かもしれない。泣きながら、それでも明日に向かう人々を、巧みに描き込んだ色とりどりの物語。アンソロジー等に掲載された貴重な中短編を、特別な装いで一冊にまとめて贈る、極上の傑作集。





オシャレな表紙とタイトルに惹かれた1冊です。
少し分厚くて持つのが大変なのが難点ですが、中短編集なので飽きることなく、文章も読みやすくて、雰囲気もすごく良かったです。ところどころ、理解が難しい話があったけれども、好きな話や共感できる話はたくさんありました。
その中でも、特に共感したシーンがある2つの作品をご紹介。



『プラチナ・リング』
同じ会社の男・各務と不倫をしている沙恵子が主人公の話。
p.60の『飲むよりも、話をするよりも、早くふたりになって、着ているものをみんな脱ぎ捨てて、身体の窪んでいるところも突起しているところも各務の舌と吐息で埋め尽くして欲しい。そうして、すべてのことがどうでもよくなってしまうあの一瞬に閉じ込めて欲しい。』と言う一文が、なんと官能的で、女の切ない欲望を表していることか。各務が欲しくて欲しくてたまらない、そんな沙恵子の想いがひしひしと伝わってくる一文で、こっちまでドキドキさせられました。


『手のひらの雪のように』
それぞれの恋人同士に浮気された主人公のナオと、俊太郎の話。
p.246からp.248にかけての、ナオと俊太郎の会話、と言うよりも『会えるのがほんの10分でもいい』というナオの言い分に物凄く共感。ちょうどその頃、正に彼に対してそんな思いを抱いていたから、尚のことでした(^^;;
この作品は全体的を通して、男女の恋愛観が綴られていて、よかったです。「そうだナオ、もっと言ってやれ!」って背中を押したくなる感じがしました。



女性向けの小説ですが、わずかですが男性目線も登場するので、男性が読んでも面白いかも?しれません。

拙い紹介ですが、よろしければ1度手に取って読んでみてください(*^ ^*)

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