篠路チョボラ会:その2

2015-11-30 11:38:14 | 記事
年をとってみて感じることが色々あって、
たとえば、人と出会う機会がめっきり減ります。
おそらく仕事との関係もあるのでしょう。
僕などはこうして心のおとなりさん通信を作っているから、
取材と称して人と会う機会は多少あります。
だから、もしもおとなりさん通信を作っていなかったとしたら?
と考えると、新しい人との出会いってまったくないんじゃないだろうか。
そんなことを思うと、友人たちは赤字の雑誌をいつまで作るの?と言いますが、
僕的には、人と会うことのない毎日にぞっとしてくるわけです。
あとは頑張るだけ。ただそれだけと思って、
本日も、心のおとなりさん通信の記事をアップします。
●篠路チョボラ会の2回目です。
 会として問題なのは清掃などに使用する
「刈払機」の購入やガソリンなどの経費及びボランティア保険などの諸経費です。
これらは行政や民間企業の助成金を申請し、
申請が受理された範囲内で活動を行うようにしているため、
会員への負担はありません。
ただし飲食に関しては助成金対象外なので参加者の自己負担となっています。
 「篠路コミセン」で行われている「まなびや会篠路」に
奥山さんはじめ数人がボランティアでお手伝いをしています。
そこでは子どもたちとのふれあいもあり、
「高齢者にスポットを当てた住みやすい町作りも大切だけど、
高齢者と子どもたちがふれあい、
共に支えあう『次世代交流』がこれからは必要になってくるのではないでしょうか。
そして今後はそうした活動にも力を入れていきたいと思います」
と千葉良正会長はいいます。
 活動が始まって5年。
ゴミのポイ捨ても少なくなってきたようだし、
清掃活動をしていると「ご苦労さま」と声をかけてくれる人も増えているとか。
「少しづつでも成果がでてるんじゃないでしょうか」と奥山さん。
何もしないで行政にヤレヤレ言っても始まらないから、
まずは出来ることから自分たちで、という言葉が印象に残りました。


地域の支えあい活動-篠路チョボラ会:その1

2015-11-27 10:15:22 | 記事
札幌にも雪が降り、いよいよ冬です。
昨年に比べて、この時期、何故か慌しい毎日が続いております。
というのは、
実に45年ぶりに仕事のあまった時間をアルバイトにあてるようになったからです。
お金は空から降ってこないし、
夢を実現させようとしたら、やっぱり資本というお金が必要になってきます。
また、今までのように、ひとりでノンビリ好きなことをやっていたのでは、
自分自身がまったく成長しないということも感じました。
65歳という年齢になって成長等と言う言葉を使うのはなんともふがいないけれど、
残った人生、もう一度、青春をしてみたいものだと思ってます。
そんなわけで、
ブログに向かう時間の少なさを「心のおとなりさん通信」記事でホロー中であります。
今回は第7号からの記事です。
●地域の支えあい活動
あなたが住む町の地域活動の参考になればと思い、
各地域で行われている様々な活動を紹介していきたいと思います。

第1回:篠路チョボラ会
①会の誕生:篠路連合町内会が篠路の各町内会に
「高齢者は何を望んでいるか」のアンケートを配布。
回答が多かった「地域に貢献しながら生きがいのあることをやっていきたい」
をもとに「北区社会福祉協議会」「民生員児童協議会」「篠路連合町内会」
「篠路町づくりセンター」の4団体が呼びかけて7、8名で発起人会を立ち上げ、
2010年5月から活動が始まった。
②会員数は111名(2013年末現在)で最高齢は85歳。
70歳前後が多く3分の2は女性。③役員は12名。

     交流会だけに参加する人もOKですよ
 名称の「チョボラ」は「ちょっとボランティア」。
そして会のスローガンは「できる時に、できる人が、できることをやる」
とあります。それも決して無理せずに。
 発起人会から参加し、現在、事務局長を務める奥山睦さんは
「会の目的をどうするかが会を継続していくうえでの重要課題」
といいます。
 同町では以前から「街づくり促進委員会」が天羽(あもん)さんを中心に、
篠路を流れる「旧琴似川の美観活動」が
「1000本桜運動」事業として行われていたことで、
この運動の輪を広げていこうと、
 目的の一つに「地域の自然環境への貢献」を規約に掲げました。
活動は「草刈作業」「花壇手入れ」「川さらい」「ごみ拾い」に始まり、
「チョボラ農園」「滑り止めペットボトル製作」に
「茶話会での料理ボランティア」「ごみ拾いと焼肉パーティ」、
そして「コミセン交流事業の手伝い支援」「高齢者施設の野外活動支援」など、
参加希望活動及び行事は「15」になる。
それぞれの得てや特技、自分の体力を考慮して好きな活動を選ぶことが出来、
2つ3つを掛け持ちしてもOK。
中には「忘年会」「交流会」にだけ参加する人もいます。それでも、
地域から「閉じこもりがちな高齢者を少なくしていきたい」
との思いがあるので、それも大歓迎とのことです。

年をとったら物覚えが悪くなると言うのは怪しいようだ。

2015-11-21 11:38:40 | 記事
最近僕は「ビートルズで英会話」という本を読みながら、
独学で、アイ・キャン・スピークを目指しております。
どうも中学・高校時代の文法が邪魔して、
色々悪戦苦闘をすることが多くて、途中で投げ出してしまったりするわけだけど、
考えたら、自分の話している日本語も、果して文法通り話しているかとなると、
どちらかというとハチャメチャです。
だとしたら、英会話だって、何も主語があって述語がきて目的語は何か、
などは関係ないんじゃないかと思うのです。
ハチャメチャだっていいんです。
よく、単語を並べていたら通じた、という話を聞いたりするけど、
結局は、そういうことなんじゃないかと思うのです。
そんなふうに考えたら、案外、気持が楽になってきて、
小学生低学年ぐらいの子どもとなら英会話ができそうな気がしてきています。、
よく、年をとったら「ものおぼえ」が悪くなるというけれど、
それって、どうも怪しいような気がしてきています。


年をとってしまったという現実

2015-11-20 11:42:40 | 記事
僕としては、気持は若いつもりで青春しているけど、
人からみれば、やっぱり65歳は65歳なんだなあ、
と思ってしまったことがあります。
この10数年、僕はひとり暮らしをしていて、
それはそれなりに自由で楽しいのだけれど、
仕事が終って帰宅した時などは、誰も迎えてくれる人がいません。
50代の時は仕事がおもしろくて、
そういうことはまったく考えもしなかったわけです。
ところが、さすがに60歳を過ぎると、なんちゅうか人恋しいというか、
誰かに語りかけたいというか・・・・。
そうした時に、同じくひとり暮らしをしている友人がいて、
「子猫を育ててみないか」との話。
仕事で出張がある時は「自分も猫と暮しているから預かってやるよ」
と、大変いい話。
じゃあ、子猫をひきとることにしようかなあ~・・・・、
と思っていたら、別な友人が、「子猫の責任はとれるのか」と言うのです。
子猫はこの先15年、20年と生きるのに、
逆に君はこの先、5年、10年、15年で何が起きるかわからない。
70歳になったら認知症で介護を受けてる可能性だってある。
そうなったらどうする?
話を聴いていると、だんだん子猫に対して責任がもてなくなり、
結局、子猫をひきとることはやめました。
子猫の責任をといた友人は「君が50歳なら別なんだけどね」という言葉を聴くと、
そうかあ~・・・、自分ではまだまだ元気だし、この先だって元気でいるようにしよう、
とばかりに散歩をしたり、栄養バランスなども考えたり、
時々「脳トレ」もしているんだけど、それは自分の世界であって、
人からみたら、この先どうなるかわからない65歳の単なる「おやじ」なんだなあ~、と
自覚した次第であります。
考えると悲しくなって、夢も希望もなくなるけど、これが現実なのでしょうなあ~。
そして、この現実の中で自分はこの先、どのような夢と希望を持って生きていくか。
20歳とは違った未来像を描いてみたいなあ~・・、と思いました。



地域の寄り添い支え合い活動-妹背牛町:その4

2015-11-19 00:33:45 | 記事
■集いの場づくり
社協が行なっている毎月1回の行政的サロンではなくて
「普段の生活の中で集まれる場があればいいよね」ということで、
閉店するJAの店舗を町が借りて運営を社協が任され、
ここをNPOや住民の活動拠点にすることにしました。
市街地中心部にあって誰もが集まりやすく、農家地区の人も無理なく集まれます。
前にバス停があって役場もそんなに離れていません。
そこで最初の活動として選ばれたのが週に1度の地域食堂です。
「わかちあい食堂」と名付けました。
今後は行政関係のイベントやNPO主体の交流イベント、
住民主体の介護予防的事業などを行える場所にしていきたいし、
住民のみなさんが自分達で企画したサロンになっていくことを願っています。

■わかちあい食堂
 食堂の運営面に携わる水上明さん(NPO法人わかち愛もせうし理事長)に
お話を伺いました。
「スタッフは6,7人で、調理するのはNPOの役員の奥さん達です。
「高齢者に少しでも喜ばれるメニューを」
との思いで女性スタッフが考えてくれています。
最初は30食ぐらいもでればと思っていたら、
40食から50食ほどになり、多い時は80食になることもあり、驚いています。
月曜日のみの営業ですが、月曜日にしたのは町内の飲食店が比較的月曜日が休みなので、
営業的に重ならないようにしました。
最初に食堂を始めたのは食べることで人が集まると思ったからです。
普通の食堂だったら食べたら帰らなければならないけど、
ここはそのままいてもいいのでゆっくりお話が出来ます。
だからといって毎日となるとそれも大変だし、
誰かの家では迷惑もかかって気も使います。
気を使わずに週に1回集まり、お互い顔を見合って「元気かい」と言って食事をする。
そして食後にぺちゃくちゃ話して「じゃあ、来週、また会おうね」
と言って帰って行きます。
常連さんも出来てきて、中にはあれっと思う人がいたり、
妹背牛に友人がいるからと言って深川から来る人もいます。
いつも来てくれるのに来なかったら、あれ?どうしたのかなあ、
と心配になるので、一つの見守りになるかもしれません。
これからはコーヒーなどもだしたいし、
そうなったらお菓子などを持ってきて団欒も出来ます。
色々な団体、社協さん、みなさんと連携しながら
ステップバイステップで前進したいと思っています」
●住所 妹背牛町1区6町内 ●TEL ■  
●営業 毎週月曜日11時30分~14時まで ●日替わり定食のみ500円

■最後にNPO法人わかち愛もせうしを通して少子高齢化、過疎問題などを考えた時、
妹背牛町だけで解決出来ないことがたくさんあります。
そうした中で考えられるのは広域的な連携で、
医療や社会福祉などの面も、たとえばこの部分は妹背牛に任せて下さい。
というように、妹背牛には妹背牛の強さ、魅力、良さがあるのだからそれを延ばし、
広域でシェアしあうこと。
そうした思いでそれぞれの町が強みを発揮してネットワークを組み、
共同で行ない、助け合うことではないかと思います。
そうした町のあり方をすすめていくうえで、「NPOわかち愛もせうし」の存在は大きいし、
社協としては、住民みんなの思いと集まりでもあるNPOを育てていかなければなりません。
いづれNPOが力をつけてきた時には行政の仕事を請けられるようになればと思います。
こうして誰もが気軽に集まれる場所(拠点)も出来たし、
ホームページを作成してインターネットで発信していくことも可能です。
とはいえ今はNPOが先導して走ってくれているけど、
今後はそれにみんが続いてもらわなければなりません。
任せておけばいいという考え方を脱皮して、元気な高齢者でも出来る、
やれる人に手伝ってもらいたいし、
誰かに任せておけばといいと思ってしまったら町は終ってしまうと思います。
「人輝き・笑顔あふれるまち・もせうし」は人がいきいきしてるね、
人が輝いてるね、という町を目指し、これは住人もみんな同じ思いです。
そしてその思いは今回の「地域福祉実践計画書」に盛り込まれているのですから、
社協としても、この計画書を基にして実現に向けて頑張っていきたいと思います。